![](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2023/04/123TDIEULHD_TOWNSTAR_EV_COMBI_002b_LR.jpg)
現地時間の2023年4月12日、欧州日産自動車は、小型商用車「タウンスター EV パッセンジャー」ベースとしたファミリー向けのEVモデル「タウンスター EV パッセンジャー」の受注開始を発表した。5人乗りでリヤにスライドドアを採用している。
●文:月刊自家用車編集部
最大2500Lの広大なラゲッジスペースに1500㎏の牽引能力を持つバッテリーEVファミリーワゴン
発表された「タウンスター EV パッセンジャー」のベースとなった「タウンスター」は、2021年に発表された小型商用車(LCV)「タウンスター」がベース。「NV250」と「e-NV200」の後継モデルとして登場し、ルノー・日産・三菱自動車アライアンスで開発されたCMF-Cプラットフォームをベースとして開発されている。
もともと「パッセンジャー」にはバッテリーEVとガソリン車があり、両方ともバンとワゴンが設定されている。バッテリーEVは、44kWhバッテリーを搭載。航続距離は285kmで、90 kW (122 PS)/ 最大トルク245Nmの電気モーターを搭載。ガソリン車は、Euro 6dに適合した1.3Lエンジンを搭載し、最高出力130PS、最大トルク240Nmを発生する。
「タウンスター EV パッセンジャー」は、「タウンスター」と同じバッテリーEVシステムを搭載。1500㎏の牽引力が与えられ、充電システムは、 AC 充電 (11kW および 22kW) に対応しており、15% から 80% まで充電するのに 90 分。さらに37分で15% から 80% まで充電するDC急速充電(80kW)にも対応。22kWのAC充電システムには、ヒートポンプを搭載し効率よく車内を暖めることができる。また、バッテリーの耐久性を高めるために、バッテリー冷却システムも搭載。
小型商用車「タウンスター」と同じデザインのインパネまわりだが、ドライバーの集中力を高める10インチのデジタルコンビメーターを採用。センターコンソールには、ワイヤレス充電機能も備える。さらに、オプションでデュアルゾーンクライメートコントロール、ヒーテッドフロントガラス、ステアリングヒーター、フロントシート、リアエアベント、ヒーターダクトが用意されている。室内空間は2列シートの5人乗りで、通常は850Lのラゲッジ容量を持ち、6:4分割可能な後席を格納すれば最大2500Lまで拡大できる。
「タウンスター EV パッセンジャー」を含む「タウンスター」はルノーカングーと多くのコンポーネンツを共有している。インパネデザインについてはほぼ共通で、使い勝手もほぼ同等だ。高い積載性や広々した居住空間以外にも、バッテリーEV・SUVの「アリア」にも通じるフロントデザインなど新しさを感じる「タウンスター」。日本向けにも導入を検討して欲しい1台だ。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(海外ニュース)
MAZDA EZ-6(市販予定車:エアログレーメタリック外板色) 新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」は中国市場専用モデルで、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を設定し、後[…]
CX-8の後継を期待される、3列シートSUVが欧州で発表 今回、欧州で発表された新型「CX-80」は、マツダが展開している新世代ラージ商品群の第4弾となる、ミッドサイズクロスオーバーSUV。国内でも昨[…]
CX-80欧州仕様 3列シートで最大7名乗車可能なSUV。日本でも間もなく発表か!? 今回1枚の写真とともに4月18日の発表が告知された「CX-80」。CX-60に次ぐ欧州市場におけるラージアーキテク[…]
セーフティカーに採用された新型Vantage チューニングされ、さまざまな特別装備をまとったセーフティーカー仕様の新型Vantageは、2024年3月6日~3月9日に開催される「フォーミュラ1® ST[…]
5年ぶりの大型改良で、新デザインを採用。車載IT機能も強化 現行型のQ7は、2015年に発表された第2世代モデル。2019年に最初のアップグレードが行われ、今回は2回目となる全面的なアップグレートにな[…]
人気記事ランキング(全体)
コスパの高さは最高クラス 外壁や玄関の掃除、洗車などで活躍する高圧洗浄機。人力では落とせない頑固な汚れを落とすことができるため、家庭での使用も増えてきている。しかし、高圧洗浄機は価格が比較的高く、なか[…]
→2人暮らしができるレベルのキャンパーとは ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースは[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
上級を意識した内外装仕立てで、新たなユーザー層の獲得を狙う 「新しいコンパクトSUVの市場を切り拓く」そんな狙いを持って、この秋インドから日本国内への導入が予定されている新型フロンクス。コンパクトカー[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
最新の投稿記事(全体)
耐水&耐荷重もバッチリ 「ハードシェルソーラーセンサーライト」は、駐車場や庭にピッタリな地面に設置できるソーラー充電式ライト。IPX7の防水性能と耐荷重に優れ、耐荷重約1tで車で踏んでも壊れない頑丈な[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
新型LBX MORIZO RR実力チェック 新型オーラNISMO詳細解説 新型フロンクス先行試乗リポート! 今こそ買いたい!注目モデル10選! 人気ミニバン BEST BUY WLTCモード燃費付き […]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
愛車に個性を持たせよう! カーショップコネクトでは、エプロンや被せるような汎用タイプとは違い、クルマのシート形状ごとに型取りを行って、ジャストフィットするシートを販売している。色やデザインを自由に選ぶ[…]
- 1
- 2