
三菱自動車工業は、「デリカD:5」に、特別仕様車「CHAMONIX(シャモニー)」を設定するとともに一部改良も実施。また、軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」にはディーラーオプションのパッケージとして「CHAMONIXパッケージ」を設定する。「デリカD:5」は即日、「デリカミニ」の「CHAMONIXパッケージ」は、2月8日から販売を開始する。価格は「デリカD:5」は415万6900~462万2200円、特別仕様車「CHAMONIX」の価格は455万7300~465万6300円。「デリカミニ」のディーラーオプション「CHAMONIXパッケージ」の価格は17万9190円になる。
●まとめ:月刊自家用車編集部
「デリカD:5」特別仕様車「CHAMONIX」の商品特長
「デリカD:5 CHAMONIX」
今回、設定された特別仕様車「CHAMONIX」は、2023年の東京オートサロンや大阪オートメッセで展示したコンセプトカー「SNOW SURVIVOR」をモチーフに開発されたモデル。最上級のPグレードをベースに専用の外装・内装デザインを施すことで、アウトドアアクティビティをより快適に楽しめる仕様に仕立てられている。
エクステリアはフロントグリル、ポジションランプガーニッシュ、フォグランプベゼル、ドアミラーカバー、アウタードアハンドルをブラックマイカで統一、前後のスキッドプレートはチタニウムグレーメタリックとし、精悍なスタイリングを実現。また18インチアルミホイールをブラック塗装とするなど足元を引き締め力強い印象としている。
「デリカD:5 CHAMONIX」
テールゲートの「CHAMONIX」の専用デカールは、雪山に生える針葉樹をイメージした専用色のグリーンを採用、フロントフェンダーにはカモフラージュ柄をベースにグリーンの車名ロゴを載せたデカールを配し、アウトドアシーンに映えるデザインとしている。
「デリカD:5 CHAMONIX」
「CHAMONIX」専用シートには、アウトドアアクティビティでの使い勝手を考慮した専用コンビネーション生地を採用。雪や水滴のついたウェアのままでも気軽に乗り込めるように撥水機能を付加したスエード調素材と合成皮革を採用したほか、心地よい手触り、滑りにくい立体的なボーダーキルティング形状にシルバーステッチを施すなど、機能性だけでなくデザイン性にもこだわったシートとしている。インストルメントパネルやドアトリムにはシートと同様のシルバーステッチをあしらわれている。また、ルーフビームガーニッシュの天井照明を専用のホワイトとし、オーナメントパネルとアクセントパネルには木目調バール杢を採用。インテリアの質感も向上させている。
ボディカラーはホワイトダイヤモンド×ブラックマイカとブラックダイヤモンド×ブラックマイカの専用色2色に加え、グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカの3色を展開する。
またオートサロンに出展した「SNOW SURVIVOR」を想起させる専用オリジナルアクセサリーを組み合わせた「CHAMONIXコンプリートパッケージ」もディーラーオプションで設定。価格は26万370円になる。
「デリカD:5 CHAMONIX」
「デリカD:5」の主な変更点
後退時の安全性を高める、マルチアラウンドモニターと自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付)を全車標準装備。
Pグレードと特別仕様車「CHAMONIX」のアクセルペダルとブレーキペダルにアルミペダルを標準装備した。
デリカミニ「CHAMONIXパッケージ」の商品特長
「デリカD:5」と同様にコンセプトカー「SNOW SURVIVOR」をイメージしたディーラーオプションのパッケージとして、「CHAMONIXパッケージ」を設定。
「CHAMONIX」専用色のグリーンをフロントバンパーエンブレム、テールゲートエンブレム、テールゲートデカール、オールウェザーマット、アルミホイールデカールに採用。またフェンダーオーナメントデカール、サイドデカールにカモフラージュ柄を施すことで、アウトドアイメージをより高めている。オプション価格は17万9190円。
「CHAMONIXパッケージ」に加え、既存のディーラーオプションのフロントグリルガーニッシュ(グロスブラック)、マッドフラップ(ブラック)、ルーフラックアタッチメント(ブラック)、ベースキャリアを組み合わせた「CHAMONIXコンプリートパッケージ」も新規設定。オプション価格は14万2010円で、参考取付工賃は3万2560円。
デリカミニ「CHAMONIXコンプリートパッケージ」装着車
デリカD:5 CHAMONIX
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
