パイオニア カロッツェリアのフラッグシップ「サイバーナビ」が2021年モデルにチェンジ。docomo in Car Connectに対応したネットワークスティックによって、エンタメ機能、ナビ機能のグレードアップを実現している。
●文:浜先秀彰 ●まとめ:月刊自家用車編集部
ネットワーク機能搭載で快適ドライブ
カロッツェリアの上級ナビ「サイバーナビ」がモデルチェンジし、8機種がリリースされた。ボディサイズと画面サイズの組み合わせで4タイプがあり、それぞれに通信モジュールの「ネットワークスティック」付きモデル(型番の末尾が-DC)が用意されている。
今回取材を行ったのは9型大画面を搭載した「AVIC-CQ912-DC」で、現行型RAV4のオーディオレス仕様車に装着。写真を見ればわかるように高級感あふれるスタイルで純正品並みの自然なマッチングも実現している。
機能面でいちばんの特徴となるのは車内でネットワーク機能をフル活用できることだ。NTTドコモが提供している車載器向けのインターネット接続サービス「Docomo in Car Connect」に対応しており、付属のネットワークスティックを介してドコモのLTE回線が定額(1年間は無料。2年目以降は1万3200円/年、1650円/月、550円/日·税込)で使い放題となる。
これによりエンタメ機能はグンと充実し、スマホを接続せずにYouTube動画をストリーミング再生したり、Amazon Fire TV Stickなどの機器をつないで豊富なコンテンツも楽しめる。独自のレコーダーアクセス機能を利用すれば自宅に設置しているHDDレコーダー(対応機種)に収録した映像コンテンツを遠隔再生することも可能だ。Wi-Fiスポットとしても活用ができ、スマホやタブレット、ノートパソコン、ネットワーク対応ゲーム機なども使える。
また、高度なナビ関連機能が利用できるようになるのも嬉しいところ。ユーザーにぴったりのオススメスポット情報をリスト表示する「インフォガジェット」や、新鮮な地図でドライブができる「自動地図更新(2024年10月31日まで無料)」、サーバーに蓄積されたデータとリアルタイムのデータを使用して高精度な渋滞回避ルートを提案する「スーパールート探索」などが実現する。
ボディ
ネットワークスティック&静電式パネル
車内をエンタメ空間に変える
高度なナビ性能を実現する
使い勝手を高める新機能も
LINE UP
手軽にいい音が手に入る
純正ドアスピーカーと交換するだけで手軽に音質を向上させられるカスタムフィットスピーカーもデビュー。ハイグレードの「Cシリーズ」とスタンダードの「Fシリーズ」がラインナップし、それぞれにセパレート型とコアキシャル型を用意している。いずれもハイレゾ音源の再生に対応し、臨場感あふれるサウンドを楽しめる。
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