
●文:月刊自家用車編集部
“旅や遊びの時だけ”アウトドアスタイルに変更できる
「Rakuneru STEP WGN(ラクネルステップワゴン)」は、ホンダ正規ディーラーのホンダカーズ神奈川中が手がけるステップワゴンキャンパー。
ベース車としては、ステップワゴンエア/ステップワゴンスパーダのいずれのグレードも選択可能。安全運転支援システム・ホンダセンシングはもちろん、2列目シート等のステップワゴンの装備はそのまま活かされている。
つまり、ふだんは5人乗りのミニバンとして日常使いし、お出かけやキャンプ等の遊びに行く時に、手軽にアウトドア仕様に変更できるというキャンパーというわけだ。
エクステリアでは、フロントとサイドにラッピングが施され、可愛らしいアウトドア仕様にカスタムされている。また、展示されていたモデルには、ヤキマのルーフキャリアとサイドオーニングも設置されていた。
オプションでは、ルーフに付けるソーラーパネルや、電源付キャンプ場等で便利な外部電源入力用のコンセントが用意されている。
フラットとリビング、切り替え簡単な2つのモード
ラクネルステップワゴンには、“フラットモード”と“リビングモード”という2つのモードが用意されている。
フラットモードでは、幅1250(最大) × 長さ2100mmという、大人2人が横になれるサイズの就寝スペースを設けることができる。たとえば雨のキャンプになってしまい、撤収の手間を考えてテントを張らなくても、手軽に車中泊に変更でき、サービスエリアで少し仮眠をするという時にも、足を伸ばして休憩することが可能になる。
リビングモードは、標準装備の折り畳み式テーブルを使い、大人2人が対面に座って食事等を楽しむことができるモードだ。ゴールデンウィーク等の大型連休では、サービスエリアや道の駅等のレストランが混雑していて入れないという時がある。そんな時でも、テイクアウトして車内で食べるという選択肢を手にすることができる。
上画像右の電源スイッチは、オプションの電源セット。同じオプションの正弦波インバーターと合わせて装備すれば、ポータブル電源等がなくてもアウトドアで電化製品を使うことができる。レジャー用だけでなく、災害の備えにもなるオプションだ。ふだん使いができるステップワゴンだからこそ、いざという時に役立ってくれる装備を備えておく方が良いのかもしれない。
なおホンダカーズ神奈川中では、ステップワゴンだけでなく、N-VANのアウトドア仕様やフリードの車中泊仕様車も扱っている。日常使いできる軽バン、ミニバンで手軽にアウトドアを楽しみたいという方は、実車をチェックに店舗へ訪れてみてはいかがだろうか。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。
最新の関連記事(キャンピングカー)
日常擁護型の本格キャンパー 街乗りの実用性とキャンピングカーの快適性。その両立は多くのモデルが言葉として掲げるが、実際に成し遂げるのは容易ではない。その点、日産のディーラー直営ショップが手掛ける「スペ[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
無骨な角ばったフォルムが生み出す存在感 「Filbert」の印象を一言で表すなら“無骨で愛らしい”。アメリカンレトロをモチーフにしたその外観は、丸みの多い現代の車とは一線を画している。大きく張り出した[…]
家族のミニバンが、心地よい旅グルマへ 「フリード+ MV」は、ホンダのコンパクトミニバン「フリード+」をベースにしたキャンピング仕様。もともと使い勝手の良い車内空間をベースに、旅にも日常にもフィットす[…]
家族のミニバンが、週末には旅の相棒になる 「DAYs」はノア/ヴォクシーをベースにしたミニバン型キャンピングカー。普段は家族の送迎や買い物など日常の足として活躍し、休日になればそのままキャンプや車中泊[…]
人気記事ランキング(全体)
車内には、活用できる部分が意外と多い カーグッズに対して、特に意識を払うことがない人でも、車内を見渡せば、何かしらのグッズが1つ2つは設置されているのではないだろうか。特に、現代では欠かすことができな[…]
家族のミニバンが、心地よい旅グルマへ 「フリード+ MV」は、ホンダのコンパクトミニバン「フリード+」をベースにしたキャンピング仕様。もともと使い勝手の良い車内空間をベースに、旅にも日常にもフィットす[…]
ホンダの電動スポーツは「プレリュード」だけじゃない Super-ONE Prototypeは、「e: Dash BOOSTER」をグランドコンセプトに、日常の移動を刺激的で高揚感あふれる体験へと進化さ[…]
薄型キャビンながら広い室内空間を実現 この「Honda 0 Alpha」は、都市と自然の両方に美しく調和し、あらゆる場面で人びとに寄り添うことを目指したSUV。2025年1月のCES 2025で発表さ[…]
ブラック加飾でスポーティ感を演出した、日本専用の上級グレードを投入 2022年より海外で展開している6代目CR-Vは、国内向けモデルとしてFCEV(燃料電池車)が投入されているが、今回、e:HEVを搭[…]
最新の投稿記事(全体)
●先進のプラグインハイブリッドシステムを採用 「SEALION 6」の最大の特徴は、BYDが独自に開発した高効率プラグインハイブリッドシステム「DM-i(デュアル・モード・インテリジェンス)」を搭載し[…]
●SUVの「死角」を減らす注目アイテム 人気のSUVだが、その車高の高さやボディサイズがもたらす「死角」は、ドライバーにとって常に付きまとう課題だ。カローラクロスも例外ではなく、運転席から遠い左前輪付[…]
ホンダの電動スポーツは「プレリュード」だけじゃない Super-ONE Prototypeは、「e: Dash BOOSTER」をグランドコンセプトに、日常の移動を刺激的で高揚感あふれる体験へと進化さ[…]
薄型キャビンながら広い室内空間を実現 この「Honda 0 Alpha」は、都市と自然の両方に美しく調和し、あらゆる場面で人びとに寄り添うことを目指したSUV。2025年1月のCES 2025で発表さ[…]
上質なコンパクトカーに新たな選択肢 プジョー208は、優れた取り回しと洗練されたデザインが評価されているハッチバックモデル。現行モデルは、独自設計のi-Cockpitの採用や、運転支援機能が強化された[…]

















