多彩すぎて絶対迷う!? どれを選ぶ!? レクサス新型「RX」4つのパワートレーン

2.5LPHEV E-Four搭載RX450h+

新型「RX」に採用されるパワートレーンは、多彩に4つ。2.4Lターボエンジンをベーシックパワートレーンとし、2.5Lハイブリッド、2.5LPHEV、そして新開発となる2.4Lターボハイブリッドだ。

●文:月刊自家用車編集部

RX350に搭載される2.4L直4ターボエンジン

レクサス「NX」にもラインナップされている2.4L直4ターボエンジン。トランスミッションは、高トルク対応型のダイレクトシフト8ATを採用。エンジンはTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)の高速燃焼システムに加え、センター直噴システムやターボと触媒の近接配置などで、年々厳しくなる世界各国の排気・燃費規制への対応を図っている。

8ATのトランスミッションは、低回転から高トルクを発生できる過給エンジンの特徴に合わせたシフト制御を採用し、ドライバーの意図に忠実な加減速と気持ちいい走りを目指して、エンジンとトランスミッションに専用チューニングを施している。アクティブノイズコントロールとアクティブサウンドコントロールを採用して、4気筒ターボ特有のノイズを除去する。駆動方式はFFのほか、電子制御フルタイムAWDも選択が可能だ。

2.4L Turboエンジン&トランスミッション(プロトタイプ)

2.4L Turboシステム(プロトタイプ)

RX350hは2.5L直4エンジン+ハイブリッドを採用

2.5L HEVシステム(プロトタイプ)

高熱効率の2.5L直4エンジンを組み合わせたハイブリッドパワートレーン。現行型レクサス「NX」はハイブリッドバッテリーにリチウムイオン電池を使用するが、新型「RX」は高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池を採用する。フロントモーターのみのFFハイブリッドとフロント/リヤモーターを搭載したモーター駆動式AWDの「E-Four」もラインナップする。専用の制御ロジックにより、クラストップレベルの低燃費とシームレスな気持ちのいい走りを高次元で両立したとしている。

2.5L PHEV/2.5L HEVエンジン

2.5L HEVバッテリー(プロトタイプ)バイポーラ型ニッケル水素電池

新型「RX」にもPHEVが! 2.5LPHEV E-FourはRX450h+に搭載

このパワートレーンも現行型レクサス「NX」から搭載されている。高熱効率2.5L直4エンジンと大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント・リヤモーターを搭載。リチウムイオンバッテリーは、総電力量18.1kWhで、クラストップレベルのEV走行を可能としている。

2.5L PHEVシステム(プロトタイプ)

EVモード/AUTO EV・HVモード/HVモード/セルフチャージモードという4つの走行モードが用意され、任意で選択することができる。また、AUTO EV・HVモード選択時は「先読みエコドライブ」で、ナビで目的地を設定することで、駆動用電池の残量や道路の属性・特性に応じて、自動的にEV走行とHV走行を切り替えることでエネルギー効率のいい走りを可能としている。

AWDシステムには、モーター駆動式AWDの「E-Four」を採用。様々なセンサーにより、リヤに駆動力が必要なシーンを判断して前後トルク配分を100:00から20:80の間で制御する。また、大容量・高出力リチウムイオンバッテリーを床下に配置することで、低重心化を図り安定した質感の高い走りを実現している。

2.5L PHEVバッテリー(プロトタイプ)

PHEV 充電モード(プロトタイプ)

新開発となる2.4Lターボハイブリッドは最上級グレードRX500hに!

高トルクな2.4Lターボとモーターのフロントユニットにリヤ搭載の高出力モーターの「eAxle」を搭載。エンジンとモーターの間にクラッチを採用。搭載される6速ATにもトルクコンバーターの代わりにクラッチを搭載して、エンジンとモーターを状況に応じて使い分ける。四輪駆動力制御の「DIRECT4」により、ダイレクトでトルクフルな気持ちのいい走りを実現する。

2.4L Turbo ハイブリッドシステム(プロトタイプ)

2.4L Turbo ハイブリッドエンジン(プロトタイプ)


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