「デッドスペースが激変」「その使い方があったか…」シンプルな車内空間にメリハリをつける。デザインは10種類、ダブルバックドアが大変身。│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

「デッドスペースが激変」「その使い方があったか…」シンプルな車内空間にメリハリをつける。デザインは10種類、ダブルバックドアが大変身。

「デッドスペースが激変」「その使い方があったか…」シンプルな車内空間にメリハリをつける。デザインは10種類、ダブルバックドアが大変身。

ルノー カングーの象徴でもあるダブルバックドアを、より個性的に演出できる新アクセサリー「カングー デコパネル」が登場した。インナーパネルに貼付する専用ステッカーで、10種類のデザインをラインナップし、カングーらしい遊び心を気軽に追加できる点が特徴だ。さらに発売を記念し、イラストレーター松本セイジ氏による特別描き下ろしデザインも20セット限定で用意されており、カングーの楽しみ方をさらに広げるアイテムとして注目を集めている。

●文:月刊自家用車編集部

カングーならではのダブルバックドアを彩る新アクセサリー

ルノー カングーの最大の特徴として、多くのユーザーが真っ先に挙げるのがダブルバックドアだ。左右それぞれが独立して開閉できる観音開き式の構造は、使い勝手の良さと視覚的な個性を兼ね備えており、カングーの“アイコン”として長く親しまれてきた。今回登場した「カングー デコパネル」は、そのバックドア内側のインナーパネルに貼り付ける専用ステッカーであり、カングーらしい遊び心を手軽に加えられる点が特徴となる。

このアイテムは全国のルノー正規販売店で取り扱われ、カングーの現行モデルに対応する。ステッカーという形式を採用することで、ユーザーが日常的に触れる空間にアクセントが生まれ、ラゲッジスペースを開けた瞬間の印象が大きく変わる。カングーはもともと実用性が高く、積み込む道具や荷物を選ばない広い空間が魅力だが、そこに視覚的な個性が加わることで、新たな“カングーらしさ”が生まれる。

ステッカーの販売価格は税込16,500円で、装着に関わる工賃は別途必要となる。カングーが持つユーティリティを損なうことなく、自分らしいアレンジを加えたいユーザーにとっては取り入れやすい選択肢といえる。

10種類のデザインが示すカングーの“自由さ”

「カングー デコパネル」に用意されたデザインは10種類。木目、合板、ギンガムチェック、トリコロールフラッグ、カングー線画、フレンチブルドッグ、森、コンクリート&付属ステッカー、幾何学模様、花柄と、方向性の異なる幅広いラインナップが揃っている。単なる装飾用のパネルではなく、ユーザーそれぞれの好みや使い方に合ったデザインを選べることが大きなポイントだ。

木目や合板といったナチュラルな素材感を想起させるデザインは、カングーに積み込まれるアウトドアギアとの相性が良い。一方でギンガムチェックや花柄などの柔らかい印象の柄は、日常使いのカングーに親しみやすさを加える要素となる。また、トリコロールフラッグや幾何学模様などは視覚的なアクセントとして強い存在感を持ち、シンプルな車内空間にメリハリをつくることができる。

カングー線画のデザインがラインナップされている点も興味深い。車両そのものをモチーフにした図案は、カングーを愛するユーザーにとって象徴的な一枚となり得る。さらにフレンチブルドッグや森といったモチーフは、カングーが多様なライフスタイルと相性を持つことを反映している。ユーザーの“好き”に寄り添う柄が揃っていることで、カスタマイズの自由度が高いことが伝わってくる。

10種類という豊富な選択肢は、カングーが位置づけられている「遊びの空間」というコンセプトとも重なる。カングーは生活の道具としてだけでなく、趣味や家族との移動を彩るクルマとして活用される機会が多い。その広い用途に対応するかのように、デコパネルのデザインも幅広さを持たせている点が特徴だ。

特別感を高める“松本セイジ氏の限定デザイン”

通常の10種類のデザインに加え、特別なアイテムとして20セット限定で販売されるのが、イラストレーター松本セイジ氏による描き下ろしデザインのステッカーである。限定品として設定されているため、より個性的なカングーを演出したいユーザーにとって貴重な選択肢となっている。

松本セイジ氏は1986年大阪府生まれ。大阪芸術大学卒業後にデザイナーとしてキャリアをスタートし、東京とニューヨークで経験を積んできた。2017年には初個展で「ねずみのANDY」を発表し、その後も東京、ニューヨーク、ロサンゼルスなどで個展やアートイベントに参加している。さらにNIKE、UNIQLO、The New York Times など国内外のさまざまな分野でアートを手がけ、多方面で活躍してきた。

カングーとも関わりが深く、ルノー カングー ジャンボリー2025のオフィシャルグッズにおけるイラスト制作も担当している。現在は長野県の山麓にアトリエを構えており、自然と芸術を行き来するような環境で創作を続けているアーティストだ。今回のデコパネルに用意された限定ステッカーは、そうした松本氏の活動とカングーとの接点から生まれたものであり、数量限定という設定も相まって特別感の強いアイテムとなっている。

松本氏のデザインはリリースに詳細な図案の説明が記載されているわけではないが、描き下ろしという事実そのものが魅力を高めている。アート作品としての価値だけでなく、カングーとアーティストの関係性が形になったステッカーとして、コレクション的な意味合いも強い。

正規販売店で手に入るアイテムと成約キャンペーン

「カングー デコパネル」は全国のルノー正規販売店で購入できる。対象は現行のルノー カングーであり、貼付するだけでバックドアの内側が大きく印象を変える点が魅力となる。車両本体の仕様に影響を与えないアクセサリーのため、カングーのユーザーが気軽に取り入れやすい。

また、デコパネルの発売に合わせて「デコパネルプレゼントキャンペーン!」を実施することも発表されている。このキャンペーンでは、期間中に新車の新型ルノー カングーを成約したユーザーに、10種類のデザインの中から好きなデコパネルをプレゼントする内容となる。ただし、この特典には限定デザインである松本セイジ氏描き下ろしステッカーは含まれない。限定アイテムはあくまで数量販売のみとなっている。

キャンペーンは期間が設定されているものの、記事では特定のタイミングに依存しない表現とし、いつ読んでも内容が成立する形で紹介している。カングーに興味を持つユーザーにとって、デコパネルがどういったアイテムなのかを知るきっかけになるだろう。

カングーの世界観をさらに広げるアクセサリーとして

今回の「カングー デコパネル」は、カングーの象徴であるダブルバックドアに注目し、その内側を個性的にアレンジするためのシンプルなアイテムとして登場した。ステッカーという形式ながら選択肢が多く、車内の印象を手軽に変えられる点が特徴だ。さらに限定描き下ろしデザインも用意され、アートとの接点を持つカングーならではの楽しみ方が加わっている。

情報はすべてリリースに記載された内容に限られるが、デコパネルのラインナップ、松本セイジ氏の略歴、販売方法、価格など、明確なポイントが多いアイテムであることが分かる。カングーの実用性を損なうことなく、個性の幅を広げるアクセサリーとして受け入れられる可能性が高いだろう。

今回の登場によって、カングーの“遊びの空間”というコンセプトはさらに厚みを増した。アクセサリーの選択肢が増えることは、そのクルマが愛され続ける理由の一つであり、ユーザーの楽しみ方を広げるきっかけにもなる。カングーに乗るユーザーにとって、新たな自己表現のツールとなり得るアイテムといえる。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。