
日産自動車は、上海モーターショー2025において、鄭州日産の新型プラグインハイブリッド ピックアップトラック「Frontier Pro」(フロンティアプロ)を初公開した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
最大トルクは800Nm、EV走行時の最大航続距離は135km
日産初の電動ピックアップトラックとなる「フロンティアプロ」は、日産が2027年夏までに中国で発売を予定している9車種の新エネルギー車(NEV)のうち、新型EVセダン「N7」に次いで2番目の車種となる予定のモデル。中国市場では2025年後半の発売を予定している。
新型「フロンティアプロ」
パワートレーンは、1.5L直列4気筒ターボエンジンにトランスミッション内蔵の電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載。この組み合わせにより、システム総出力は300kW(408PS)以上、最大トルクは800Nmを発揮するなど、日常域での街乗りから週末のアウトドアレジャーまで、力強い加速と牽引力を実現。中国市場向けモデルでは、EV走行のみで最大135kmの航続距離を目標としており、日常の移動をほぼ電気のみで賄える距離となる。
新型「フロンティアプロ」
悪路走破性は、路面状況に応じて前後輪のトルクを最適に配分する「Intelligent All-Wheel Driveシステム」を採用したほか、電動メカニカルリヤデフロックを搭載することで、オフロード環境でも安定した走行性能を発揮。「ハイブリッド」「ピュア エレクトリック」「パフォーマンス」「スノー」の4つのドライブモードも用意される。
新型「フロンティアプロ」
乗用ユースも強く意識した最新機能を惜しみなく投入
装備機能は、パノラマルーフや視認性に優れた10インチのLCDインストルメントパネル、直感的な操作が可能な14.6インチインフォテインメントスクリーンを採用。フロントシートには、長距離ドライブを快適にするヒーターやベンチレーションおよびマッサージ機能が搭載される。またV2L(Vehicle-to-Load)ポートを介して最大6kWの電力を外部供給することが可能になるなど、大容量バッテリーを搭載するプラグインハイブリッドモデルらしい特徴も併せ持つ。
フロンティアプロは、2025年末までに中国での生産・販売が開始される予定。将来的にはグローバル市場への進出も視野に入れていると発表されている。
新型「フロンティアプロ」
新型「フロンティアプロ」
新型「フロンティアプロ」
新型「フロンティアプロ」
新型「フロンティアプロ」
新型「フロンティアプロ」
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(トヨタ)
「一人のため」に設計された、新時代の「ショーファードリブン」 「センチュリーはトヨタ車じゃないから」とは、随分と昔にトヨタの開発者から聞いた言葉だ。その後も同様の話はたびたび耳にする。つまりセンチュリ[…]
無骨さが釣り人の心に刺さる! 実用性と快適性を兼備する釣り用キャンピングカー 釣り車ともいうべき車中泊仕様のデモカーをリリースするのは大阪府堺市に本社を構え、大阪、名古屋、埼玉に店舗を展開するユーアイ[…]
カッコよくなっても、実用面の堅実さはしっかりと継承 低く伸びやかなボンネットから続くボディラインは、フロントウインドウからルーフ、リヤエンドまで優雅な曲線を描く。これは、生活に溶け込んだクルマという従[…]
ジャパン モビリティショー 2025でワールドプレミア Japan Mobirity Show(JMS2025)のプレスブリーフィングで、トヨタは「商用車を大切に育てたい」と明言。その言葉の発露とも取[…]
新型エルグランドのデザインコンセプトは「The private MAGLEV」 エルグランドは、広い室内と高級な内装を両立させた「プレミアムミニバン」のパイオニアとして1997年の初代モデルから好評を[…]
最新の関連記事(SUV)
リーズナブルなのに本格派! フルフラットになって自由度UP! 福岡は大野城市を拠点とするFun Standard株式会社の、自動車アクセサリブランド「クラフトワークス」は、ユーザーの満足度の高いカー用[…]
「一人のため」に設計された、新時代の「ショーファードリブン」 「センチュリーはトヨタ車じゃないから」とは、随分と昔にトヨタの開発者から聞いた言葉だ。その後も同様の話はたびたび耳にする。つまりセンチュリ[…]
「’41」と名付けられた特別なミリタリーグリーン色を採用 ラングラー ルビコンは、世界で最も過酷な山道と言われるルビコントレイルを走破するモデルとして命名された、ジープのラインナップの中で最も高いオフ[…]
BEVとしての基本性能を大きく底上げ 2021年にスバル初のグローバルバッテリーEV(BEV)として登場したソルテラは、電動駆動の利点を追求しつつ、余裕あるSUVボディや先進の安全装備機能が充実するな[…]
ホイールベース拡大を感じさせない、巧みなパッケージ設計が光る 2012年に登場した初代CX-5は、魂動デザインとSKYACTIV技術を全面採用した、マツダ社内では6世代商品と呼ばれているシリーズの第一[…]
人気記事ランキング(全体)
基本を無視すれば、無用のトラブルを引き起こすことも… 整備作業においてボルトやナットの脱着は避けて通れない基本中の基本の作業。それだけに、ソケットレンチやメガネレンチの使用頻度は必然的に高まる。が、ボ[…]
小さな車で、自由が大きく広がる 軽バンが、ただの仕事車という時代は遠い。趣味の基地として、週末の逃避先として、そして日常とのブリッジとして、いま新しい価値を手に入れている。家具職人が仕立てたキャビネッ[…]
リーズナブルなのに本格派! フルフラットになって自由度UP! 福岡は大野城市を拠点とするFun Standard株式会社の、自動車アクセサリブランド「クラフトワークス」は、ユーザーの満足度の高いカー用[…]
TMS2025で、次期マツダ2のスタディモデルを披露 MAZDA VISION X-COMPACT(マツダ ビジョン クロスコンパクト)は、マツダ2の後継モデルと目されているコンセプトモデル。 もちろ[…]
●SUVの「死角」を減らす注目アイテム 人気のSUVだが、その車高の高さやボディサイズがもたらす「死角」は、ドライバーにとって常に付きまとう課題だ。カローラクロスも例外ではなく、運転席から遠い左前輪付[…]
最新の投稿記事(全体)
30W急速充電対応のシガーチャージャーも投入 発表されたモバイルアクセサリー新製品群は、モバイルアクセサリー市場の拡大と、車両の仕様の変化に伴う車内でのスマートフォン利用増加に対応すべく投入される。 […]
小さな車で、自由が大きく広がる 軽バンが、ただの仕事車という時代は遠い。趣味の基地として、週末の逃避先として、そして日常とのブリッジとして、いま新しい価値を手に入れている。家具職人が仕立てたキャビネッ[…]
リーズナブルなのに本格派! フルフラットになって自由度UP! 福岡は大野城市を拠点とするFun Standard株式会社の、自動車アクセサリブランド「クラフトワークス」は、ユーザーの満足度の高いカー用[…]
TMS2025で、次期マツダ2のスタディモデルを披露 MAZDA VISION X-COMPACT(マツダ ビジョン クロスコンパクト)は、マツダ2の後継モデルと目されているコンセプトモデル。 もちろ[…]
「一人のため」に設計された、新時代の「ショーファードリブン」 「センチュリーはトヨタ車じゃないから」とは、随分と昔にトヨタの開発者から聞いた言葉だ。その後も同様の話はたびたび耳にする。つまりセンチュリ[…]
- 1
- 2

























