
ホンダが発売する軽自動車のNシリーズ。N-BOXやN-VANなど大人気のNシリーズだが、冠名の「N」に込められた意味や由来などはご存知だろうか。
●まとめ:月刊自家用車編集部
「N」は”Norimono(乗り物)”のN!ホンダが込める意味とは…
Nシリーズの「N」の由来は、”Norimono(乗り物)”のN。この乗り物というのは、単なる機械ではなく、人が乗るためのものという意味が込められており、Nシリーズの初代ともいえるN360は、当時の軽自動車では珍しいFFを採用し、広い室内空間と普通車顔負けの走りで大人気のモデルとなった。
ホンダ N360 別名 Nッコロ
エンジンにはCB450がベースとなる4ストロークの空冷2気筒OHCを採用。当時の軽自動車としては圧倒的な31PSを発揮した。また、FF駆動のため室内空間を広くとることができ、スバル360などのライバルに大きな差をつけていた。
さらに進化していく現代のNシリーズ
現行のNシリーズも「NORIMONO(人が乗るためのもの)」というホンダの込めた意味はそのままに、「NEW」、「NEXT」、「NIPPON」というNを共通のネーミングワードとし、新時代を築く四輪車という想いを受け継いでいる。
N-BOX
軽乗用車最大級の室内空間や洗練されたデザインなどが評価され、3年連続国内販売台数1位となった今日本で一番売れているクルマ。快適な乗り心地や高い積載性など、圧倒的な実用性から大人気の1台だ。
N-WGN
N-WGNは、通勤・通学や買い物といった日々の生活シーンで快適にクルマを使うために必要な、安心・安全性能や使い勝手を追求。先進安全装備も充実しており、人々の生活によりそう機能性やデザインから人気なモデルだ。
N-VAN
Nシリーズの商用車として開発されたモデル。N-BOXやN-WGNと同じく、Nシリーズのプラットフォームを採用し、センタータンクレイアウトによる低床設計がもたらした広々フラットなキャビンスペースが見どころ。また、商用目的だけでなくレジャー用途向けに、+スタイルファンというグレードも用意され、64馬力のターボ車もラインナップされている。
N-ONE
Nシリーズの元祖N360をモチーフに開発されたモデル。可愛らしい見た目に本格的な走りが魅力的。6MTのスポーティな走りが楽しめるRSもラインナップされている。
また、Nシリーズ唯一の電気自動車「N-VAN e:」も2024年10月に発売が予定されており、軽自動車市場をけん引するNシリーズの進化は止まらない。
N-VAN e:
ガソリンモデルの「N-VAN」をベースに、EVならではの使い勝手を加えた軽商用EV。一充電走行距離がWLTCモードで245kmを実現するなど実用的なEVモデルだ。
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