
●文:月刊自家用車編集部
圧倒的な人気を背景に、強気なセールス戦略を展開中
発売前の予約の段階で1万台を超える受注を集めるなど、現行デリカミニの販売状況は極めて好調に推移している。そんな理由もあって、販売現場はなかなか強気で、車両本体価格からの値引きは期待しにくい状況だ。
ただ、丁寧に商談を進めていけば活路は開いていく。ホンダ・N-BOXジョイやスズキ・スペーシアギアなどを引き合いに出して、商談を進めることで、付属品からの割引額の上乗せを狙うことは可能。
また、経営資本が異なる三菱ディーラーを回り、デリカミニ同士の争いに持ち込むのが有効な手段の一つ。車両価格+付属品の合計値引きで12〜13万円を引き出せたら合格ライン、15万円を超えたら特上クラスだ。
ちなみに納期は軽自動車としては長めで、3〜5カ月が目安。早めの納車を希望する場合は、値引き額よりも納期が早いディーラーを優先するのもいい。
車両本体目標値引き額:10万円
納期の目安:3~5か月
リセール予想:B+
オススメグレードは2つ。充実装備のTプレミアム デリマルパッケージ(4WD)と、コスパ最優先のG(2WD)
スーパーハイト軽ワゴンは、軽自動車としては高価格帯のモデルが並んでいるが、デリカミニはその傾向が特に強い。最新のインフォテイメント機能や軽自動車としては贅沢なメカニズムが注がれているため、価格が高くなってしまうのは仕方がないのだが、それでも“高い”と感じるユーザーも多いはずだ。
新型は、パワートレーンとシャシーの基本構成こそ踏襲しつつも、エンジン本体や変速制御プログラムの改良、低摺動抵抗型ダンパーの採用など、細部にわたって手が加えられている。特に4WD車は専用のサスチューニング大径タイヤの採用などで、最低地上高は10mm増加。よりタフさを際立たせる仕様になっている。
余裕あるキャビン設計も健在。室内高は1400mm確保されるなど、スーパーハイト軽らしい美点も大きな武器になっている。
そんなデリカミニのオススメグレードは2つある状況で、まず1つ目のオススメは「Tプレミアム デリマルパッケージ」の4WDモデルだ。価格は290万7300円と最も高価なグレードになるが、ターボエンジンや大径タイヤ、専用サスに加え、50万円弱相当のGoogle搭載インフォテインメントシステムや全車速ACC/LKAが標準装備される。これ1台でレジャーや長距離移動をこなしたい、というユーザーならば、その下のTプレミアムを購入するよりもコスパがいい。
フットワークや静粛性のレベルアップは新型の大きな武器のひとつ。特に4WD車はバランスがよく、積極的に選びたくなる理由が多め。
一方、主に使うのは一般道の街なかで、可愛いデリカミニの雰囲気を楽しみたいというならば、NAエンジンの「G」の2WDモデルで十分。現行型の目玉装備のGoogleシステムはOP装着となり、ACCやLKAも非搭載になるが価格は196万4600円とお安く済ませることができる。ナビはディーラーOPや社外品でOKというならば検討する価値は大いにある。
購入者へのギフトアイテムとして、デリ丸のぬいぐるみも人気。これ目当てで購入を決断した人もいるとか、いないとか。
| ●デリカミニ グレードバリエーション&価格【2025年10月モデル】 | ||
| パワートレーン | グレード | 価格【FF/4WD】 |
| 659cc直3DOHC 52PS/6.1kg-m | G | 196万4600円/217万9100円 |
| G Premium | 212万9600円/229万6800円 | |
| G Premium DELIMARU Package | 264万9900円/281万7100円 | |
| 659cc直3DOHCターボ 64PS/10.2kg-m | T | 204万2700円/225万8300円 |
| T Premium | 221万9800円/238万7000円 | |
| T Premium DELIMARU Package | 274万100円/290万7300円 | |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(三菱)
三菱車としては初のスペシャルティクーペ 「ギャランGTO」が発売されたのは、“いざなぎ景気”と呼ばれる高度経済成長期のただ中だった1970年です。国民総生産が世界2位まで駆け上がり、大阪万博の活況に国[…]
長年、ジープをライセンス生産してきた三菱だからこそ生まれた、オリジナルの4WD車 まったく新しいコンセプトの新型車が世に出るまでには、多くの関門がある。ときにはどれほど出来栄えがよくても、経営陣の理解[…]
