スズキ クロスビー・カッコだけのモデルにあらず、中身は優れた実用SUV【国産車カタログ】

●文:月刊自家用車編集部ハラ)

【プロフィール】ベースとなったのはソリオ。レジャーワゴンとしても優秀

スズキ
クロスビー
発売日:2017年12月

価格:176万5800〜214万5960円(2017年12月当時)

個性的なシルエットを持つミニマムSUV。ハスラーと同系統のカワイイ系を追求したスタイリングもあって、ハスラーをベースに開発されたと思われることもあるが、ベースとなったのは乗用コンパクトカーのソリオ。高い全高を生かしたキャビンや防汚フロアの採用など、アウトドアユースで便利に使える機能が充実。実用性に加えてレジャーワゴンとして優れた適性を持つことも見逃せない強みだ。

パワートレーンは、1ℓターボ+モーター(99PS/15.3kg・m+2.3kW/50Nm)のマイルドハイブリットを搭載。これに6速ATが組み合わされる。走行性能の余裕が強まったこともハスラーとの大きな差別点になっている。

最低地上高は180mmとSUVにしては低めだが、4WD車には電子制御ブレーキLSD機能を備えたグリップコントロールが備わるなど、雪道やダート路で安定した走りが楽しめることも見逃せない特徴だ。

見た目はハスラー風だが、メカニズム的にはソリオから発展したモデル。前後タイヤいっぱいまでキャビンが広がるなど、実用的なパッケージが与えられている。 [写真タップで拡大]

カラーパネルを用いるなど、内装加飾にも遊び心が注がれる。実用一辺倒ではないキャビンデザインも人気を集める理由。 [写真タップで拡大]

後席スライド機構も備えるなど、アレンジ性能も十分。コンパクトな見た目から想像するよりも室内は広い。床面は防汚処理が施されるなどレジャー用途を考慮した設計も与えられている。 [写真タップで拡大]

【モデル変遷&グレード体系】2020年の一部改良で運転支援機能を大幅に強化

2017年12月に発売開始。パワートレーンは1ℓ直噴ターボ+モーターのマイルドハイブリッドのみ。グレード体系はベーシックなHYBRID MXとスズキセーフティサポートパッケージや防汚フロアなどの機能装備が強化されたHYBRID MZの2タイプを設定。FF車と4WD車を選ぶことができた。ボディカラーはOPで選べる2トーンルーフ・3トーンコーディネート仕様車などを含む全11パターンの車体色を設定。

2019年7月に特別専用色「スターシルバーエディション」を追加設定。

2020年10月に一部改良を実施。全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールや夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポート、車線中央付近の走行維持をサポートする車線維持支援機能を備えるスズキセーフティサポートを追加したほか、パーソナルテーブルやシート座面の撥水加工、防汚ラゲッジフロアなどを装着した中級グレード相当のHYBRID MVを新設定した。

撮影車は2020年10月以降のHYBRID MZ。 [写真タップで拡大]

【試乗インプレ】1ℓターボは必要十分のスペック。侮れない走行性能を持つ

1ℓターボエンジンは低中速域の出力特性に秀でるダウンサイジングターボ。ターボラグが少ない上に、6速ATの巧みな変速制御とモーターアシストが加わることで、幅広い速度域で小気味よく走ってくれる。高回転の伸び感は排気量相応になるため負荷のかかる追い越し加速などではやや物足りなさも感じるが、安定性に優れるシャシー性能のおかげもあって高速走行もこなしてくれる。

フットワークは日常域の快適性を考慮したソフトな味付け。アイポイントが高いこともあって運転席から見晴らしも良好。高速走行時に横風を受けてもふらつきが少ないことも地味ながらも見逃せない美点といえる。レジャーワゴンをコンパクトサイズにまとめている、万人にオススメできるモデルだ。

2020年10月以降のモデルには、ドライバーの負担を軽減する全車速追従機能付ACCや車線維持支援機能を設定するグレードを追加。より快適に走れるモデルに進化している。 [写真タップで拡大]


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