
アウディ ジャパンは、アウディA5/A5アバントシリーズの国内導入を発表した。導入記念モデルとして、グローバル限定モデル「edition one」も同時発売される。
●まとめ:月刊自家用車編集部
内燃機車用プラットフォームPPCを初採用した新世代アウディのキーモデル
現在アウディは、同社が掲げる電動化戦略に沿ってモデルレンジの再構築を行っているが、今回導入される新型A5シリーズは、従来のA4を引き継ぐシリーズモデル。セグメントとしてはミッドサイズセグメント相当となる。
セダンとアバント(ステーションワゴン)ともに、内燃機車用となるPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)を初めて採用するほか、アウディが開発を進めている先進的な技術が投入。
新型A5
新型A5アバント
新型A5
新型A5アバント
専用メカニズムを採用するスポーツグレード「S」も用意
ラインナップとしては、セダンもアバントも「TFSI」(2リッターガソリンターボ150ps仕様)/「TFSI quattro」(2リッターガソリンターボ204ps仕様)/「TDI quattro」(2リッターディーゼルターボ)/「S5」(3リッターガソリンターボ)のおのおの4グレードを設定。
さらに導入記念モデルとして、セダンとアバントに「edition one」(2リッターガソリンターボ204ps仕様)も用意される。
新型S5アバント
新型S5アバント
新型アウディA5/A5アバントの概要
エクステリア&パッケージの特徴
- より立体的で彫りの深い、エッジを減らした連続的な面構成による力強い抑揚をもつエクステリアを採用
- ロングノーズ/ショートデッキのスポーティーでプレミアムなシルエットを実現
- 新世代の縦置き内燃エンジンモデル専用となるPPC(プレミアムプラットフォームコンバッション)を採用
インテリアの特徴
- ヒューマンセントリックデザイン(乗員中心のデザイン)により、ユーザーの必要な情報にフォーカスした設計を採用
- MMIディスプレイがドライバーと助手席、それぞれ独立して設置
- 機能的な観点から選択されたマテリアルドリブンデザイン(素材に基づくデザイン)により、広々とした空間感覚と高い快適性を実現
- クリアで操作しやすくを追求することで、視覚的な明快さを実現
インフォテイメント&装備機能の特徴
- 新しい操作コンセプト「E³電子アーキテクチャーバージョン1.2」が注がれた新世代のインフォテインメントシステムを搭載することで、操作性とコミュニケーション機能を向上
- 11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと、14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成されたデジタルステージ
- 助手席用10.9インチMMIパッセンジャーディスプレイをオプションで用意
- 進化したカスタマイズ可能な進化したヘッドアップディスプレイをオプションとして設定
- Bang & Olufsen 3Dプレミアムサウンドシステム(16スピーカー)と、フロントヘッドレストスピーカーが含まれるラグジュアリーパッケージを用意
- ポリマー分散液晶(PDLC)フィルムを用いた技術により直接の日光を最小限に抑え、車内温度の上昇を抑制するスマートパノラマガラスルーフをオプションとして用意
- アンビエントライティングプロ/ダイナミックインタラクションライトをライティングパッケージとしてオプション設定
- フロントにLED技術を用いたダイナミックターンインディケーター付きマトリクスLEDヘッドライトと、8パターンから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを、リヤにはダイナミックターンインディケーター付きLEDリヤコンビネーションライトを標準装備
パワートレーンの特徴
- 2リッターディーゼルターボ車と3リッターV6ターボ車には、従来のMHEVシステムと比較してCO2排出量と燃料消費が削減された、新開発の「48ボルトMHEV plusシステム」を採用
- システムを構成するPTG(パワートレインジェネレーター)は、トランスミッションのアウトプットシャフトに接続されることで、内燃エンジンの出力に最大18kW(24ps)の電力を追加するほか、減速時には最大25 kWのエネルギーを回生可能に
- 「TFSI」「TFSI quattro」モデルには、2リッター直列4気筒直噴ガソリンターボTFSIエンジンを搭載。FFの「TFSI」は150ps/280Nm仕様、クワトロ4WDの「TFSI quattro」は204ps/340Nm仕様
- 「TDI quattro」には、204ps/400Nmを発揮する2リッターTDI直噴ディーゼルエンジンを搭載。MHEV plusテクノロジーの採用により、燃費も欧州参考値で最高20km/Lを達成
- 「S5」には、可変タービンジオメトリー(VTG)付きターボチャージャーを装着する3リッターV型6気筒TFSIエンジンを採用
グローバル限定モデル「edition one」
- 2タイプ合計150台(A5:75台/A5アバント:75台)を限定販売
- 価格はA5 edition oneが821万円、A5 アバント edition oneが846万円
- ダークAudi ringsにブラックスタイリングパッケージ/ライティングパッケージ/テクノロジーパッケージプロを装備するS lineがベースモデル
- マグネシウムグレーがアクセントになるフロントエアインレットと、ディフューザートリム、3色の色分けが施された20インチAudi Sport製マルチスポーク Sデザインアルミホイールを装着
- ボディカラーはマグネットグレーとグレイシアホワイトメタリックの2色
- インテリアカラーは、両タイプともパステルシルバーを特別採用
グレード&価格
- A5 TFSI(2.0L直列4気筒DOHCガソリンターボ/150ps/280Nm/FF):599万円
