
BMWは、JAPAN MOBILITY SHOW 2023(2023年10月26日から11月5日に開催)において、BMW X2、電気自動車BMW iX2を世界初披露する。また、会場ではコンセプトモデル「Vision Neue Klasse」や、BMW iX1、BMW i4、BMW i5、BMW iX、高級セダンのBMW i7、ハイパースポーツSUVのBMW XM Label Red、高級SUVのBMW X7も展示される予定。
●まとめ:月刊自家用車編集部
欧州で発表されたばかりの最新電動SUVが、東京で初展示
BMW iX2 xDrive30
BMW X2は、プレミアムコンパクトセグメントにスポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)という車両コンセプトを初めて導入したモデル。ジャパンモビリティショー2023で公開されるのは、その第2世代のモデルで、BMW iX2は、コンパクトクラスのスポーツ・アクティビティ・クーペ(SAC)として初となる電動モデルになる。
BMW X2 M35i xDrive
全長☓全幅☓全高:4554☓1845☓1590mmのコンパクトなボディサイズに先鋭的なクーペシルエットを持つこのSUVモデルは、最新パワートレーンとデジタル・イノベーションが採用されていることも特徴のひとつ。
X2とiX2に用意されるグレードは4タイプ。
BEVの「iX2 xDrive30」は、フロントアクスルとリヤアクスルに1基ずつ駆動モーター配置。システム最大出力230kW(313hp)、システム最大トルクは494Nmを発生。iX2 xDrive30の0-100km/h加速は5.6秒で、最高速度は180km/hに達する。バッテリー容量は64.8 kWhで、WLTPサイクルでの航続距離は417~449kmとなる。
内燃機モデルの「X2 M35i xDrive」は、2L直4エンジンを搭載。最高出力は221kW(欧州仕様)を発揮する。0-100km/h加速は5.4秒を記録。その下の「X2 sDrive20i」は、1.5L直3エンジンに48Vマイルドハイブリッドの組み合わせで最高出力125KW、ディーゼルモデルの「X2 sDrive18d」は、最高出力110kWを発揮。内燃機モデルのトランスミッションは、いずれも7速ステップトロニックが組み合わされる。
BMW iX2 xDrive30
コクピットには、10.25インチのインフォメーションディスプレイと、10.7インチのコントロールディスプレイの2つの画面が並ぶカーブドディスプレイを採用。車載システムは最新のBMWオペレーティングシステム9が採用され、タッチスクリーンによる直感的な操作のほか、より言語認識率が向上した最新の音声入力にも対応している。
通信機能と連携する車載ITのBMWデジタルプレミアムは、音声ストリーミングやビデオストリーミングにも対応。定額サービスに加入すると、幅広いアプリが使用できるほか、データ使用量もカバーできる。Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応している。
注目の電動モデルや、Mの名を冠したハイパースポーツSUVも展示予定
また会場には、9月に世界公開されたばかりのコンセプトモデル「Vision Neue Klasse」や、BMW iX1、BMW i4、BMW i5、BMW iXの電動モデル、高級セダンのBMW i7、ハイパースポーツSUVのBMW XM Label Red、高級SUVのBMW X7も展示される予定だ。
コンセプトモデル「Vision Neue Klasse」
BMW XM Label Red
BMW iX1
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ビー・エム・ダブリュー)
第4世代の新型1シリーズ BMW 1シリーズは、2004年に初代モデルが誕生。BMWのラインナップにおいて最もコンパクトなモデルだ。約50:50の理想的な前後重量配分、スポーティで俊敏なハンドリング性[…]
BMW M8 Competition M xDriveのファイナルエディション BMW M8 Competition M xDriveは、最高出力625PS(460kW)/6,000rpm、最大トルク[…]
