
レクサスは、2024年秋頃を目処に新型GXの国内販売をスタートすることを発表した。この春はそれに先駆けてローンチモデルの「GX550 ”OVERTRAIL+”」を100台限定で抽選販売が行われる。
●まとめ:月刊自家用車編集部
レクサスの新たな挑戦を体現する、リアルオフローダー
今回導入されるレクサスGXは、2023年夏に北米で発表されたレクサスの本格オフローダー。レギュラーモデルの通常販売は2024年秋からとなるが、それに先駆けて特別な装備が満載のローンチモデル「GX550 ”OVERTRAIL+”」が100台限定で先行発売される。
この「GX550 ”OVERTRAIL+”」は、標準モデルよりオフローダーとしての適性や雰囲気を高めた限定モデル。走破性に優れる18インチ(標準車は20~22インチ)のオフロードタイヤを履き、フロントバンパー下のプロテクターも頑丈な別体式(標準仕様はバンパー一体)とするなど、ヘビーデューティ志向の装備を纏っている。
「GX550“OVERTRAIL+”」は、GXの国内販売を記念して投入される100台限定のローンチエディションという位置付け。
パワートレーンはV6の3.5Lツインターボ(353PS/66.3kg・m)に10速ATの組み合わせ。海外では2.4L+モーターのハイブリッド仕様もあるが、国内仕様車は、まず3.5Lツインターボ仕様から導入される。
気になる価格は1235万円。すでに発表済みのランドクルーザー250と比べるとかなり高めだが、前後のスタビライザーを電子制御し、必要に応じて切り離すことで大きなサスストロークを確保するE-KDSSの採用や、開口部の溶接増しや構造用接着剤の導入などにより高い剛性が与えられたボディ構造など、単なる内外装の加飾違いのモデルではなく、走破性能でも1ランク上に仕立てられている。GXの門出を祝うにふさわしい贅沢な内容が注がれている。
「GX550 ”OVERTRAIL+”」の抽選販売の受付は5月12日まで
ちなみに「GX550 ”OVERTRAIL+”」の抽選販売の受付は、すでに全国各地のレクサス販売店で始まっており、5月12日まで抽選の申し込みを受け付け、当選者には5月15日以降に、申し込んだ販売店から連絡がされ商談開始となる。
GX550 “OVERTRAIL+”(ムーンデザート&ブラック)
GX550 “OVERTRAIL+”(テレーンカーキマイカメタリック&ブラック)
パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【駆動方式】 |
3.5L V6DOHCツインターボ (353PS/66.3kg・m) | GX550“OVERTRAIL+”【10速AT】 | 1235万円 |
●新型GX 主要諸元 | ||
主要諸元 | グレード | GX550“OVERTRAIL+” |
価格 | 1235万円 | |
駆動方式 | 4WD | |
トランスミッション | 10速AT | |
全長×全幅×全高(mm) | 4970☓2000☓1925 | |
ホイールベース(mm) | 2850 | |
パワーユニット | 3.5L V型6気筒ツインターボ | |
エンジン最高出力/最大トルク(PS/kg・m) | 353/66.3 | |
トレッド(フロント/リヤ) | 1685/1685 | |
タイヤサイズ | 265/65R18 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(レクサス)
過酷な道路環境を模したテストコースで得た、走りの質を高める改良を実施 レクサスLBXは、2023年12月の導入以降、60以上の国と地域で、約6.5万台(2025年3月末時点)の販売実績をもつクロスオー[…]
スピンドルグリルから「スピンドルボディ」へ。次世代デザインの到達点 ボディサイズは全長4,890mm、全幅1,920mm、ホイールベースは2,850mm。最低地上高は190~195mmに設定されており[…]
電動化を積極的に進めるレクサス。その次世代グローバルモデルのトップバッターとして登場。国内には2026年春に導入予定 初代ESは1989年の販売を開始以来、静粛性や乗り心地、広い室内空間で高い評価を得[…]
