
ステランティスジャパンは、フィアット初のハイブリッドモデル「600 Hybrid(セイチェント ハイブリッド)」を、5月27日(火)より、全国のフィアット正規ディーラーを通じて発売する。価格は「600 Hybrid」が365万円、「600 Hybrid La Prima」が419万円。また、「600 Hybrid」発売を記念したローンチ特別価格モデルも設定される。対象となるのは「FIAT 600 Hybrid La Prima」で、価格は399万円(限定600台)。
●まとめ:月刊自家用車編集部
フィアット600シリーズに、ハイブリッドモデルを追加
フィアット600シリーズは、イタリアの「Dolce Vita(甘い生活)」を体現するアイコニックなデザインに、快適性、革新技術を凝縮した最新コンパクトモデル。
600 Hybrid
1955年発売の初代「600」や電気自動車「500e」から着想を得たデザインが特徴で、昨年発表された電気自動車「600e」に続き、今回、マイルドハイブリッド車の「600 Hybrid」がラインナップに加わることになる。
ハイブリッドシステムには、新開発の1.2Lガソリンターボエンジンと電動モーターを内蔵した6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた、フィアット初の48Vマイルドハイブリッドを採用。システム全体の最高出力は107kW(145馬力)で、発進時や低速域ではモーターが力強くアシストし、スムーズで心地よい加速を実現するほか、約30km/hまでの低速走行時には100%電気のみでの走行(EV走行)にも対応している。
600 Hybrid
高速道路などでの定速走行時は主にエンジンを使用し、中速域では走行状況に応じてエンジンとモーターを効率よく切り替え、信号待ちの多い市街地では、エンジンの自動停止時間を増やすことで実用燃費の大幅な向上が図られる(WLTCモード燃費は23.2 km/L)。
600 Hybrid
エクステリアは、初代「600」からインスピレーションを得たデザインに、「500e」の持つ愛らしさを融合したもの。
600 Hybrid
「BIG SMILE」をコンセプトとしたフロントフェイスは、ヘッドライトを目に見立て、親しみやすくもどこかいたずら心を感じさせる笑顔を表現するほか、グロスブラックのアクセントに加え、18インチのダイヤモンドカットアルミホイールを装着することで、スタイリッシュで精悍な印象を高めている。
インテリアにも、2スポークステアリングや丸型メータークラスター、楕円形のダッシュボードパネルなど、初代「600」のデザイン要素を継承。ベースモデルはボディ同色のダッシュボードとフィアットのモノグラム入りブラックファブリックシートを採用し、上級グレードの「La Prima」ではアイボリーのダッシュボードと、同じくモノグラム入りのエコレザーシートが採用され、より上質で「Dolce Vita」な空間を演出している。
「600 Hybrid La Prima」のインパネ。
FIATモノグラムエコレザーシート(アイボリー)は、「600 Hybrid La Prima」に装備。
ラゲッジルームは通常時で385L、後部座席を倒せば最大1256Lと十分な容量を確保。フロントシート周りには、15Lの大容量センターコンソールを含む合計30Lの収納スペースを備えている。
先進運転支援機能のアダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)、レーンポジションアシストや、アクティブランバーサポート(運転席)、ハンズフリーパワーリフトゲート、キーレスエントリー(プロキシミティセンサー付)など機能装備も充実。
ボディカラーは、イタリアらしい鮮やかな「サンセット オレンジ」、「スカイ ブルー」、「ホワイト」に加え、ハイブリッド専用色としてイタリアの海をイメージした「シー グリーン」を新たに追加し、全4色が展開される。
ボディカラー:シー グリーン
モデル名 | パワートレーン | ボディカラー | 価格 |
FIAT 600 Hybrid | 1.2Lターボエンジン +16kWモーター +48Vバッテリー | サンセット オレンジ スカイ ブルー ホワイト シー グリーン | 365万円 |
FIAT 600 Hybrid La Prima | 419万円 | ||
399万円 (ローンチプライス 600台限定) |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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