フェラーリは、アメリカ・フロリダ州で開催されたイベントで、V型12気筒エンジン車の最新モデル「Ferrari 12Cilindri(ドーディチ チリンドリ)」と「Ferrari 12Cilindri Spider(ドーディチ チリンドリ スパイダー)」をお披露目した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
伝統の12気筒を継承する、希少な自然吸気モデル
今回発表された「Ferrari 12Cilindri(ドーディチ チリンドリ)」とFerrari 12Cilindri Spider(ドーディチ チリンドリ スパイダー)」は、伝統のV型12気筒自然吸気エンジンを搭載するモデル。なおドーディチ チリンドリはイタリア語で”12気筒”を意味する。
最高出力は830cvを発揮
V12の自然吸気エンジン(排気量:6496cm3)をフロントに置く2シーターで、その最高出力は830cv、最大トルクは678Nmを発揮。最高回転数は9500回転まで引き上げられている。最大トルクの80%を2500回転で発生させるなど、フェラーリは、低中速域から高回転域のレッドゾーンまでパワーが無尽蔵に発揮するとしている。
トランスミッションは8速DCT (デュアルクラッチ・トランスミッション)を搭載。従来のV:12モデルに対して低速ギアのギア比が 5%低くなり、タイヤでのトルクが:12%増大。各タイヤの動きを独立して制御し、コーナリング中のヨー・マネージメントと、素早い切り返しで応答性を向上させる四輪独立操舵(4WS)など、最新の駆動コントロール技術も用いられている。
新しいヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を導入
高い汎用性を持つことも特徴のひとつで、着色ガラスルーフを採用することで、キャビンの明るさと室内の開放感を格段に向上させると同時に、夏でも冬でも最適な熱効率が確保することで、快適なキャビン空間を提供。
3個のデイスプレイで構成された新しいヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)が導入され、デイスプレイは、中央の中央の10.25インチ静電容量式タッチスクリーンとドライバー用の15.6インチに加えて、3つ目の8.8インチのデイスプレイをパッセンジャーの前に設置。同乗者にも卓越したドライビング・エクスペリエンスを楽しむ工夫が盛り込まれている。
また、リサイクル・ポリエステルを65%含むアルカンターラをはじめ、サステナブルな素材を幅広く採用。サスティナブルの時代に備えたアプローチも加えられている。
オーディオはBurmesterと共同開発した15のスピーカーで構成される1600Wのオーディオシステムが装着されている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(フェラーリ)
ハイブリッドシステムに同社初の”電動ターボ”を搭載 10月17日、マラネッロより発表されたブランニューモデルがF80。GTO、F40、ラフェラーリなどと同じく”スペチアーレ”=スペシャルモデルと定義さ[…]
仕向け地に合わせて作り分けられた”双生児”の個性 最近では少なくなってきましたが、かつてはいわゆる兄弟車がたくさんありました。トヨタならカローラとスプリンター、日産ならサニーとパルサーとラングレーにロ[…]
欧州スポーツカーとは異なる出自 まずお金の話で失礼しますが、クルマの開発にはそもそも大金がかかります。一例をあげると、ドアを1枚新たに開発するだけで、そのコストは軽く数億から10億円超にもなるといいま[…]
NOVITECだから実現した、最高のチューニング 296GTBは、フェラーリのミッドリアエンジンの2シーター・スポーツベルリネッタのコンセプトをさらに飛躍させた革新をもたらすモデル。新型の120°V6[…]
1973年式 ディノ246GT オーナー名:日本スーパーカー協会 須山泰宏 DINOであること(笑)。右ハンドル(たぶん英国仕様)。V6キャブが気持ちいい。とにかく美しいスタイリング。年々ボディーが小[…]
人気記事ランキング(全体)
ナメたナットを切って外すツール 角をナメてしまったナットは、外れたとしても再利用することは難しい。であれば、壊してして外す、という選択肢もある。それを可能とするツールが「ナットブレーカー」だ。ナットを[…]
ベース車はスズキ・エブリイワゴン/キャビン 2mini Frozoo(マリナRV) ベースとなる車両はスズキ・エブリイワゴン。釣りやキャンプなどアウトドア趣味のユーザーに人気が高い軽バンコンは、キャン[…]
ベース車両はダイハツのアトレー ベースとなる車両はダイハツのアトレー。燃費が良く小回りの効く軽自動車でありながら、車内スペースが広く、多くの荷物も積み込める人気の車。キャンピングカーイベントではベース[…]
1:トヨタ マークII/チェイサー/クレスタ[X70] デビュー:1984年8月 ボディカラーは”スーパーホワイト”ほぼ一択”だ。ワインレッドの内装に、柔らかなシート表皮。どこか昭和のスナックを思い起[…]
アルファードがベースのキャンピングカー(グランドモーター) ベースとなる車両は広々とした高級感あふれるミニバン・アルファード。キャンピングカーとしてだけでなく、世間でよく見かける超人気車種だ。サイズが[…]
最新の投稿記事(全体)
モータースポーツマインドが注がれた、特別なアルピーヌA110を展示 アルピーヌは、F1やWEC(世界耐久選手権)など、最高峰のモータースポーツに挑戦し続けている、フランスの歴史あるブランド。 今回展示[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースになっている車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 そんなハイエースはなんと言ってもクラス最大級の[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
クラウンクロスオーバーの人気ホイールに交換できるカスタマイズサービスがスタート 今回提供が始まった「ホイールデザインカスタマイズ」の対象モデルは、24年に一部改良したモデルのCROSSOVER RSお[…]
ナビメーカーが本気で作ったナビアプリ、質の高いルート検索&音声案内で人気 「COCCHi」は、パイオニアがカーナビメーカーとして培ってきた技術やノウハウを活用したスマートフォン専用カーナビアプリ。道路[…]
- 1
- 2