
今からちょうど50年前の1974年3月29日に、フォルクスワーゲンの本拠地、ウォルフスブルクの工場で「ゴルフ」の量産が始まった。初代「ゴルフ」以降、現行モデルの8代目に至るまで、通算で3700万台以上ものゴルフが生産・販売されているなど、ゴルフは大成功を収めたベストセラーモデルとしても有名だ。ここでは歴代ゴルフが歩んできた、輝かしい足跡を振り返ってみたい。
●まとめ:月刊自家用車編集部
ゴルフⅠ 1974-1983
初代「ゴルフ」は、1974年7月に販売開始。何十年にもわたってリヤにエンジンを搭載していたビートル(タイプⅠ)とは異なり、フロントに横置きエンジンを搭載し、前輪駆動を採用したことで、パッケージの自由度が大きく向上。新しい時代の実用車として登場した。スポーティな「GTI」(1976年)や、オープンエアの「カブリオレ」(1979年)など派生モデルも順次展開。当時のコンパクトクラスに衝撃を与えたダイナミックな走行性能のおかげもあって、1976年10月までに100万台もの台数を生産、最終的には1983年までに世界中で合計690万台が販売されるなど、ビートルの後継者としてふさわしいことを証明している。
ゴルフⅡ 1983-1991
歴史的大成功を収めたゴルフの2代目は、酸化触媒やABS、4輪駆動など、現代のクルマに通じるメカニズムを初搭載。初の「ワゴン」タイプも展開されている。1983年から1991年の間に、合計630万台が生産されている。
ゴルフⅢ 1991-1997
3代目は1991年8月に販売開始。1992年からはフロントエアバッグを備えたゴルフがラインナップされ、衝突安全性の向上が図られるなど、ボディ設計の分野において大きな進歩をみせている。初の6気筒エンジン(VR6)、クルーズコントロール システム、サイドエアバッグなどもこの世代で採用がスタート。1997年までに480万台が生産されている。
ゴルフⅣ 1997-2003
1997年に登場したゴルフⅣは、現在のゴルフのスタイリングを決定付けたデザインアイコンとして知られる世代。フォルクスワーゲンは、この世代でセグメントにおける新しい品質基準を設定したとしている。2002年には最高速度250km/hを誇る「ゴルフR32」を発表、2003年には、フォルクスワーゲン初のダイレクトシフトギアボックス(DSG)も採用。2003年までに490万台が生産されている。
ゴルフⅤ 2003-2008
2003年に発売された5代目は、レーザー溶接されたボディを採用したことで、ねじり剛性が35%向上し、スタビリティを強化。新しい4リンクのリヤサスペンション、バイキセノンヘッドライト、初の7速DSGなどを採用するなど、快適性を中心に大きな進化を果たしている。2008年までに340万台が生産されている。
ゴルフⅥ 2008-2012
2008年に導入された6代目は、安全性が大きく進化。レーザー溶接されたボディはユーロNCAP衝突安全テストで最高の5つ星を獲得している。この世代はライトアシスト(高度なメインビーム コントロール)、パークアシスト、ヒルスタートアシスト、アダプティブシャシーコントロール(DCC)などの新技術により、その当時のもっとも先進的なコンパクトカーの1台として、2009年の「ワールド カー オブ ザ イヤー」を受賞。2012年7月末までのわずか4年間で、360万台が生産されている。
ゴルフⅦ 2012-2019
2012年9月に導入が始まった7代目は、先代モデルに比べて重量が最大100kg軽減され、燃料消費量も最大23%削減。オートマチックポストコリジョンブレーキシステム、アダプティブクルーズコントロールなどの先進運転支援システムを核にした新しいテクノロジーも採用されている。2014年には、BEVの「eゴルフ」を発表されるなど、いち早く電動時代にも対応している。2019年までに合計630万台が生産されている。
ゴルフⅧ 2019-
2019年10月に発表された8代目は、マイルドハイブリッドやプラグインハイブリッド車を積極導入することで、より電動化が進んでいる。トラベルアシストによる運転支援システムを初搭載するなど、電脳化も強化。これまでに100万台以上のゴルフが販売されている。2024年にはフェイスリフト&デジタル装備を中心に大幅アップデートされた、「8.5」と称する最新ゴルフ(写真)が投入される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(フォルクスワーゲン)