CHAMONIX | 2.2L DOHC16バルブ 4気筒コモンレール式DI-Dインタークーラー付ターボチャージャー<クリーンディーゼル> | 8速スポーツモードA/T | 4WD | 455万7300円(電動サイドステップ非装着車) |
465万6300円(電動サイドステップ装着車) |
デリカD:5 一部改良モデル
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
M | 2.2L DOHC16バルブ 4気筒コモンレール式DI-Dインタークーラー付ターボチャージャー<クリーンディーゼル> | 8速スポーツモードA/T | 4WD | 415万6900円 |
G | 425万8100円 | |||
G-Power Package | 449万4600円 | |||
P | 460万1300円 | |||
URBAN GEAR G | 438万5700円 | |||
URBAN GEARG-Power Package | 462万2200円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(三菱)
スターキャンプに新型デリカミニの特設会場が登場! 三菱自動車が主催する夏の一大キャンプイベント「Star Camp2025in朝霧高原」が今年も9/6(土)〜9/8(日)の2日間、富士山の麓、朝霧高原[…]
後退時の踏み間違い衝突防止アシスト機能も強化 今回の改良では、センターコンソールをより高級感のあるデザインへ刷新し、コンソールボックス上部の肘置きスペースを拡大することで、ゆったりとした着座姿勢を実現[…]
アウトランダーPHEVをベースにした新提案 「E:POP(イーポップ)」は、三菱アウトランダーPHEVをベースに開発されたキャンピングカー。SUVとしての走破性やPHEVの電源性能を備えつつ、ポップア[…]
EV走行とハイブリッド走行を両立 搭載される大容量リチウムイオンバッテリーは、街中の移動をガソリンを使わずにこなすことが可能。バッテリーを使い切った後は、2.4Lエンジンによる発電で走行を継続でき、ロ[…]
唯一無二の魅力をさらに磨いて、機能も大幅アップデート! デリカミニは、2023年5月に「eKクロススペース」の実質的な後継モデルとして誕生した、SUVルックが特徴の軽スーパーハイトワゴンだ。今回のモデ[…]
人気記事ランキング(全体)
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
前席は快適でも、後席は意外と暑くて不快な場合も… まだまだ強い日差しが照りつけるこの季節、車内の冷房の稼働は必須と言える。クルマに乗り込んで、涼しい風に当たって「はぁ〜涼しい…」と、ひと息ついていると[…]
標準ボディで実現する扱いやすさと快適性 レグラス プロの大きな特徴は、ハイエースの標準ボディ・標準ルーフを採用している点にある。全高が抑えられているため立体駐車場や一般的な駐車場にも収まり、街乗りや買[…]
2人旅に特化したゆとりある空間 TR540S Joinの魅力は、まず「2人旅に特化」と割り切った設計にある。就寝人数を2名(乗車人数は5名)に絞ったことで、車内レイアウトに余裕を生み出し、広々としたダ[…]
自動車用の初期ブレーキは、駆動軸にドラムを固定し、足踏み式のバンドによる締め付けで制動力を得ていた。 馬車の時代からブレーキというものは存在していた。大きな車輪に靴のような“シュー”を押しつけるもので[…]
最新の投稿記事(全体)
初期モデル 高嶺の花だったマイカーという夢を、現実のものにした立役者 今では日本人にとって欠かせない足となっている軽自動車の規格は、1955(昭和30)年に全長3m、全幅1.3m、排気量0.36L以内[…]
オートサロン2025で披露された注目バージョンが市販化 2020年に発売が始まったGRヤリスは、走りに直結するさまざまな改良を頻繁に行うことでも有名なモデル。それだけメーカーのこだわりが強いことをユー[…]
BYD初のステーションワゴン 世界初公開された、新型ハイブリッド車「BYD SEAL 6 DM-i TOURING」は、BYD初のステーションワゴンであり、同社が独自に開発したプラグインハイブリッド車[…]
乗用ミニバンの優れた居住性と走行性に車中泊のための快適機能をプラス メティオのラクネルシリーズはバンコンから軽キャンパーまで様々なタイプの人気モデルがそろうが、今回紹介するラクネル ステイ•スイートは[…]
東洋工業(マツダ)は、戦後復興に貢献した3輪トラックのトップメーカーだった プロ野球チーム広島東洋カープは、かつて野武士集団とも形容された個性的な市民球団だ。その歩みは長く、球団オーナーを務める松田家[…]
- 1
- 2