スマホを接続すればAV一体型ナビ同様の使い勝手を実現するうえ価格もお手ごろ。そんなディスプレイオーディオが大人気だ。今回はディスプレイオーディオの解説と、最新のおススメモデルを紹介していこう。
●文/写真:浜先秀彰 ●まとめ:月刊自家用車編集部
価格もお手頃で、スマホを接続するだけでカーナビ代わりに!
純正装着が進んでいるとともに、市販モデルも続々登場している「ディスプレイオーディオ」。見た目がAV一体型カーナビに似ているため混同しやすいがこれは、名前の通りディスプレイを備えているカーオーディオだ。
スマホとの接続はUSBやWi-Fiで行え、iPhone向けのAppleCarPlay、Androidスマホ向けのAndroid Autoに対応していればディスプレイオーディオ上で、ナビ、音楽再生、メッセージ送受信、映像再生、ハンズフリー通話などの機能をタッチパネルや音声で表示&操作可能となる。とはいえ、スマホのすべてのアプリを利用できるわけでなく、走行中にドライバーが安全に使用できるものに限られている。
また、上位モデルについてはハード側の機能も充実しており高精細画面や豊富なオーディオ機能さらにドライブレコーダーやバックカメラなど別体ユニットを接続できて自分好みのシステム拡張もOKだ。
このように多くの機能を備えていながらも価格はAV一体型カーナビより数万円も安く抑えられており、大画面高スペックモデルでも8万円台、廉価モデルでは2万円台から見つけられる。ただしナビアプリや映像アプリはデータ通信量が大幅に増える可能性があるので注意が必要だ。
おすすめ最新機種その1.マルエヌ NPD-A101S
マルエヌが展開する新ブランド「NPLACE」からリリースされたばかりのモデル。実勢価格で3万円を切るロープライスも魅力だ。ディスプレイオーディオはインパネの純正カーオーディオスペースに装着するインダッシュタイプがほとんどだが、これはダッシュボードの上に装着するオンダッシュタイプとなっており、インパネの上に比較的平らなスペースがあればクルマを選ばず装着OK。電源はシガーライタープラグから取得できるためユーザー自身での設置が可能だ。
ディスプレイは横長になるものの、10.26型と大きくて高精細だ。スマホとはBluetooth/Wi-Fiを介してワイヤレス接続ができ、iPhoneはApple CarPlay、AndroidはAndroid Autoが利用できる。ケーブル接続の手間がないのは嬉しい。操作は静電式タッチパネルと音声ででき、使い勝手は良好だ。
音声は背面のスピーカーから再生するが、内蔵のFMトランスミッターを使用すればカーオーディオのFMラジオを利用して車両のスピーカーから音声が聞ける。また、ワンセグチューナーを内蔵しているため、テレビ映像を楽しむことも可能だ。背面部分には受信用のロッドアンテナを備えている。
おすすめ最新機種その2.カロッツェリア DMH-SZ500
カロッツェリアはディスプレイオーディオのラインアップがもっとも多いブランドだが、その中でも最新モデルとなる。2DINサイズボディに6.8型WVGAディスプレイを搭載したインダッシュスタイルでスマートな装着が可能だ。Wi-Fi、Bluetoothを介して、iPhoneではApple CarPlay、AndroidスマホではAndroid Autoをワイヤレスで利用できる。ケーブル接続から開放されるのは嬉しい限りだ。また、WebLink Castにも対応しており、WebLink Hostアプリをインストールしたスマホを直接操作することが可能になる。
機器のコントロールは静電式タッチパネルのほか音声でも行え、直感的でスムーズに扱える新インターフェイスもメインメニューに採用している。アイコンの配置も対応可能だ。
このほか本体機能が充実しているのも特徴で、スマホを接続していなくてもUSBメモリーに収録しているハイレゾ音源やフルHD画質動画の再生が可能。タイムアライメントやイコライザーを駆使した音響カスタマイズも楽しめる。さらに、システム拡張として、バックカメラやサブウーファーなどを接続でき、純正ステアリングリモコンによる操作にも対応している。
ディスプレイオーディオと組み合わせて使いたい車載Wi-Fiルーターも!
ドコモLTE回線によるインターネット環境が定額( 年額:1万3200円)使い放題となる車載Wi-Fiルーター。走行中の使用制限はなく、走行前、走行後も2時間の使用ができる。これをスマホと接続しておけば大容量プランを契約しなくても、データ容量を気にせずさまざまなアプリを車内で活用可能だ。
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