空冷VWのドラッグレースVW Drag Inレポート【後編】

モビリティリゾートもてぎで空冷VWワンメイクの1/8マイルドラッグレース「VW Drag In」が開催されました。レポート後編ではスリックタイヤが使用可能なクラスをご紹介します。

●文/まとめ:ストリートVWs編集部

空冷VWオンリーのドラッグレース

2022年6月26日にモビリティリゾートもてぎで開催された、staginglane.netが主催する「VW Drag In 15th」のレポート後編です。

後編では、ストリートクラス最上位のSTREET COMPクラスと、本格派マシンのプロクラスをご紹介します。

STREET COMPクラス 8.99~8.50sec

SCクラス優勝 #999 吉岡選手

STREET COMP (SC)クラスは8.99~8.50秒のクルマが対象で、このクラスから上はスリックタイヤの使用が可能になり、ロールバーが必須となります。ストリートクラスとはいえ、マシンの装備は本格的です。

普段はプロクラスで活躍する#999吉岡選手が父親のマシンを駆ってトロフィーを勝ち去りました。

PRO GASクラス 8.49~8.00sec

PGクラス優勝 #4270 滝本選手

8.49~8.00秒のPRO GAS (PG)クラスからプロクラスと呼ばれ、スタートシグナルの方式がプロスタートとなります。ストリートクラスのスタートは3つの黄色いランプが1つずつ点灯してからグリーンが点灯するスポーツマンスタートですが、プロスタートは3つの黄色いランプが同時に点灯してからグリーンが点灯するシステムです。

#4270滝本選手がストックボディのカルマンギアでなんと4連覇を成し遂げました。

PRO COMPクラス 7.99sec~7.50sec

PCクラス優勝 #7216 中野選手

7.99sec~7.50秒のPRO COMP (PC)クラスになると、スタートが凄まじく速く感じられます。

優勝した#7216中野選手のこの日のベストタイムは7.711秒で、1/4マイルに換算すると約12秒。車検付きのエントリー車両のなかで最も速いThe Fastest Street Legalも受賞しました。

この上に7.49秒以下のPRO MODIFYクラスもありますが、今回はエントリーがありませんでした。

Top Eliminator 各クラスの優勝者によるタイム申告レース

タイム申告による時差でスタートするTop Eliminator

イベントの最後に、Top Eliminatorと呼ばれる各クラスの優勝者によるDIAL INレースが行われます。速さの違うクルマ同士が対戦するタイム申告レースは、スタートの時差からゴール付近で接近するまで息を呑むような見応えがあります。

いわば総合優勝といえるトーナメントを勝ち抜いたのはSTREET TRIAL-2クラスの#723浅岡大貴選手でした。

次回開催は来年を予定

ギャラリーはもちろんのこと、エントリーも比較的に難しくないドラッグレース。VW Drag Inは毎年1~2回開催されており、主催者発表では次回は来年になるとのことです。レースの準備時間はたっぷりありますね!

毎週水曜日はVOLKSWEDNESDAY! 面白くて勉強になるフォルクスワーゲン情報をお届けしますので、お楽しみに。


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