- A5 TFSI quattro(2.0L直列4気筒DOHCガソリンターボ/204ps/340Nm/4WD):681万円
- A5 TDI quattro(2.0L直列4気筒DOHCディーゼルターボ/204ps/400Nm/4WD):価格は後日発表予定
- S5(3.0L V型6気筒DOHCガソリンターボ/367ps/550Nm/4WD):1035万円
- A5 Avant TFSI(2.0L直列4気筒DOHCガソリンターボ/150ps/280Nm/FF):624万円
- A5 Avant TFSI quattro(2.0L直列4気筒DOHCガソリンターボ/204ps/340Nm/4WD):706万円
- A5 Avant TDI quattro(2.0L直列4気筒DOHCディーゼルターボ/204ps/400Nm/4WD):価格は後日発表予定
- S5 Avant(3.0LV型6気筒DOHCガソリンターボ/367ps/550Nm/4WD):1060万円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(アウディ)
ディーゼルターボにも新開発ハイブリッドを搭載。燃費性能が大きく向上 アウディA5/A5アバントシリーズは、初代発売から30年を超えてベストセラーとなっているアウディA4の成功の歴史を引き継ぐ新しいモデ[…]
ドイツ・インゴルシュタットの本社工場で生産される初の電気自動車 アウディQ6 e-tronシリーズは、ポルシェとの共同開発から生まれた次世代電動SUV。卓越した走行性能に加え、最長672km(SQ6 […]
インターフェイスの刷新で、商品力を大幅に強化 今回実施されるアップデートでは、全モデルに新しいインフォテインメントシステム「MIB3」を搭載。 このシステムは、アウディ独自のインフォテインメントシステ[…]
パワフルなクリーンディーゼルモデル「40 TDI quattro」を新設定 今回実施されるアップデートでは、新たに「40 TDI quattro」を新設定。搭載されるクリーンディーゼル2.0 TDIエ[…]
フロントマスクを中心にデザインディテールを大幅にアップデート 今回導入されるQ8/SQ8では、現行モデルとして初となる大幅アップデートを実施。2DのAudi ringsをはじめとする新しいCIを採用さ[…]
最新の関連記事(セダン)
1989年「レクサス」誕生。最初は「LS」と「ES」の2本立て レクサスの最初の商品は、日本では初代セルシオとして販売されたLSと、カムリのV6エンジン車、プロミネントがベースのES。LSの完成度と比[…]
AMGラインパッケージ&ナイトパッケージが標準装備 今回導入される2つのモデルは、Aクラスセダンの集大成を飾る最終モデルという位置づけ。 両モデルとも、従来は有償オプションだった「AMGラインパッケー[…]
先進安全装備に加えエクステリア/インテリアにも専用装備を設定 新搭載される「Honda SENSING 360+」と名付けられた運転支援システムは、従来の「Honda SENSING 360」に対し、[…]
余裕のキャビンに豪華装備をプラスすることで、7シリーズ級の快適性を実現 今回導入される「525Li Exclusive M Sport」と「i5 eDrive35L Exclusive M Sport[…]
レクサスのグローバルモデルが、上海でワールドプレミア レクサスESは、レクサスラインナップの中核を担うアッパーミドルセダン。7代目となる現行型は、従来メインマーケットとしてきた北米/中国エリアに加えて[…]
人気記事ランキング(全体)
夏の猛暑も怖くない、ロール式サンシェードが作る快適空間 夏のドライブで誰もが感じる悩みは、車内の暑さだ。炎天下に駐車すれば、シートやダッシュボード、ハンドルが触れないほど熱くなる。さらに紫外線による内[…]
引っ張るだけでOK、瞬時にセット完了 ロール式サンシェードの最大の魅力は、その操作の簡単さにある。取り付けは非常にシンプルで、工具も必要なくサンバイザーに専用パーツを固定するだけ。その状態でロール部分[…]
たった1秒でサンシェード。ロール式で驚きの簡単操作 ワンタッチサンシェードは、サンバイザーにベルトで固定しておけば、あとはシェードを引き下ろすだけ。駐車するたびに取り出す必要はない。収納もワンタッチで[…]
奥まで届く薄型設計で内窓掃除が快適に 近年の車はフロントガラスの傾斜が鋭角になり、従来の内窓ワイパーでは掃除しづらいケースが増えている。特にプリウスなど一部車種ではダッシュボード付近に大きなモニターや[…]
2代目ローレルは、ケンメリスカイライン(4代目)とシャシーを共有する兄弟車だった 2代目のローレルは1972年の4月に発売されました。この頃のローレルの日産内の立ち位置は“高級GT”といった感じで、ス[…]
最新の投稿記事(全体)
バッテリートラブルは夏場でも多く発生する バッテリートラブルって、寒い冬場に起きるものだと思っているユーザーが多いのではないだろうか。だが、実はエアコンなどをフル稼働させる夏場のほうがバッテリーを酷使[…]
夏の猛暑も怖くない、ロール式サンシェードが作る快適空間 夏のドライブで誰もが感じる悩みは、車内の暑さだ。炎天下に駐車すれば、シートやダッシュボード、ハンドルが触れないほど熱くなる。さらに紫外線による内[…]
暗所の映像も鮮明に記録。2つのカメラにSTARVIS技術搭載センサーを採用 ドライブレコーダーのトップブランド、コムテックが新たにリリースした新機種、ZDR-850Rは、前後2つのカメラで全方位を記録[…]
座るだけでクールダウン 夏のドライブが快適になる最新カーシート 夏の車内は、ただでさえ暑い。長時間の運転や渋滞に巻き込まれたとき、背中やお尻の蒸れが不快感を倍増させる。そんな夏の悩みを一気に解消するの[…]
大阪の商人らしい、「商いのうまさ」で誕生したコンパーノ コンパーノは、ダイハツが戦前から築き上げてきた商用車メーカーとしての地位から、乗用車市場へと本格的に参入する転機となった記念すべきシリーズモデル[…]
- 1
- 2