
●まとめ:月刊自家用車編集部(ハラ)
トヨタ
ヤリスクロス
グレード&価格
・1.5ℓガソリン車
【120PS/14.8kg・m、WLTC総合モード燃費:17.4〜20.2km/ℓ】
X “Bパッケージ” | 179万8000円(FF) | 202万9000円(4WD) |
X | 189万6000円(FF) | 212万7000円(4WD) |
G | 202万円(FF) | 225万1000円(4WD) |
Z | 221万円(FF) | 244万1000円(4WD) |
・1.5ℓハイブリッド車
【91PS/12.2kg・m(エンジン)+59kW/141Nm(モーター)、WLTC総合モード燃費:26.0〜30.8km/ℓ】※4WD車のリヤモーターは3.9kW/52Nmを出力
HYBRID X | 228万4000円(FF) | 251万5000円(4WD) |
HYBRID G | 239万4000円(FF) | 262万5000円(4WD) |
HYBRID Z | 258万4000円(FF) | 281万5000円(4WD) |
車両本体目標値引き額:20万円
納期の目安:6か月以上
リセール予想:B
【パワートレーン選び】性能はハイブリッド車が明らかに上だが、コスパに優れるガソリン車も十分アリ
パワースペックも、燃費性能も、ハイブリッド車が優れているが、ガソリン車にもトヨタ最新世代のダイナミックフォースエンジンを搭載しているため、実燃費でも17〜18km/ℓは走ってくれる。高速走行時の余力感などはハイブリッド車には及ばないが、街中ならば十分すぎる性能があり、ガソリン車としてはトップクラスの実力がある。ガソリン車=格下とはいえない確かな性能を持つ。
ガソリン車とハイブリッド車の同等グレード同士で比較すると、その価格差はおおよそ40万円弱。コスパも大事なコンパクトクラスだけにハイブリッド車がベストな選択とも言い難い。予算重視で割安な価格のガソリン車を選んだとしても後悔することはないだろう。
ガソリン車は1.5ℓ直3のダイナミックフォースエンジン(120PS/14.8kg・m)を搭載。車両重量はSUVとしては軽めの1120kg(GのFF車の数値)のおかげもあって、レスポンスや力感も十分。
ハイブリッド車は1.5ℓ直3のダイナミックフォースエンジン+モーターのTHS Ⅱを搭載(91PS/12.2kg・m+59kW/141Nm)。絶妙なモーターアシストのおかげもあって、ガソリン車を超える力強い走りが楽しめる。高速長距離が多いユーザーならばハイブリッド車を選ぶことをオススメしたい。
ガソリン車もハイブリッド車も4WDモデルを設定。ハイブリッド車はリヤに駆動モーターを持つE-Fourを採用するなど、最新ハイブリッドにふさわしい内容が与えられている。レジャービークルとしてもなかなか優秀だ。
【グレード選び】価格と装備のバランスに優れる、G系を基準に選びたい
ガソリン車に設定されるX “Bパッケージ”は、フリート需要を意識した廉価グレード。目玉装備のトヨタセーフティセンスがレス仕様になり、さらに主要OPの設定すら省略されるなど、一般ユーザーが選ぶにはかなり物足りない。ガソリン車もハイブリッド車もXから上のグレードを選ぶのがいい。
X/G/Zの3つのグレードは、トヨタセーフティセンスやスマートエントリーなどが標準で装着されるなど、走りや機能系装備はほぼ同等と考えてもいい。
グレードの違いが出る装備は、代表的なものを挙げるとホイールの設定や内装意匠、ディスプレイオーディオやスピードメーターのタイプなど。
X系はディスプレイオーディオが7インチモニター仕様で、スチールホイールが標準。実用性に優れるヤリスクロスをコスパ良く楽しみたいユーザー向けのグレード。
G系はディスプレイオーディオが8インチモニター仕様になり、シート生地が上級ファブリック、ホイールはアルミ、内装加飾がピアノブラック系に変更。価格と装備機能のバランスがいい、万人にオススメできる中心グレードという位置付け。
Z系はシート生地がハーフレザー仕様となり、運転席シートが6ウェイパワーシートに変更。フロント/リヤライトもLEDタイプになる。ヘッドライトもLEDライトになっている。ヤリスクロスの中では最も豪華なキャビン内装を楽しめるが、Gとの価格差はおおよそ20万円弱になる。G系のバランスの良い価格と比べてしまうと、やや割高な設定が気になるユーザーも出てくるだろう。
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※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
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