
家族5人でゆったり過ごせるようなキャンピングカーを探しているなら、ナッツRVの「ラディッシュ」は要注目。常設二段ベッドや断熱仕様、使いやすいギャレー、広いカーゴスペースなど、“快適さ”を詰め込んだ一台だ。走行性能も折り紙付き。
●文:月刊自家用車編集部
ナッツRV「ラディッシュ」の実力。二段ベッドが常設、広々とした車内空間。
キャンピングカー選びで悩ましいのが、就寝スペースと荷物スペースの両立だ。ベッドを展開すれば荷物が置けず、荷物を優先すると快眠が難しい。そんな悩みを一発で解決してくれるのがナッツRVの「ラディッシュ」。このモデルは常時設置型の二段ベッドを搭載しており、使わないときは跳ね上げて収納可能。しかも収納時にはバッグなどが収まる棚としても活用できるという工夫が盛り込まれている。
このベッドは大人でも余裕で寝られるサイズで、しっかりと安眠を確保できる。さらに、リヤ部分にもマットを敷くことで、子ども用の寝床として使えるスペースまで用意されている。家族全員での車中泊において、誰もがゆったりと休める設計だ。
軽量化と質感を両立したPVC家具の採用
室内家具にはキャンピングカーでも主流となっているPVC加工の家具を採用している。PVCは木材に比べて軽量で、なおかつ耐久性に優れているうえ、見た目もスタイリッシュに仕上がる。これによりラディッシュは、走行時の重量負担を軽減しながら、室内空間の高級感も演出している。
さらにこのPVC加工は環境負荷の低減にも寄与するという。塗装工程を省きつつ、均質で美しい表面仕上げを実現しており、まさに今の時代に合った素材選びといえる。選べる家具色は4タイプ。明るい空間を好む人も、落ち着いたシックなインテリアを求める人にもフィットする。
天井・壁・床まで。断熱材で包み込む快適な空間
ナッツRVのバンコンモデルはすべて断熱施工が施されている。ラディッシュも例外ではない。使用されているのは高性能なポリエチレンフォームで、断熱性に加えて吸音性にも優れているのが特徴だ。
天井には太陽光による熱の侵入を抑えるよう徹底的に断熱材を敷き詰め、壁や床にも隙間なく施工されている。冬の寒さを遮断し、夏の熱気を遮るこの断熱構造により、季節を問わず快適な車中泊が実現する。しかも外部からの騒音も軽減されるため、車内は驚くほど静かだ。
フルフラットになるFASPシートと多彩なレイアウト展開
ダイネットスペースにはイタリア製のFASPシートが採用されている。前向き・後ろ向きはもちろん、フルフラットにまで展開可能。さらに前後・左右へのスライドも自在に行えるため、車内のレイアウトを状況に応じて変化させられる。
リクライニング機能付きのセカンド・サードシートも標準装備されており、長時間の移動でも身体への負担を最小限に抑える工夫が施されている。乗車定員や荷物の量、シーンに合わせて柔軟に対応できる点が、ラディッシュの真骨頂といえる。
ギャレーや冷蔵庫も使いやすさに配慮した設計
キッチンまわりも妥協なし。深めのシンクは標準装備されており、蛇口は伸ばせばシャワーホースとしても使用可能。窓から外へ引き出せば、水浴びや簡易的な洗浄作業にも使える。夏場のアウトドアや海水浴の際に重宝する装備だ。
さらに、ギャレー正面にはVメーターやスイッチ類が集約されており、直感的な操作で電装管理ができる。冷蔵庫はオプションでWAECO社製の40Lコンプレッサー式が選べる。冷却性能が高く、真夏の食材保存にも心強い存在だ。
自転車も積めるカーゴスペースと使い勝手の良いベッド構造
リアスペースにはカーゴとして使える広々とした空間が確保されており、自転車や車イスなどの大きな荷物も無理なく搭載できる。ベッドの高さを2段階で調整できる構造になっており、荷物を優先するか、寝床を優先するかを状況に応じて切り替えられるのが便利だ。
