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元祖キャンピングカーといえばワーゲンバス アメリカのVWイベントで見つけたキャンパーたち

カリフォルニアのVWイベントで見つけた、さまざまなコンバージョンメーカーによるVWバスのキャンピングカーを見てみよう。

●文/まとめ:ストリートVWs編集部

市販キャンピングカーの元祖はVWバスだった

いまでは日本でも人気のあるキャンピングカーだが、その多くはサードパーティのコンバージョンやオーダーメイドによるもの。ところが、VW社は1950年代からカタログモデルとしてキャンピングカーを発売していたのである。

まず1951年にコーチビルダーのウェストファリア社がVWバス用のキャンピングキットを発売。そして、1958年にVW社がそれを公式採用し、「VWキャンプモビル」として市販した。

ウェストファリア製VWキャンプモビルの初期型といえるSO23型。ストライプのオーニングがゴキゲンだ。

装備が進化した1965~1967年のSO42型は、アメリカで大人気を博した。

アメリカ製コンバージョンも人気

正規のVWキャンプモビルはカリフォルニアで大変な人気で納車が間に合わなくなり、現地業者によるコンバージョンも数多く発売された。中古車ベースであれば価格も抑えられ、仕様もオーナーの好みによってさまざまだった。

カリフォルニア製キャンパーの中でも数が多いSUNDIAL CAMPER。内装はウェストファリア製によく似ている。

カリフォルニアのEZ Camperは、現地VWディーラー網でも販売されていた。

こちらはベイウィンドーのポップトップを移植した自作キャンパー。

イギリス製Dormobile

イギリスでもVWバスはキャンプに人気で、Martin Walter社がキャンピングコンバージョンを製作し、現地VWディーラーからVW Dormobileの名で発売された。

イギリス製VW Dormobileは横開きのトップが特徴。アメリカで撮影したが右ハンドルである。

進化していくVWキャンプモビル

ウェストファリア製VWキャンプモビルはVWバスがモデルチェンジしても継承され、クルマとともに装備も進化。現在はVW社がウェストファリア社を買収し、6代目をベースにVW自社製キャンピングカー「カリフォルニア」をラインナップしている。

2代目VWバス「ベイウィンドー」のキャンプモビルは、ポップトップの中にベッドが装備される。

3代目VWバス「ヴァナゴン」のキャンプモビルは、クルマとしての性能が進化して現在でも実用キャンパーとして人気。

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