【人気モデル 購入最前線】ミツビシ アウトランダー編(2022年6月)

●文:月刊自家用車編集部(ハラ)

ミツビシ
アウトランダー


・2.4Lプラグインハイブリッド車(ツインモーター)
【98kW/195Nm(エンジン)+85kW/255Nm(フロントモーター)+100kW/195Nm(リヤモーター) WLTCモード ハイブリッド燃料消費率:16.2〜16.6km/L】

4WD
M(5人乗り)462万1100円
G(5人乗り)490万4900円
G(7人乗り)499万6200円
P(7人乗り)532万700円

車両本体目標値引き額:25万円
納期の目安:5か月以上
リセール予想:B

【グレード選び】どのグレードも走行性能は同等。実用重視ならばベーシックグレード「M」で不満なし

先代アウトランダーはガソリン車とPHEVの2つのパワートレーンを選ぶことができたが、2021年10月に販売開始した現行モデルはPHEVのみ。プラットフォームやパワーユニット、安全運転支援機能などが最新仕様になったことで、新旧のPHEVの価格を見比べると、現行モデルはおおよそ30万円ほど高くなっているが、進化した内容からすれば価格アップは妥当といえるだろう。

「M」は現行アウトランダーのベーシックグレードだが機能装備は充実。シートはファブリック地&マニュアルシートだが、マイパイロットやe-Assistなどの安全運転支援機能は最新仕様が標準装備され、アウトランダーが売りとしている四輪運転制御技術(S-AWCなど)もフル対応。LEDライトやフル液晶ディスプレイ(12.3インチ)純正ナビは通信連携機能がメーカーOPになるものの、上位グレードとほぼ同等のシステム(スマートフォン連携ナビ/9インチディスプレイ/地デジ/Apple CarPlay&Android Auto/6スピーカー)を搭載している。

「G」は5名乗り(2列シート)と7名乗り(3列シート)の両方が選べる唯一のグレード。Mに比べると、シートがハーフコンビレザーとなり運転席はパワーシートに変更、リヤゲートが電動タイプになっている。ほかにも純正ナビに通信連携機能が付き、充電用USBポートが追加されるなど機能面のアップデートも図られている。

「P」はよりプレミアムを求めた最上級グレード。GではメーカーOPだった機能(ヘッドアップディスプレイ/助手席パワーシート/リヤシートヒーター/BOSEプレミアムサウンドシステム+9スピーカーなど)が標準装着されるほか、内装&シートがブラック&サドル タン仕上げになるセミアニリンレザーになる。ボディカラーにツートーンカラーが選べるのもPだけ。ミツビシのフラッグシップモデルを名乗るにふさわしい内容を持つ。

現行アウトランダーが持つ卓越した走行性能をリーズナブルに楽しみたいならば「M」、最上級ぶりをとことん楽しみたい場合は「P」がオススメ。MとPでおおよそ60万円の価格差はあるが、Pにはプラスした予算に見合う内容を実感できる。中間グレードの「G」は5名乗りも7名乗りも選ぶことができるが、Mと装備内容を比べるとやや中途半端だ。

アウトランダーはクリーンエネルギー自動車に指定されており、インフラ導入促進補助金などの国の補助金(令和4年度予算 クリーンエネルギー自動車 導入促進補助金は55万円)を申請・受給することができる。商談の際は必ず確認して欲しい。

現行アウトランダーは走りの魅力や内装質感が大幅向上したことで、発売3か月の累計受注が1万台を超える好調なセールス(当初の販売計画は1000台/月)を記録。


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