※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。
~JAF監修で車内置き去りの注意喚起を促す標語「りすきー」を新たに発表~
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクト(以下、本プロジェクト)は、一般社団法人 日本自動車連盟(本部:東京都港区、会長:坂口正芳、以下「JAF」)協力のもと、車内置き去りによる熱中症事故の防止を目的に、「熱中症、こんな人は特に注意!家族やペットを車に乗せる人」編
(https://www.netsuzero.jp/learning/le21)を、本プロジェクト公式サイトで2024年 7 月 17 日 (水)に公開します。またJAF監修のもと、車内置き去りの注意喚起を促す標語「りすきー」を新たに 発表します。

車内置き去りを防ぐ「りすきー」で熱中症から命を守ろう -車内の熱より保護者の温もり-
・「り」 理由を問わず、残さない
子どもが寝ているから、ぐずるから、エアコンを直前までつけていたからなどは通用しない。
・「す」 少しの時間でも、残さない
買い物や保育園、病院等への送迎シーンなど短時間でも危険。
・「き」 季節や天候を問わず、残さない
曇りの日や直射日光が当たらない場所でも油断しない。また盛夏だけでなく春や秋も注意する。
車内への置き去りによる熱中症での痛ましい事故が時折ニュース等でも報道されています。天候や気温に関わらず、子どもや高齢者、ペットを車内に置き去りにすることは絶対にやめましょう。今回JAF監修の新たな標語を通じて、具体的なシーンを認識し覚えてもらうことで、車で外出する際の行動を見直す「きっかけ」「気づき」に繋がることを期待します。
外気温が高い日はもちろん、外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に駐車すると車内温度が上昇する場合があります。JAFのユーザーテストによれば、気温34℃の屋外に駐車した送迎用バス、ミニバンともわずか1時間後には車内温度が40℃を超えました。また暑さ指数(WBGT)は20分後には「厳重警戒(28以上31未満)」ランク、40分後には「危険(31以上)」ランクまで達し、暑さ指数(WBGT)は最高41.4を記録しました。(※1)
どんな場面であっても、体が小さく熱の影響を受けやすい子どもや、体温調節機能が低下している高齢者、またペットも車内に残して車から離れてはいけません。しかしJAFの2022年12月~2023年1月の調査では、「時間の長さに関わらず、少しの時間であっても子どもを車内に残したまま車を離れたことがありますか?」という問いに対し、同居に関わらず家族に12歳以下の子どものいる方246名のうち、54.9%が「ある」と回答している実態もあります。(※2)

本プロジェクト公式サイトのページでは、車内置き去りを防ぐアクションも一部ご提案しています。これから夏休みやお盆期間など車移動の機会が増えるタイミングですが、行動の見直しとともに車の装備なども積極的に活用し、万が一を起こさないためのアクションを取りましょう。
本プロジェクトでは、車内温度が高い時の効率的な下げ方など、車移動において熱中症予防となる情報を公式サイトやX(旧Twitter)の公式アカウント(@netsuzero2013)で公開しています。「熱中症ゼロへ」プロジェクトでは、今後も車内での熱中症予防・対策となる啓発活動を進めていきます。
【熱中症ゼロへ 熱中症、こんな人は特に注意!家族やペットを車に乗せる人】
https://www.netsuzero.jp/learning/le21
【熱中症ゼロへ 熱中症、こんな人は特に注意!車に乗る人】
https://www.netsuzero.jp/learning/le16
※1 JAFユーザーテスト「真夏の車内温度~車両の大きさによって差はあるのか~」
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/comparison
※2 JAF「子どもの車内事故に関するアンケート調査」
https://jaf.or.jp/common/news/2023/20230428-002
【帝京大学医学部教授 三宅康史先生のコメント】
(「熱中症、こんな人は特に注意!家族やペットを車に乗せる人」より抜粋)

体が小さく暑さの影響を受けやすい子どもや、体温の調節機能が落ちて暑さを自覚しにくくなる高齢者は、通常時でも熱中症に特に注意が必要なため、暑い環境に置き去りにすることは絶対にやめましょう。また、熱中症の症状は保育園や学校についた後、帰宅後など、時間が経って発生する場合もあります。「一時的に離れるだけ」「すぐ戻るから大丈夫」などの油断や思い込みは大変危険です。運転者や車に乗せる側の保護者・指導者は責任をもって車に置き去りにしない、またヒューマンエラーを防ぐために行動や設備を見直しましょう。また車に乗る人だけではなく、社会的な見守りという点では、例えば買い物や病院などで子どもを連れていても、周囲が優しい目で見守ることも必要かつ重要です。
■「熱中症ゼロへ」プロジェクトとは
熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指して、一般財団法人 日本気象協会が推進するプロジェクトです。2013年夏のプロジェクト発足以来、熱中症の発生に大きな影響を与える気象情報の発信を核に、熱中症に関する正しい知識と対策をより多くの方に知ってもらう活動を展開してきました。活動12年目となる2024年は「地球沸騰化時代の熱中症対策」をテーマに、熱中症の予防啓発活動を実践します。気象災害のひとつである熱中症への防災意識を高め、暑さに備えるための情報発信を強化します。
■一般財団法人 日本気象協会について
日本気象協会は、民間気象コンサルティング企業の先駆けとして1950年に誕生しました。防災・減災や洋上風力発電の分野以外でも、気象データを活用した商品需要予測や電力需要予測、気候変動対策などのコンサルティングを通じ、気象データのビジネスでの利活用を提案しつづけています。所属する気象予報士の数は350人を超え、日本最大級の規模を誇る気象の専門家集団として企業のESG投資やSDGs活動への支援も積極的に展開中です。
・「熱中症ゼロへ」は日本気象協会の登録商標です。
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