時代を切り拓いた5台のヘリテージカーが並ぶ! 今回の展示テーマは、「ブランドレガシーから見る過去~未来の三菱自動車らしさ」 だ。三菱自動車が築き上げてきたクロスカントリー4WDの歴史を振り返りつつ、そ[…]
環境の時代を見据えたFF2BOX+省エネ技術 資源有限論と環境破壊が大きくクローズアップされ始めた1970年代、自動車産業は強い逆風の中にあった。大きさと豪華さをよしとしてきた米国でさえ、省エネ、省ス[…]
クルマの「魅力」で選びたいモデルが増えてきた 会場にはレクサス、ニッサン、ホンダ、スズキ、マツダ、ミツビシの6ブランドから、計12台のEV・PHEVがズラリ。こうして眺めてみると、軽自動車からSUVま[…]
最新の関連記事(ニュース)
多様なライセンス商品を、一つのプラットフォームに集約 これまでホンダが認定するライセンス商品は、おのおののライセンシー企業が独自のECサイトなどを通じて販売するケースが大半を占めていたこともあって、顧[…]
Cayenne Turbo Coupé Electric 最上級の「ターボクーペ」は最大出力850kw、0-100km/h加速は2.5秒 新型カイエンエレクトリックシリーズは、SUVボディの高い実用性[…]
「TEEMO」は、他社ユーザーも月額基本料0円で利用可能 一部改良されたbZ4Xに続いてbZ4Xツーリングが登場し、マルチパスウェイの一端を担うBEVが着実にユーザーの選択肢の一つとなるよう、販売店と[…]
往年の名モデル「テラノ」が復活 日産自動車は、中国を日本・米国と並ぶ最重要のリード市場と位置づけ、新エネルギー車(NEV)への転換を急いでいる。 北京モーターショー2026では「アーバンSUV PHE[…]
マニアの熱意に脱帽。個人所有する“変態”たちの情熱 「はたらくくるま大集合」「ストック車高USDMエリア」「勝手にテーマエリア」などクルマのジャンル別に区画分けされた会場には、それぞれのテーマにドンピ[…]
人気記事ランキング(全体)
活用できていない車内のUSB。グッズを探しにカー用品店へ カーグッズとひと口に言っても、その種類は様々で、車種専用品から車種を問わず対応するタイプのものや、季節に合わせた商品など、選択肢は星の数ほどあ[…]
ナメやすいプラスのネジ。より確実に外すために知っておきたいこと 世の中には、それこそ星の数ほど工具が存在するが、その中でもスクリュードライバーは極めて高い使用頻度を誇る。しかし、その基本を正確に実践で[…]
伝説の開発者による講演と体験イベント トヨタ博物館(愛知県長久手市)が、2026年5月16日に開催する「第2回 Classic Car Meeting」。今回の主役は、今や世界中で「JDM」として熱狂[…]
戦略グレード「ツーリング」「ツーリングEX」を新設定 2025年に登場した現行フォレスターは、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど高い評価を得ているミドルSUV。 今回明らかになった年次改良モデル[…]
クーペこそ若者クルマの象徴だった 「クーペ」と聞いて胸をときめかせるのは、年配の人ばかりかもしれません。今の子供たちにクルマの絵を描かせると、四角いハコに車輪のついたミニバンばかりになるといいます。で[…]
最新の投稿記事(全体)
多様なライセンス商品を、一つのプラットフォームに集約 これまでホンダが認定するライセンス商品は、おのおののライセンシー企業が独自のECサイトなどを通じて販売するケースが大半を占めていたこともあって、顧[…]
ドイツ本社との連携により生まれた、日本国内限定モデル 発表された「GT3 アルティザンエディション」は、ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャーが手掛ける初の日本限定仕様モデル。 「真のラグジュ[…]
Cayenne Turbo Coupé Electric 最上級の「ターボクーペ」は最大出力850kw、0-100km/h加速は2.5秒 新型カイエンエレクトリックシリーズは、SUVボディの高い実用性[…]
トヨタ最高峰の安全性能を家族のために イベント会場に入り、まず目に飛び込んできたのは、2代目モデルにあたるGZG50型のみが5台も整然と並んだエリアだ。 1997年から2017年にかけて生産されたこの[…]
※1985年に完成したロードスターのプロトタイプ 未知の需要に果敢に挑戦して大ヒットを記録 初代ロードスターこと、「ユーノス・ロードスター(NA系)」が発売されたのは1989年です。年号が昭和から平成[…]
- 1
- 2



























