ボルボ・カー・ジャパン株式会社は、7月6日にボルボXC40、60シリーズ、90シリーズのラインナップと仕様の変更を発表した。同日より販売を開始する。Ultimate(アルティメット)とPlus(プラス)という2つのラインナップ導入やGoogle搭載インフォテインメントシステムの搭載拡大、XC40初のフェイスリフトなどが行われている。
●文:月刊自家用車編集部
全車で最上級「アルティメット」と充実装備「プラス」の2グレード構成が基本に
今回発表されたラインナップの一新で各車ともに最上級モデルの「Ultimate(アルティメット)」と充実装備の「Plus(プラス)」の2グレード構成が基本となる。
特にプラグインハイブリッドモデルの最上級モデルである「Ultimate」は、北欧の価値観で仕上げられたラグジュアリーな内装を継承しつつ、よりモダンな造形と精悍なグロッシーブラック仕上げのディテールを組み合わせた新しいエクステリアデザインテーマが与えられ、インテリアはナッパ・レザーに加えて「テイラード・ウール・ブレンドシート」がオプションで選択可能となっている。
そして「XC40」は、デビュー以来初めてフェイスリフトを受けた。シャープなデザインとなった新フロントヘッドライトを採用し、より端正なフロントマスクへと進化。個性的なフォルムを引き立てる新ボディカラーも採用され、パワートレーンは、48Vハイブリッドを採用するB3(前輪駆動)とB4 AWD(4輪駆動)をラインナップ。先に発表されたツインモーター仕様とシングルモーター仕様が選択できるピュア・エレクトリック(電気自動車)と合わせ、合計4グレードが用意される。
また、2021年秋にXC60から導入されたGoogle搭載の新インフォテイメントシステムが、今回の変更で、ボルボ全車に標準装備となった。メーターディスプレイと連携するGoogleマップによるカーナビゲーションやGoogleアシスタントによる音声操作と「Google アプリ/サービス」、緊急通報サービスならびに故障通報サービスなどと連携する「Volvo Cars app(テレマティクス・サービス/ボルボ・カーズ・アプリ)」がボルボ全車で利用可能となっている。
加えて、アクセルペダルのコントロールだけで、加速と減速を直感的かつシームレスに制御できる「ワンペダル・ドライブ機能」がプラグインハイブリッド全車に装備される。アクセルを離した瞬間に制動を開始し、緊急時の制動距離短縮にもつながり、ブレーキ作動で発生する制動エネルギーを積極的に回生することでバッテリーに蓄電、燃費向上にも寄与する。
電気自動車のXC40 RechargeおよびC40 Rechargeの仕様については変更なしとなる。なお、日本仕様は今までの通り、全車右ハンドルで販売される。
■ボルボ新ラインナップバリエーション&価格
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※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
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