“OVERTRAIL+”に加えて、7人乗りの“version L”を新規設定 GX550は、「ザ・プレミアム・オフローダー」を開発コンセプトに掲げるモデル。GA-Fプラットフォームや、静粛性と出力燃費[…]
電気信号で操舵を行う「ステアバイワイヤシステム」が本格普及へ 今回発表された新型RZでは、モーターの高出力化や航続距離の伸長、充電時間の短縮が図られるなど、パワーユニットを刷新。ほかには次世代の操舵シ[…]
最新の関連記事(SUV)
走りの魅力はそのままに機能装備を絞り込むことで、リーズナブルなプライスを実現 2018年に国内デビューして以来、卓越したスポーツ性能の高さと先鋭的なイタリアンデザインで人気を集めているSUV「ステルヴ[…]
ボディサイズは現行型とほぼ同等。シリーズ初のGRスポーツを投入 まず、各スタイルの個性の違いを明確に打ち出しているのがフロントマスクのデザインだ。3つのスタイルとも、細くシャープなヘッドランプを採用し[…]
一部改良をきっかけに、受注を再開 今回実施される一部改良では、ラインナップから内燃機モデルを廃止して、HEVモデルのみに変更。新グレードとして「GR SPORT」が追加設定される。人気SUVゆえに受注[…]
ソフトウェアというとマルチメディアやエンタメを想像するが、Arene(アリーン)が目指すのは 交通事故ゼロ社会実現 筆者がArene(アリーン)という呼び名を初めて聞いたのは遡ること約2年前の2023[…]
新開発のハイブリッドシステムや最新の知能化技術「Arena(アリーン)」を搭載 今回導入される6代目RAV4の開発コンセプトは、「Life is an Adventure」。新開発のハイブリッドシステ[…]
人気記事ランキング(全体)
ベース車両は日産のNV200バネット 日産「NV200バネット」は、2009年に登場した小型商用バン。全長4400mm、全幅1695mmという取り回しのしやすいサイズ感で、都市部でも扱いやすいことが大[…]
ラグジュアリーと機能性を融合した“移動する部屋” 「escort」は全長5380mm、全幅1920mm、全高2390mmと、堂々たるボディサイズを誇るハイエースキャンパー。乗車定員は4名、就寝定員も4[…]
ベース車両はダイハツのハイゼットカーゴ ハイゼットカーゴキャンパーの魅力は、軽自動車ならではの取り回しの良さと維持費の安さにある。コンパクトな車体は狭い路地や駐車場でも扱いやすく、女性ドライバーやシニ[…]
ソニーの最新技術を採用、夜間も強いニューモデル コムテックは、様々なタイプのドライブレコーダーをリリースしており、ハイエンドから普及機、ユニークなモデルなど、多様なユーザーの要望に対応する。また、ドラ[…]
大人3人+子ども3人が就寝可能な“住める空間” 最大の魅力は、その就寝スペースだ。ベッド展開をフルに活用すれば、大人3名と子ども3名が同時に就寝できる。チャイルドベッドは120×160cm、メインベッ[…]
最新の投稿記事(全体)
燃料でもマルチパスウェイ戦略を! トヨタがS耐富士24時間レースでで“液体水素”と“低炭素ガソリン”のダブル挑戦する根底にあるのは、「モビリティの未来は1つの道ではない」というトヨタのマルチパスウェイ[…]
スーパー耐久出場を目指すドライバーのための耐久レース入門カテゴリーの創出 S耐チャレンジは2025年1月の東京オートサロン2025のなかで行われたSTMOの公開理事会のなかで構想が発表された。その構想[…]
生産規模を約3300台に増やすことで、供給不足の早期解消を図る スズキの新型ジムニーノマドは、1月30日の発表からわずか4日間で約5万台もの受注を獲得。これは月間計画販売台数1200台の約41か月分に[…]
草木の緑がどんどん濃くなって、躍動感にあふれるこの時期。春から夏に向かうちょうどいい気候だからこそ、クルマ&ドライブ好きの方におすすめしたいのが峠道を通るドライブ。 峠道と聞くとどうしてもガンガン攻め[…]
現代技術と伝統が融合 ─ ハイブリッドで蘇るヘリテージ ポルシェ911スピリット70のベースとなるのは、高効率なパフォーマンスハイブリッドを搭載した現行の911カレラGTSカブリオレ。新開発の3.6リ[…]
- 1
- 2