クラスレスコンパクトとして6月5日にイタリア・ミラノでワールドプレミアされた新型レクサス「LBX」。SUVを名乗らない全く新しい1台として誕生したそのインテリアも新しさが満載だった。
●文:月刊自家用車編集部
タブレット端末を埋め込んだような、目を引くセンターディスプレイとインパネデザインの新しさ
コンパクトボディでもドライバーが操作しやすいインテリア空間を目指したという「LBX」。水平基調でシンプルなインストルメントパネル造形が特長で、その恩恵で運転に集中できる開けた視界が確保されている。レクサスは「ドライバーが素に戻れるコックピットを目指しました」としており、メーターフードからドアトリムまでつながる造形で空間の広がりとコンパクトな手の内感を両立したという。
センターコンソールには、タブレット端末を埋め込んだような9.8インチのタッチディスプレイを配置し、高さを抑え傾斜させることにより室内と一体感を与えて、操作しやすい高さに配置することで気負いなく運転できる造形を目指している。
9.8インチのセンターディスプレイは、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約して、画面内のスイッチのサイズや形、レイアウト、表示情報など細部までこだわって直感的に操作できる配置と形状を追求したという。
ステアリングまわりには、12.3インチの大型フル液晶メーターとヘッドアップディスプレイを配置。この2つを連携させて大きな視線移動をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオなど、各種機能の操作を簡単にできるようにしている。12.3インチの大型フル液晶メーターは、ドライバーが運転に集中できるよう、運転支援情報を見やすく表示し、大型液晶を活かした表示グラフィックも選択できるようになっている。
さらに、インテリアの造形や素材の美しさを際立たせる64色の室内イルミネーションを採用。自然現象を見た際の感情や、気持ちの変化を表現した14色を推奨カラーとしてプリセットしており、センターディスプレイのカラーパレットから、さらに50色の中からその時の気分でイルミネーションを変更できる。
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