
株式会社Direct Stock Japanは、最新のハイエース買取相場レポートをホームページ上にて更新 (URL: https://directstock.co.jp/ )した。
●文:月刊自家用車編集部
買取相場は回復傾向に
本レポートは、2024年6月の買取相場を基に作成されており、全国のハイエース所有者にとって有益な情報だ。 本記事は、公開された買取相場表の一部を抜粋したものとなる。
自動車の所有者は毎年4月1日時点で、その年度の自動車税を納める義務を負う事になる。その影響もあり、本来であれば4月~5月前後に車を処分しようと考えている自動車ユーザーの多くは、自動車税の課税を避けるため、処分を前倒しして3月中に売却する傾向がある。また、3月は多くの企業の決算の時期となっており、様々な事情により、車を売却・処分する企業も増えている。
そのため中古車の卸売市場においては、毎年3月下旬から5月前後までは、市場が供給過多になり中古車相場が冷え込む。2024年についても、この影響は強く、5月までは落ち着いた価格で推移していた。
6月に入り全体的に中古車相場は回復傾向にあり、その影響もありハイエースも全体の相場が若干底上げされている様子。なかでも、一部の条件のハイエースバンについては、前月比5万円~10万円前後の大幅な上昇を見せている。
5月に比べ大幅に価格が上昇したハイエースバンは以下の条件に該当するもの。
・200系 ディーゼル DX(2WD、4WD問わず) 走行距離20万キロ以上
・200系 ガソリン DX 走行距離15万キロ以上
・100系 ディーゼル グレード・走行距離問わず
価格が大幅に上昇したハイエースバンは、いずれも輸出市場で大きな需要のある車種とみられる。
上記のように、比較的過走行であったり、低年式のハイエースバンは、輸出需要が占める割合が高いため、その買取相場は輸出先国の動向に大きく影響を受ける。
価格上昇の直接の要因は、先月同様に円安の進行であると考えられる。ドル円相場は5月上旬の152円台から、6月26日現在159円台で推移しており、この円安が輸出業者の売り上げを底上げし、結果的に輸出用の中古車の買取相場の吊り上げに影響したと推察される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ハイエースワゴン/バン)
広がりを感じる室内空間 ハイエース・スーパーロングワイドをベースにしたRSプレミアムは、車内に一歩足を踏み入れただけでその広さを実感できる。飛行機の機内をイメージしたデザインは、単なる移動手段ではなく[…]
老舗ビルダーが本気を注いだ、世界限定5台の特別なキャンピングカー 新潟県燕市を拠点とする老舗キャンピングカービルダー「Katomotor」は、1956年の創業以来、自動車やバイクを扱い、1990年代か[…]
二人旅を前提にしたレイアウト 銀河の最大の特徴は、夫婦二人旅にフォーカスしたレイアウトにある。常設二段ベッドとダイネット、独立したキッチン、トイレルームを通路でつなぎ、使いやすさを重視した構成だ。ベッ[…]
第二の我が家を目指した設計思想 コンパスグランドのコンセプトは「第二の我が家」。旅先で過ごす時間が特別であると同時に、普段と同じように安心して眠り、くつろげる空間を提供することを目指している。従来のキ[…]
標準ボディで実現する扱いやすさと快適性 レグラス プロの大きな特徴は、ハイエースの標準ボディ・標準ルーフを採用している点にある。全高が抑えられているため立体駐車場や一般的な駐車場にも収まり、街乗りや買[…]
人気記事ランキング(全体)
固く締まって外せないネジ…。一体どうすれば? クルマのメンテナンスを自分で行う場合、ドライバーでネジを外すというのは基本中の基本の作業となる。もちろん、車両メンテナンス以外でも、ネジを外すという作業は[…]
実験車はコラムシフトのトヨタ ビスタ! 今回用意したクルマはトヨタのビスタ。最近ではあまり見ないコラムシフトのクルマだ。ビスタは、DレンジからPへの操作量が長くとられているので、相当なおバカさんでない[…]
軽キャンパーでも広がる快適空間 軽自動車をベースにしたキャンピングカーと聞くと、どうしても手狭なイメージを持ちがちだ。しかしピッコロキャンパー+のポップアップルーフ仕様は、その印象を大きく覆してくれる[…]
様々な用途に対応する、INNO ルーフギアケース720 SUV系のクルマのルーフによく積まれている細長いボックスを見たことはないだろうか? 実はコレ、ルーフボックスと呼ばれる人気のカー用品。中でも、カ[…]
普段使いにも“ちょうどいい”コンパクトカーベースのキャンピングカー キャンピングカーのベース車はワンボックスのバンや軽バンが人気だが、前者は大型で価格的にも予算オーバー。後者はウチの家族構成には小さす[…]
最新の投稿記事(全体)
パワートレーンは、アイシンの売上の約6割を占める中核事業 アイシンは、トヨタなどに部品を納入する、いわゆるティア1と呼ばれるサプライヤーだ。取り扱う製品はパワートレーンをはじめ、サンルーフなどの車体関[…]
●熟成を極めたルーテシアにエスプリ・アルピーヌが登場 1990年に仏・ルノーが世に送り出したのが初代ルーテシア(本国名:クリオ)だ。歴代モデルが欧州カー・オブ・ザ・イヤーを2度も受賞しており、日本でも[…]
プロフェッショナルアングラー三宅さんの、釣り仕様カスタムデリカD:5 今回取材した「デリカビレッジ2025」というイベントは、デリカファンミーティングin関西と題し、兵庫県・三木市のかじやの里メッセみ[…]
普段使いにも“ちょうどいい”コンパクトカーベースのキャンピングカー キャンピングカーのベース車はワンボックスのバンや軽バンが人気だが、前者は大型で価格的にも予算オーバー。後者はウチの家族構成には小さす[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
- 1
- 2