【人気モデル 購入最前線】三菱 デリカD:5編(2022年8月)

●文:月刊自家用車編集部(ハラ)

三菱
デリカD:5


2.3Lディーゼルターボ車(145PS/38.7kg・m、WLTCモード総合燃費:12.6km/L)
・M 400万1800円
・G 410万3000円
・G-Power Package 433万9500円
・P 447万5900円
・アーバンギア G 423万600円
・アーバンギア G-Power Package 446万7100円
・アーバンギア P Edition 457万7100円


【最新購入情報】
車両本体目標値引き額:35万円
納期の目安:2~5か月
リセール予想:C


2022年夏に実施された一部改良で販売価格が約2%値上げされたが、従来同様に値引きは緩め傾向が強い。コロナ禍の影響も今のところ限定的なもので、早ければ2か月程度で納車されるようだ。

【グレード選び】ベーシックなMでも機能面に不満なし。個性を求める向きには、特別仕様車のジャスパーという選択もアリ

パワートレーンは2.3Lディーゼルターボのみで、先代で設定されていたガソリン車を選ぶことはできない。そのため、価格設定は先代よりも少し高めになっており、現行モデルは全てのグレードが400万円を超える価格になっている。

現在、ラインナップされるカタロググレードは全7タイプ。

最もベーシックなMは標準仕様車でしか選べないが、デリカD:5に備わる基本性能(4WDシステムや走破支援機能、安全装備e-Assistの標準機能、助手席側オートスライドドアなど)はしっかりカバーされている。加飾や利便装備はややシンプルだが、デリカD:5に求められるアウトドアの道具という唯一無二のキャラを最も体現しているグレードといえる。ただ、8名乗りのセカンドベンチシート車しか設定されていないことが泣きどころ。7名乗りのセカンドキャプテンシート車が欲しいユーザーは、約10万円高のGを選ぶ必要がある。

中間グレードのGとG-Power Packageは、運転席パワーシートやシートヒーター、電動サイドステップ、エレクトリックテールゲートなど、主に動きモノ系装備の設定が異なり、G-Power Packageは約23万円ほど高くなるが上記の装備が標準装着される。Pは上記の装備に加えて、車両周囲をカメラ表示できるマルチアラウンドモニターや走行時に後方からの車両接近を検知警告する後側方車両検知警報システムなども標準で装着。最上級グレードにふさわしい内容が与えられている。

ちなみに標準仕様車とアーバンギアの主な違いは内外装意匠が中心。前後のアプローチアングル/ディパーチャーアングルを意識したバンパーを装着する標準仕様車に対して、アーバンギアはバンパー下部が路面と水平になるエアダムバンパーを装着。アルミホイールも専用デザインが採用される。いわゆるカスタム仕様に相当するグレードだ。内装加飾に関しても若干派手で精悍な雰囲気が強まるイメージ。標準仕様の同等グレードと比べると価格差は約10万円。割高とまではいえない価格差なので、スタイリングが好みならばアリだろう。

デリカD:5をコスパ良く楽しみたいならば、必要最低限の機能が揃っているMで十分。あとはOPのナビを装着すればクラス相応のモデルに仕上がる。ファンからニーズが高いカスタマイズに関しても、純正&社外を含めてパーツは豊富。カスタムのベース車としても最適の選択になるはずだ。

少し違った雰囲気が欲しいならばアーバンギアのGがオススメだが、スウェード素材のシートとトリム加飾で上質な内装に仕立てられている、特別仕様車のJASPER(ジャスパー・418万8800円)も検討する価値はあり。アーバンギアとの違いも明確なので、第3の選択肢としても面白い存在だ。

撮影車は標準仕様。内装色はベージュのほか、ブラックも設定される。

撮影車はアーバンギア。エアダムタイプのエアロパーツと専用意匠のアルミホイールを装着するほか、内装色はブラックのみになる。

デリカD:5 ジャスパーの画像。専用ディーラーオプションパッケージで、よりアウトドアな雰囲気を高めることもできる。


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