純正ホイールの変遷は、単なるデザインの変更のみならず、空冷ビートルの走行性能や安全基準の進化を物語る重要な歴史の一部なのだ 空冷ビートル(フォルクスワーゲン・タイプ1)は、半世紀以上にわたる長い歴史の[…]
“セマフォー” ウインカーがなかった時代の腕木式方向指示器 交差点で曲がるときや、車線変更のとき、他車に曲がる方向を伝えるためのウィンカー。ウィンカーを出さないクルマに遭遇するとイラッとしたりヒヤッと[…]
時代とともに大きくなるテールランプ 後続車に存在を知らせるテールランプ。また、ブレーキランプやウインカー、バックランプも組み込まれたコンビネーションランプのことも、一般的にテールランプと呼ばれている。[…]
1965~1970年式に登場したモデルを中心に外観の違いを紹介 走ってる空冷ビートルをパッと見て、どの年代のクルマなのか見分けるのは、余程のマニアにならないと結構難しい。「みんな同じじゃないの?」と思[…]
実に65年間、モデルチェンジされることなく造り続けられたタイプ1。今回は1964年までのモデルに注目しよう 空冷フォルクスワーゲンタイプⅠ(ビートル)は、1938年に試作車が造られてから、2003年に[…]
最新の関連記事(コンパクトカー)
2026年9月 コンパクトカー値引き相場ランキング 順位 車種 値引き目標 リセール 納期 1 マツダ2 25万円 D− 1か月 2 日産 ノートオーラ 22万円 C 1~2か月 2 スバル レヴォー[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
人気記事ランキング(全体)
給油口の裏側に隠された、あの「出っ張り」の正体 セルフ式ガソリンスタンドの普及により、ドライバー自身で給油ノズルを握る機会は日常的なものとなった。しかし、その作業中に「取り外した燃料キャップをどこに置[…]
全幅は約1m。3人乗りでもコンパクト ビベルCOCOのボディサイズは、全長2360mm×全幅1080mm×全高1680mm。軽自動車よりもひと回りコンパクトなサイズ感で、特に全幅が約1mに収まっている[…]
ロック・アンロックに連動するモーション点灯を採用 本製品の特徴は、ロック・アンロック操作に連動してテールランプが動きながら点灯する「オープニング&エンディングアクション(OEA)」を採用していることだ[…]
マットカラーならではの重厚な光沢と美しい陰影を魅せるクーペフォルム。サイドに配された専用デカールと大径鍛造ホイールが、洗練されたスポーティネスを力強く主張する。 449PSを誇る進化した3.0L直6タ[…]
RAV4 Lツインサンルーフ(1994年) RAV-FOUR(コンセプト) 華麗なショーモデルたちの中、トヨタの世界戦略車となる金の卵「RAV-FOUR」が登場 バブル景気真っ盛りの1989年。幕張メ[…]
最新の投稿記事(全体)
RVパーク BEACH FRONT SAKAI 伊勢湾に映えるサンセットビーチと飛行機の離発着を眺めながら極上の時間を! 愛知県常滑市の坂井海水浴場前にある「RVパーク BEACH FRONT SAK[…]
新規開発した鍛造アルミホイールを採用 レクサスISは、1999年の初代モデル誕生以来、コンパクトFRセダンならではの優れた運動性能と「クルマを操る楽しさ」を追求してきたモデル。これまでにグローバル約4[…]
マットカラーならではの重厚な光沢と美しい陰影を魅せるクーペフォルム。サイドに配された専用デカールと大径鍛造ホイールが、洗練されたスポーティネスを力強く主張する。 449PSを誇る進化した3.0L直6タ[…]
独自プラットフォーム「MMA」&先進の「MB.OS」を採用 ベースとなる新型CLAシューティングブレークは、パワートレーンからプラットフォーム、デジタル体験に至るまでを全面刷新した新世代モデル。 骨格[…]
2リッターガソリン搭載の「スマートエディション」へラインアップを集約 スポーティなデザインと優れた運動性能、先進の安全装備、そして使い勝手の良いユーティリティ性を兼ね備えたスバルのスタンダードモデル「[…]
- 1
- 2


























