
読者の方々はふと思ったことはないだろうか。エンジンに、エンジンオイル以外のオイルを入れたらどうなるのか、と。そんな夜しか眠れなくなるような疑問を解消するべく、編集部が身体を張ってクローズドコースでやってみた。
●文/まとめ:オートメカニック編集部
今回の犠牲車はこちら
この実験の犠牲車は「アルファ 147 2.0ツインスパーク(セレスピード)」。走行距離は4万km弱で、エンジンコンディションは異音もなく好調。少しもったいない気もするが、読者のために犠牲になってもらう。
犠牲車となるアルファ 147 2.0ツインスパーク(セレスピード)
イタリア車に故郷の味を…
エンジンオイルの代わりに注入するオイルには、サラダ油なども候補に挙がったが、アルファ147はイタリア車ということで、オリーブオイルに。
イタ車にはオリーブオイルでしょ。
故郷を思い出したアルファ147がモンスターマシンに変貌するかもしれない!そんなふざけたことを考えながらオリーブオイルを注入。
ドバドバと注入されるオリーブオイルを飲み込んでいくアルファ147。一日におおさじ一杯分のオリーブオイルを飲むことは身体に良いとも言われるが、そんなレベルではない。オイルフィラーキャップを開けるとイタリアンレストランのような匂いもする感じ。普通に考えればエンジンの故障は免れないが、果たして…?
ボーノ!まさかの快調…
オリーブオイルを注入後、ビビりながらエンジンスタート。始動時に少し異音がでたが、それ以外に違いは分からない。走りも問題なし。しかも、吹け上がりがよくなってよく回るエンジンに変わった。カタログのエンジンオイル適合表にオリーブオイルを探してしまうレベルで違和感がなかった。これは、アルファ147が故郷を思い出したからなのだろう。
走行しても違和感を感じない。オリーブオイルが入っていると知らなければ、吹け上がりのいいエンジンとしか思わない。
オリーブオイルは、粘度的には20度ほどの低粘度くらいに当てはまりそうで、吹け上がりがよくなるのも納得。ただ、低温時にはオリーブオイルは固まってしまうので、厳寒期に使用できない。
結果
オリーブオイルを入れても走行可能!という結果に。ただし、この実験はクローズドコース内で走っただけなので、ストップアンドゴーが繰り返される公道でどうなるかは分からない。絶対に真似しないように!
アルファ147も編集部もボーノ!
※本実験は安全面に十分配慮し、クローズドのテストコースにて実施しております。決して真似などをしないでください。本記事を読んで発生した事案などにつきましては、一切の責任を負いかねます。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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