
見積書をもらった際に、頼んでもいないのに計上されている場合がある付属品やサービスメニュー。もちろん「必要ない」と言えば購入しなくていいのだが、セールスマンに「みなさん購入(加入)してますよ」などと言われてしまうと、そのままにしてしまうユーザーもいるようだ。こんな時にベストな対処法をお教えしよう。
●文:月刊自家用車編集部(ハラ)
「必要」と思っていても、最初の商談ではカットしてもらうのが正解
まず最初に見積もりをもらう時は、付属品やサービスメニューが必要だと思っていたとしても、セールスマンには「付属品やサービスメニューはいらない」ということを伝えるべき。
付属品の代表としては「ドアバイザー」や「フロアマット」、サービスメニューは「ボディコーティング」や「メンテナンスパック」などが挙げられるが、これらは車両本体やメーカーオプションとは違って、ディーラーの裁量が効きやすいものなので、値引き交渉が煮詰まった時に追加することで、さらなる値引きや無料サービスを迫ることができる武器にすることができるのだ。
ちなみに付属品なら「フロアマット」、サービスメニューは「メンテナンスパック」は、ユーザーにとっても検討する価値が高いアイテム&サービス。
メーカー純正のフロアマットは、車種専用設計だけに見栄えもフィッテングも良好。価格は少々割高感もあるが、購入した後に満足できるアイテムだ。メンテナンスパックは、将来発生する整備費用を先払いにするカタチになるが、ディーラーで定期点検やオイル交換、数年後の車検も頼むつもりならば費用対効果に優れている。しばらくは乗るつもりというならば、付けても損はない。
商談時の最終局面で「フロアマットを付けてくれるならば、今日ここでハンコ(契約)を捺す」や「メンテナンスパックに加入するから、値引きをもう少しがんばって欲しい」などと迫ってみるといい。
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