このベッド部分は子ども用としても活用できるサイズで、さらにマットを外せば棚としても使用可能。収納ケースが4つ並ぶほどの容量を確保している。リアスペースにこれほどの柔軟性を持たせているキャンピングカーは意外と少ない。
家族5人で使える実用性と長距離移動にも対応する走行性能
ラディッシュのベース車両はトヨタ・ハイエースのスーパーロングワイドハイルーフ仕様。2700ccのガソリン車、または2800ccのディーゼルターボから選択できる。どちらも高い信頼性と耐久性を誇るパワートレインで、長距離移動や高速道路での安定感も抜群だ。
5人が座れて5人が就寝できる。大人数での車中泊やロングドライブを快適にこなすだけの装備と走行性能を兼ね備えている。単なるキャンピングカーではなく、家族の移動するリビングルームとして機能する存在。それがラディッシュの真価といえる。
写真ギャラリー
ベースの車両はトヨタのハイエース。
車内はボックスシートがメインとなったレイアウト。
テーブルは使いやすくも邪魔にならない適度なサイズ感。用途に応じて取り外し可能だ。
後部は荷物の積載スペース兼ベンチ型のシートとなっている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
セレステ(青い空)に込められた、低公害時代に真っ向から立ち向かう決意 1970年代半ば、自動車業界にとってまさに「冬の時代」が訪れていた。オイルショックによる燃料価格の高騰で省燃費志向が急速に高まる一[…]
雨の日に意外と困る「ドアミラーの水滴」 雨天時の運転では、フロントガラスならワイパーで視界を確保できる。サイドウインドウも、走行中であれば風によってある程度水滴が流れ、どうしても見えにくければ窓を一度[…]
アメカジ好きの心を鷲掴みにするタフでクラシカルな装い 平日は街乗りや買い物、仕事の道具運びをスマートにこなし、金曜の夜になればお気に入りのギアを放り込んで気ままに車中泊の旅へ出る。そんなライフスタイル[…]
使っていないUSB端子が、愛車をドレスアップする場所に変わる!? 愛車のインテリアにちょっとした変化を加えたい。そう思っても、内装パーツの交換や本格的なイルミネーションの設置となれば、費用も手間もかか[…]
見落としていた便利なスペース! ヘッドレストが収納場所に変身 スマートフォンのホルダーや充電器、ドリンクホルダーなど、車内を便利にしてくれるカーグッズは数え切れないほど存在する。こうした製品を上手に取[…]
最新の投稿記事(全体)
気温が下がるとタイヤの空気圧も低下!冬に向けて備えておきたい 愛車のメンテナンスで、つい後回しにしてしまいがちなのがタイヤの空気圧チェックではないだろうか。エンジンオイルの交換時期などは気にしていても[…]
弱点だった燃費を克服!スバルのハイブリッド「S:HEV」に熱視線 2025年にデビューした現行フォレスター。いま注目を集める最大の理由は、本格ストロングハイブリッド「S:HEV」モデルの充実ぶりが際立[…]
●リポーター・まるも亜希子自動車専門誌の編集を経て独立したカーライフジャーナリスト。ラリー完走や耐久レース完走の実績を持ち、雑誌・Web等でのレポートのほか、女性やママの視点に立ったカーライフ提案、経[…]
華やかなデザインと上質な空間。軽の枠を超える洗練された世界観 サクラを初めて見た時の衝撃は、今も鮮明に覚えている。次世代の日産車としての堂々たる存在感と、上質で華やかなデザインが放つオーラ。思わず「早[…]
TOYOTAプリウス PHEV Z価格:464万5300円 ハイブリッド+充電は現実的な選択になりつつある 地球環境を守り、立て直すため、全世界をあげての緊急課題となっているカーボンニュートラル。トヨ[…]
- 1
- 2



























