マイチェンしたVW新型「ポロ」が国内デビュー。力強いエクステリアと最新パワートレーンを採用

TSI R-Line

フォルクスワーゲン ジャパンは6月23日からマイナーチェンジした新型「ポロ」の販売を開始した。4グレード構成で、車両本体価格は257万2000円〜329万9000円。

●文:月刊自家用車編集部

前後バンパーデザインの変更で力強くスポーティな印象に進化

1996年に3代目「ポロ」から日本販売を開始し、以降累計約30万台を販売しているフォルクスワーゲン「ポロ」。6代目となる現行型「ポロ」は、2018年から販売されているが、この度マイナーチェンジモデルの販売が開始された。

TSI R-Line

グレード展開は4グレードとマイナーチェンジ前と変わらないが、従来のベーシックグレードのTSI Trendlineに代わり、TSI Active Basicを、TSI Comfortlineに代わりTSI Activeを、TSI Highline に代わりTSI Styleがそれぞれ新設定された。スポーティな専用外観を装備したTSI R-Lineは従来通りだ。

TSI Style

マイナーチェンジではエクステリアデザインを刷新。新デザインの前後バンパーを採用し、全長が10〜25mm伸びて4085mmとなり力強くスポーティな印象に進化している。さらにフロントグリルとヘッドライトデザインを変更。今回新採用となったラジエターグリルのLEDクロスバーと新デザインのLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”を採用したヘッドライトとデイタイムランニングライトそれぞれのLEDストリップがヘッドライトの下縁に沿って縁取られ光学的に接続。洗練された雰囲気としている。リヤコンビネーションランプも立体的な新デザインのLEDテールランプに変更されている。

LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”

立体的な新デザインのLEDテールランプ

搭載エンジンは、排気量は1Lとマイナーチェンジ前と同じだが、ミラーサイクル燃焼プロセスの採用、バリアブルターボジオメトリー機構の搭載、エンジンPMフィルターの採用で厳しい環境規制にも準拠した高効率な最新世代エンジンへと進化している。最高出力95PS、最大トルク175Nmとスペックはマイナーチェンジ前と変わらない。また、マイナーチェンジ前のTSI R-Lineには1.5L直4DOHCターボエンジンが搭載されていたが、新型「ポロ」は全グレードで1L直3DOHCターボ搭載となる。

1L直3DOHCターボエンジン

先進安全装備も上級モデルに匹敵する内容に進化している。同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”やLEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”を新採用。“Travel Assist”は、ドライバーがあらかじめ設定した車速内で前走車との車間と走行レーンの維持をサポート。TSI Activeにメーカーオプション、TSI Style以上のグレードに標準装備される。“IQ.LIGHT”は、フロントカメラで対向車や先行車を検知し、マトリックスモジュールに搭載されたLEDを個別に制御することで、 最適な配光を可能としたシステムだ。安全性を向上させるだけでなく、ダイナミックターンインジケーターと合わせ、右左折時の被視認性も向上。これはTSI Style以上のグレードに標準装備される。

TSI R-Line

純正インフォテイメントシステム”Discover Pro“は液晶画面サイズが8インチから9.2インチに大型化され、TSI Active以上のグレードにメーカーオプション設定される。見やすい10.25インチTFT液晶を採用した”Digital Cockpit Pro”はTSI Active以上のグレードに標準装備される。

ボディカラーは新色のヴァイブラントヴァイオレットメタリックの他に、キングズレッドメタリック(3万3000円高)、アスコットグレー、スモーキーグレーメタリック、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクト、リーフブルーメタリックの7色展開となる。

■新型「ポロ」バリエーション&価格
TSI Active Basic:257万2000円
TSI Active:282万1900円
TSI Style:324万5000円
TSI R-Line:329万9000円


※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。

最新の記事