
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、モータースポーツ参戦からの学びを生かして進化したGRカローラを、2月4日より全国のトヨタ車両販売店にて注文を受け付けており、3月3日より発売する。
●まとめ:月刊自家用車編集部
米国で発表した進化型GRカローラが国内上陸
今回発売されるGRカローラは、2024年にアメリカで発表された進化型モデル。足まわりの改良などで旋回性能を向上させたほか、パワーユニットの1.6L直3ターボは、中速域でのエンジントルクを現行型に対して30Nm増加させ、最大トルクを400Nmまで向上。トランスミッションも新たに進化型GRヤリスに採用された新開発8速ATのGR-DATを搭載車を設定するなど、走行メカニズムのアップデートが図られている。
進化型GRカローラ。スーパー耐久シリーズなどのモータースポーツに参戦する中で得た学びを生かし、高速コーナーでの旋回性能/加速性能や冷却性能などが改良されている。
前後ショックアブソーバーにリバウンド側で作動するスプリングを内蔵し、旋回時の車両姿勢と内輪の接地荷重特性を改善することで旋回中の車両安定性を向上させたほか、トレーリングアーム取付点を上げることで加速時のリヤの沈み込みを低減。安定した姿勢でのコーナーリングを実現している。
コーナーでの立ち上がり加速に重要な中速域でのエンジントルクを強化。現行型に対して30N・m増加させ、最大トルクを400Nmまで高めることで加速性能の進化が図られている。
空冷式ATFクーラー前のロアグリルに冷却用の開口を設定。ほかにもフロントバンパー側面のサイドダクトに空気の排出用の開口を設けることで冷却用の空気をスムーズに排出できる構造を採用することで、冷却性能の強化も図られている。
運転状況の先読みなど最適なタイミングでのギヤ選択を実現することで、世界トップレベルの変速スピードを目指した新開発8速ATのGR-DATを搭載。
“スポーツパッケージ”がオプション設定
ほかにも、よりスポーティーで上質感のある内装にこだわった「スポーツパッケージ」をメーターオプションとして設定したほか、公道では味わえない躍動感を得られる「サーキットモード」も装着される。
| オプションで選べるスポーツパッケージの内容 | ||
| 仕様 | GR-DAT(8AT/4WD) | 6MT(4WD) |
| シート | 専用セミバケットシート(スライド&リクライニング/GRマーク付) | |
| ステアリングホイール | ウルトラスエード®巻き3本スポークステアリングホイール(鋳物ブラック塗装/GRエンブレムセンターマーカー付) | |
| シフトノブ | ウルトラスエード®巻きシフトノブ(アルマイトレッド加飾リング) +シフトレバーブーツ(ウルトラスエード®/レッドステッチ付 | ウルトラスエード®巻きシフトノブ(アルマイトレッド加飾リング/GRロゴ付) +シフトレバーブーツ(ウルトラスエード®/レッドステッチ付 |
| パーキングブレーキ | 手動パーキングブレーキ(ウルトラスエード®巻きグリップ)+パーキングブレーキブーツ(ウルトラスエード®/ステッチ付) | |
| シートベルト | ELR付3点式レッドシートベルト(プリテンショナー&フォースリミッター機構付[フロント]) | |
| その他 | 鋳物ブラック加飾(メータークラスター/サイドレジスター/ディスプレイオーディオサイド/センタークラスター/シフトベ鋳物ブラック加飾(メータークラスター/サイドレジスター/ディスプレイオーディオサイド/センタークラスター/シフトベゼル/ドアトリムガーニッシュ/ドアスイッチベース/シートオーナメント) | |
| 価格 | 25万3000円 | |
トランスミッションは6速MTと8速ATを設定。8速ATは進化型GRヤリスにも採用した新開発のGAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)となる。
公道では味わえない躍動感を得られる“サーキットモード”
サーキットモードは、国内のサービス対象サーキット/施設において、アンチラグ制御の追加やスピードリミッター上限速度の引き上げなど、クルマのポテンシャルを引き出す機能が有効となるサービス。
Gpsによる位置判定および専用アプリ上での操作により、シフトタイミングやエンジン回転数を直感的に示す専用メーター表示に切り替わり、サーキットモードが利用可能となる。
| おもなサーキットモード機能一覧 | |
| アンチラグ | 特定エンジン回転数領域において加速→減速→再加速の際の加速性能向上のため、ターボラグを低減する制御。強度レベルを無/弱/中/強から選択可能 |
| スピードリミッター | 上限車速を引き上げ |
| クーリングファン | ファン出力を最大化し、エンジン水温の冷却を促進 |
| リフトタイミングインジケーター | アプリで設定したシフトタイミング回転数(4,000〜7,000rpmの範囲)に基づき、シフトインジケーターをメーターに表示、最適なシフトタイミングを視覚的に伝達/サポート。表示方法は、一般的なタコメーター同様にギア比に連動した方式と、事前に設定したシフトタイミングまでの秒数に基づいて表示させるタイムカウント方式を選択可能 |
シフトタイミングインジケーター(タイムカウント方式)
シフトタイミングインジケーター。緑点灯:認知はインジケーター点灯速度によりリズムを図る。赤点灯:判断はシフト準備となる。
既存オーナーを対象に、進化型GRカローラの進化点を体験できるアップグレード用の部品セットも提案
すでにGRカローラを購入しているユーザーを対象に、進化型GRカローラの部品を購入&装着できる部品セットも販売される。部品セットを装着することで、今回の進化型モデルの一部を体感することができるとのこと。発売時期は2025年夏頃を予定している。
アップグレードSTEP1「締結剛性向上ボルトセット」
ステアリングコラム×インストルメントパネルリインフォースメントに組み合わせることで、直進安定性の向上とステアリング操作に対するダイレクト感の向上が図られる。
リヤショックアブソーバー☓ボディに装着することで、ステアリング操作に対するリヤのグリップ感の向上が見込まれる。
アップグレードSTEP2「旋回性能向上サスペンションセット」
ロアアーム☓ロアボールジョイント。装着することで、ステアリング操作に対する応答性の向上が見込まれる。
改良型GRカローラ主要諸元
| 改良型GRカローラ主要諸元 | ||
| グレード | RZ | |
| 仕様 | GR-DAT(8AT/4WD) | 6MT(4WD) |
| 価格 | 598万円 | 568万円 |
| 全長 mm | 4410 | |
| 全幅 mm | 1850 | |
| 全高 mm | 1480 | |
| ホイールベース mm | 2640 | |
| トレッド(フロント/リヤ) mm | 1590/1620 | |
| 乗車定員 | 5 | |
| 車両重量 kg | 1500 | 1480 |
| エンジン | 直列3気筒インタークーラーターボ | |
| 型式 | G16E-GTS | |
| 内径×行程 mm | 87.5 X 89.7 | |
| 総排気量 L | 1618 | |
| 最高出力 kW(ps)/rpm | 224(304)/6500 | |
| 最大トルク Nm(kgf-m)/rpm | 400(40.8)/3250〜4600 | |
| WLTC モード燃費 km/L | 10.8 | 12.4 |
| トランスミッション | GR-DAT(8速オートマチックトランスミッション) | iMT(6速マニュアルトランスミッション) |
| 駆動方式 | スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”電子制御多板クラッチ式4WD(3モード選択式) | |
| ホイール | BBS製8.5Jインセット30mm鍛造アルミホイール(メタルスターチタンブラック塗装/センターオーナメント付) | |
| タイヤ(フロント・リヤ) | 235/40R18 (YOKOHAMA ADVAN APEX V601) | |
| 燃料タンク容量 L | 50 | |
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