8シリーズのファイナルエディション BMW 8シリーズは、ピュアスポーツモデルに匹敵する高い走行性能に加え、美しいスタイリングで強烈な存在感を持つモデルだ。2枚ドアのクーペモデルをベースに、オープンエ[…]
サーキット走行が可能な本格ハイパフォーマンスモデル BMW M3セダンはBMW 3シリーズ セダンの、BMW M3ツーリングはBMW 3シリーズ ツーリングをベースに、BMW M社が開発した高性能マシ[…]
ALCANTARA®でカスタマイズ 機能性、高級感、そして独自性を兼ね備えた自動車を紹介することを目的としたこのプロジェクトでは、ALCANTARA®でカスタマイズされた内装と外装の新作モデルが展示さ[…]
最新の関連記事(ジャパンモビリティショー)
陸・海・空のモビリティと夢の力がテーマ 今回のホンダブースの展示では、陸・海・空にわたる幅広いモビリティを披露し、「夢の力」が生み出した多様な技術とコンセプトが示される。 展示の中心となるのは、202[…]
スポーツカーなら、軽く・小さくあるべし…! 軽量でコンパクト。小さいからこそ感じられる、ある種の”一体感”。これはスポーツカーを楽しむうえでひとつの重要なファクターであると、初代ユーノス ロードスター[…]
初公開された最新の”自動追尾式EVごみ収集車” 三菱ふそうトラック・バスが初公開したコンセプトモデル、eCanter SensorCollect(eキャンター センサーコレクト)。電気小型トラック e[…]
悪路も任せろ! 軽量な2人乗り電動車だ ヤマハがジャパンモビリティショービズウィーク2024において出展した、コンセプトモデル”DIAPASON(ディアパソン)C580”。 この4輪モデルは現在研究開[…]
拠点単位でできるエネルギーの”地産地消” スズキが本イベントで目指したのは、スタートアップ・事業会社との協働をすることで、新しい事業領域の開拓や「若者から高齢者まで、誰もが安心して移動できる、移動に困[…]
人気記事ランキング(全体)
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
前席は快適でも、後席は意外と暑くて不快な場合も… まだまだ強い日差しが照りつけるこの季節、車内の冷房の稼働は必須と言える。クルマに乗り込んで、涼しい風に当たって「はぁ〜涼しい…」と、ひと息ついていると[…]
標準ボディで実現する扱いやすさと快適性 レグラス プロの大きな特徴は、ハイエースの標準ボディ・標準ルーフを採用している点にある。全高が抑えられているため立体駐車場や一般的な駐車場にも収まり、街乗りや買[…]
2人旅に特化したゆとりある空間 TR540S Joinの魅力は、まず「2人旅に特化」と割り切った設計にある。就寝人数を2名(乗車人数は5名)に絞ったことで、車内レイアウトに余裕を生み出し、広々としたダ[…]
自動車用の初期ブレーキは、駆動軸にドラムを固定し、足踏み式のバンドによる締め付けで制動力を得ていた。 馬車の時代からブレーキというものは存在していた。大きな車輪に靴のような“シュー”を押しつけるもので[…]
最新の投稿記事(全体)
初期モデル 高嶺の花だったマイカーという夢を、現実のものにした立役者 今では日本人にとって欠かせない足となっている軽自動車の規格は、1955(昭和30)年に全長3m、全幅1.3m、排気量0.36L以内[…]
オートサロン2025で披露された注目バージョンが市販化 2020年に発売が始まったGRヤリスは、走りに直結するさまざまな改良を頻繁に行うことでも有名なモデル。それだけメーカーのこだわりが強いことをユー[…]
BYD初のステーションワゴン 世界初公開された、新型ハイブリッド車「BYD SEAL 6 DM-i TOURING」は、BYD初のステーションワゴンであり、同社が独自に開発したプラグインハイブリッド車[…]
乗用ミニバンの優れた居住性と走行性に車中泊のための快適機能をプラス メティオのラクネルシリーズはバンコンから軽キャンパーまで様々なタイプの人気モデルがそろうが、今回紹介するラクネル ステイ•スイートは[…]
東洋工業(マツダ)は、戦後復興に貢献した3輪トラックのトップメーカーだった プロ野球チーム広島東洋カープは、かつて野武士集団とも形容された個性的な市民球団だ。その歩みは長く、球団オーナーを務める松田家[…]
- 1
- 2