
スズキのインドネシア子会社「スズキ・インドモービル・モーター社(以下SIM)」は、5月28日に新型コンパクトSUV「フロンクス」の導入を発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
スズキの世界戦略車として、日本を含む70以上の国と地域に輸出
スズキ・フロンクスは、「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトに、力強く洗練されたデザイン、快適な室内、スポーティーな走行性能、最新安全機能を兼ね備えたコンパクトSUV。インドで生産された車両は、日本を含む70以上の国と地域に輸出されるなど、スズキの世界戦略車としても注目を集めている。
今回、インドネシア子会社SIMのチカラン工場で生産が開始されることで、インドネシアはインドに次いで2番目のフロンクス生産国となる。
インドネシアでは年間2万4000台の販売を計画
今回フロンクスが投入されることで、成長著しいインドネシアの2列シートSUV市場において、顧客に多様な選択肢を提供されることになる。インドネシア国内では年間2万4000台の販売を計画しており、将来的にはアセアン各国などにも輸出する方針という。
SIM・天野実社長のコメントは以下のとおり。
「1970年にスズキがインドネシアに進出して以来、50年以上にわたり、SIMはインドネシアの人々にモビリティを提供し、インドネシアとともに成長・発展してまいりました。そして本日、フロンクスを発表できることを大変誇りに思います。SIMにとってフロンクスは単なる新型車ではなく、インドネシア市場での新たな幕開けであり、SIM事業の重要な柱となる存在です。SIMは今後もインドネシアの皆様、政府の皆様、販売店の皆様、サプライヤーの皆様、そしてお客様のご支援を頂きながら、成長を続けてまいります。」
フロンクスの主な仕様は以下の通り
- 全長×全幅×全高:3995mm×1765mm×1550mm
- エンジン:1.5Lガソリン(マイルドハイブリッド)/1.5Lガソリン
- トランスミッション:5MT/6AT/4AT
日本国内にはインドで生産された最上級仕様(パワートレーンは1.5Lマイルドハイブリッド+6速AT)が輸入されている。昨年秋のデビュー直後は注文が殺到したことで納期も長かったが、最近は安定しており2トーンカラー車を除けば3か月〜が目安。インドネシアでは日本では販売されていない1.5Lガソリン車やマニュアルシフト仕様も用意される。
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