ポルシェジャパンは、新型タイカン4、タイカンGTSの予約受注を全国のポルシェ正規販売店を通じて開始する。価格はタイカン4が1416万円、タイカンGTSが1952万円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
今回導入の2グレードの追加で、11のバージョンファミリーが完成
現行タイカンは、全モデルに先代モデルの出力を最大80kW上回る新型リアアクスルモーターを採用したことでパワーが増したほか、航続距離や加速タイム、充電時間が向上していることが特徴。
2024年2月に国内導入が発表されたが、今回、新たに2つのバージョン(タイカン4とタイカンGTS)を追加。これにより11のバージョンファミリーが完成することになる。
タイカンGTSは、先代モデルを75kW上回る最大515kWのオーバーブーストパワーを発揮
新型タイカンGTSは、先代モデルを75kW上回る最大515kWのオーバーブーストパワーを発揮する高性能グレード。先代モデルよりも0.4秒速い、静止状態からわずか3.3秒で100km/hに到達するなど、ターボモデルを除いて最もスポーティな一台。GTS専用シャシーやアダプティブエアサスペンションを採用するほか、航続距離も120km以上向上し、最大628km(WLTP)。
エクステリアもGTS特有のもので、ブラック(ハイグロス)のインレイを備えたスポーツデザインのフロントおよびリアエプロンが新たに採用。標準装備のタイカンターボSエアロデザインホイール(20インチ)とオプションのRSスポーツデザインホイール(21インチ)は、いずれもGTS専用のアンスラサイトグレーに塗装される。
インテリア素材の多くはタイカンターボGTモデルから採用されるなど、上級グレードにふさわしい内容を持つ。ポルシェは個性的なデザインも楽しめるスポーティなオールラウンダーに相当するグレードとしている。
タイカン4はトップ級の航続距離を実現。最大643kmの走行が可能
新型タイカン4は、4輪駆動のタイカンの中でもっとも効率に優れたモデル。標準装備のパフォーマンスバッテリーまたはオプションのパフォーマンスバッテリープラスのどちらをアンダーボディに装着するかを選択でき、ローンチコントロール使用時に最大300kWまたは320kWmのオーバーブースト出力を発揮する。
航続距離はバッテリーの種類によって異なり、パフォーマンスバッテリーを使用した場合は最大559km、パフォーマンスプラスバッテリーを使用した場合は最大643km(いずれもWLTP)の走行が可能。4輪駆動モデルの中では最も長い航続距離を持つチャンピオンモデルになるという。
エントリーモデルとしての高い効率性と4輪駆動の優れたハンドリングを両立していることも強みで、タイカン4の0-100km/h加速タイムは4.6秒。80kgの重量増にもかかわらず後輪駆動モデルを0.2秒上回る。またエントリーレベルのスポーツセダンとしては、初めて4輪駆動が設定されることになる。
エクステリアでは、19インチタイカンエアロホイール、ブラックのブレーキキャリパー、LEDマトリックスヘッドライトなどが標準装備。ポルシェ トラクション マネジメント(PTM)とポルシェ アクティブ サスペンション マネジメント(PASM)を備えたアダプティブエアサスペンションも標準装備される。
車種 | ハンドル | 価格 |
---|---|---|
タイカン4 | 右 | 1416万円 |
タイカンGTS | 右/左 | 1952万円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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