
ルノーがF1で培った技術を注いで開発した、輸入車唯一のフルハイブリッドシステム「E-TECH HYBRID」を搭載するルノー・アルカナに新たなグレード、「アルカナ E-TECH エンジニアード」が登場。本場ヨーロッパでも大きな注目を集めているモデルの魅力をお伝えします。
●文:まるも亜希子●写真:奥隅圭之
ハイブリッド嫌いの欧州人すら納得させる、実力パワートレーンを搭載
ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード
価格:469万円
2022年5月にまずE-TECH搭載のR.S.ライン E-TECH HYBRIDが日本導入され、11月には1.3L直4ターボエンジン+BSGのマイルドハイブリッドモデルが追加されたルノー・アルカナですが、現在はR.S.ラインをマイルドハイブリッドに譲り、E-TECH エンジニアードとの2グレード構成となっています。
ファストバックのスタイリングは、SUVともクーペとも思える洗練されたイメージ。外観はグリルガーニッシュやパンパーフィニッシャーを専用仕立てとすることで、ルノーの中でも特別な1台であることを主張している。
アルカナは、これまでのディーゼルモデルに代わる、環境性能と走行性能を両立する新たなパワートレーンとして、導入が進められているE-TECH HYBRID採用モデル、第一弾として登場。クーペのエレガントさとSUVの機能美を融合した、クーペSUVともいえるスタイリッシュなモデルです。
本国フランスではハイブリッド嫌いの欧州人たちも納得する評判の良さというだけあって、もともとハイブリッド好きの日本人にとっては、これまでマイルドハイブリッドばかりだった輸入車の中にあって、ようやく満足できるフルハイブリッドが手に入ると注目を集めました。アルカナに続いてルーテシア、キャプチャーにもE-TECH搭載グレードが揃ったことで、ルノーは2022年の日本におけるフランス車販売N0.1の座を獲得しています。
上級仕様をベースにさらに豪華さを注入したスペシャルグレード
そんなアルカナの新グレード、E-TECH エンジニアードは、内外装がさらに洗練されたほか、要望の多かったBOSEサウンドシステム/9スピーカーを装備した、豪華さとお得な魅力がつまった1台。
まずエクステリアの特徴としては、前後のエンブレムをはじめフロントグリルガーニッシュ、スキッドプレート、リヤスポイラーがブリリアントブラックにお色直しされて、ボディカラーによっては、ちょっとワルっぽい雰囲気が強まって、とてもクール。ツインエキゾーストフィニッシャーや、ナンバープレートの左右にのびるような「F1ブレード」は、ウォームチタニウムカラーで、華やかさも添えています。
インテリアには、ドリンクホルダーやインパネのライン、センターコンソールのステッチなどにもウォームチタニウムがあしらわれ、モダンかつ上質感あふれる雰囲気が強まっています。実はこのカラーは、ルノーが電動化モデルのイメージカラーとして採用しているもので、先進的なテクノロジーを引っ張っていく色と位置付けられているのだとか。当初はアルカナを電動化モデルとしてあまり前面に出していなかったルノーですが、好調を受けてもっと電動化モデルとしてアピールしていこう、という意識の表れとも取れるとのこと。
1.6Lの自然吸気エンジンと、駆動用のメインモーターと充電回生等を担うサブモーターのHSG(ハイボルテージ・スターター&ジェネレーター)の2つのモーターを、電子制御ドッグクラッチマルチモードATでつなぐ独創的なハイブリッドシステムは、市街地でも高速道路でも爽快かつ、ハイブリッドらしからぬダイナミックな走行フィールで、いつの間にか、存分に走ることを楽しんでいることに気づきました。
これでWLTCモード燃費が22.8km/Lと、輸入車トップ3(1位、2位はルノーのルーテシアとキャプチャー)というのだから文句ナシ。おまけに価格も469万円と、このご時世に500万円を切るのは破格とも言えるお宝SUVなのです。
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