
見積書をもらった際に、頼んでもいないのに計上されている場合がある付属品やサービスメニュー。もちろん「必要ない」と言えば購入しなくていいのだが、セールスマンに「みなさん購入(加入)してますよ」などと言われてしまうと、そのままにしてしまうユーザーもいるようだ。こんな時にベストな対処法をお教えしよう。
●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
「必要」と思っていても、最初の商談ではカットしてもらうのが正解
まず最初に見積もりをもらう時は、付属品やサービスメニューが必要だと思っていたとしても、セールスマンには「付属品やサービスメニューはいらない」ということを伝えるべき。
付属品の代表としては「ドアバイザー」や「フロアマット」、サービスメニューは「ボディコーティング」や「メンテナンスパック」などが挙げられるが、これらは車両本体やメーカーオプションとは違って、ディーラーの裁量が効きやすいものなので、値引き交渉が煮詰まった時に追加することで、さらなる値引きや無料サービスを迫ることができる武器にすることができるのだ。
ちなみに付属品なら「フロアマット」、サービスメニューは「メンテナンスパック」は、ユーザーにとっても検討する価値が高いアイテム&サービス。
メーカー純正のフロアマットは、車種専用設計だけに見栄えもフィッテングも良好。価格は少々割高感もあるが、購入した後に満足できるアイテムだ。メンテナンスパックは、将来発生する整備費用を先払いにするカタチになるが、ディーラーで定期点検やオイル交換、数年後の車検も頼むつもりならば費用対効果に優れている。しばらくは乗るつもりというならば、付けても損はない。
商談時の最終局面で「フロアマットを付けてくれるならば、今日ここでハンコ(契約)を捺す」や「メンテナンスパックに加入するから、値引きをもう少しがんばって欲しい」などと迫ってみるといい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(購入ガイド)
メリット1:ドライバーがクルマに合わせるという”楽しさ” 一般的に、古いクルマになればなるほど、オーナー(ドライバー)がクルマに合わせなければスムーズに動かすことが難しくなります。 古いキャブ車であれ[…]
人気の「カワイイ」系、そのパイオニアとして登場 2002年に登場した初代アルト・ラパンは、当時の軽乗用車市場ではまだ浸透していなかった「カワイイ」というサブカルチャー的な要素をいち早く取り入れたパイオ[…]
スバル・フォレスター/価格:404万8000〜459万8000円 S:HEVモデルの追加で、万能タイプに進化 フォレスターは、スバルが長年培ってきたAWD技術と水平対向エンジンの組み合わせにより、どん[…]
最新改良で新しい外装塗料を採用。美しさと耐久性が向上している 5月に実施された一部改良(7月より改良モデルは発売)では、外装の美しさと耐久性を向上させつつ、原材料費の高騰に対応した価格改定を実施。この[…]
最新改良で2WDモデルを廃止。全車4WDモデルのみのラインナップへ 2024年11月に実施した最新改良では、従来はメーカーオプションだった機能の一部グレードで標準装備化が図られた。 具体的には、Xグレ[…]
最新の関連記事(トリビア)
車内を快適に! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていこう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイミング[…]
世界初のガソリンエンジン車の駆動系 最初の自動車の駆動方式はミッドシップだった 最初の自動車は前輪駆動だった。1769年、蒸気で走る世界初の3輪自動車が現れたが、前1輪を駆動するFF車だった。蒸気機関[…]
1900年初頭、石油ランプからアセチレンランプへ進化 ガソリンエンジンを搭載した自動車が実用化された初期の時代は石油ランプが用いられていた。1900年代に入ると炭化カルシウムと水を反応させて、発生する[…]
電子制御サスペンションは、3つの制御方式に大きく分類される サスペンションに電子制御を持ち込み、走行状態、路面の状況に合わせた最適な乗り心地やアジリティ、スタビリティが得られるものも一部のクルマに採用[…]
リアサスは、固定式リーフスプリングからコイルスプリングへ進化していった 長い間、リアの車軸は固定式で、それをリーフスプリングで支えていた。コイルスプリングが実用化されると、一部の高級車でそれを使うもの[…]
人気記事ランキング(全体)
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]
コンパクトに収まるベース仕様 RS1+のベースとなるのは、スズキ・エブリイワゴン。標準設定としてベッドマット、カロッツェリアの楽ナビ、そして諸費用を含む構成になっている。軽キャンピングカーを求める人に[…]
大人が手にする秘密基地 N-VAN コンポの最大の魅力は、まるで子供の頃に夢見た秘密基地を現実にしたような空間にある。助手席側の大開口部とフラットな床が生み出す自由度は抜群で、サイドオーニングを展開す[…]
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]