
日産自動車は、来年1月の東京オートサロン2025において、出展を予告している新旧エクストトレイルのカスタマイズモデル「X-TRAIL unwind concept」と「X-TRAIL remastered concept」を先行公開した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
親子が趣味の時間をリラックス。そんな思いを込めて新旧エクストレイルをカスタマイズ
自分の「好き」を詰め込んだ新旧2台のエクストレイルで“Chill”を感じる世界感を演出したい。そんなコンセプトから生まれた「X-TRAIL unwind concept」と「X-TRAIL remastered concept」。
“Chill”は本来「冷える」とか「寒さ」を意味する単語だが、カジュアルな表現としては“リラックスする”という意味が強くなる。どちらのエクストレイルもカスタム手法は異なっているが、それぞれお気に入りの場所で、クルマと一緒に趣味時間をリラックスできる空間を楽しんで欲しいという狙いが込められているとのこと。なお想定したオーナー像として、現行ベースの前者は「50代半ばの父」、先代ベースの後者は「20代後半の息子」をイメージしているそうだ。
現行「X-TRAIL unwind concept」は、本格エスプレッソが楽しめる贅沢な空間を追求
まず、現行エクストレイル(T33)をベースとする「X-TRAIL unwind concept」は、荷室に「5」の文字をモチーフとするラゲッジラックと、簀子テラスを載せたトレーラーがポイント。さらにラック下段にイタリアのエスプレッサマシンメーカー・ランチリオ社が監修したエスプレッソマシンを置くことで、「父」がインドア/アウトドアを問わず、本格エスプレッソが楽しめる贅沢な空間を目指したという。
「X-TRAIL unwind concept」 シックな趣が強まるブラックフィルムのラッピング施工が印象的。ほかにも専用開発の純正品やJAOS製パーツが散りばめられるなど、純粋なカスタマイズモデルとしても面白いアプローチが目白押し。
テラススペースを設置したトレーラーを牽引するイメージ。「父」がここでリラックスしてエスプレッソを嗜んでもらいたいという。
先代「X-TRAIL remastered concept」は、好みの音楽を楽しめる自由な移動空間を提案
もう一台の先代エクストレイル(T32)をベースとする「X-TRAIL remastered concept」は、「2」の文字をモチーフにしたダブルラックの上段にオーディオテクニ社が監修したアナログレコード機器を設置。「息子」が音楽を楽しめる自由な移動空間をイメージしたことに加え、中古車カスタマイズという新たな中古車の楽しみ方の提案もこめられているそうだ。
「X-TRAIL remastered concept」 こちらもフィルムラッピングやオリジナルパーツなどエクステリアの雰囲気を変えてくれる手法を提案。中古車カスタマイズを楽しんで欲しいという狙いも込められているとのこと。
「2」をモチーフとしたラックの上段には、オーディオテクニカが監修したアナログプレイヤーシステムを設置。下段にはコレクションされたレコードが並ぶ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(日産)
電動化に加え、装備機能も最新システムを搭載 これまで5世代40年以上にわたり日産を代表するコンパクトカーとして親しまれてきたマイクラ(マーチ)。今回発表された新型マイクラは、バッテリーEV専用モデルと[…]
日産自動車株式会社イヴァン・エスピノーサ新社長 日産をあるべき原点に戻し、ハートビートモデルを生み出してユーザーの心にもう一度火を付けたい! 日産にとっては地元開催となる「フォーミュラE」東京大会のパ[…]
海でも山でも自分の部屋のようなゆったりくつろげる空間で過せる! NV200バネット マイルームは、キャラバンマイルームに続く日産が新たな車中泊のカタチを提案するマイルームシリーズの第2弾だ。 NV20[…]
日産のフラッグシップを象徴するモデルとして、大きな期待が集まっている 2026年度に発売が予定されている次期エルグランド。まず外観が先行公開されたが、今回明らかになったメカニズム情報からも、かなり期待[…]
最大トルクは800Nm、EV走行時の最大航続距離は135km 日産初の電動ピックアップトラックとなる「フロンティアプロ」は、日産が2027年夏までに中国で発売を予定している9車種の新エネルギー車(NE[…]
人気記事ランキング(全体)
春から初夏の車内での休憩にぴったりのアイテム ドライブの合間のちょっとした休憩、車の中でちょっと睡眠をとりたくなることはよくある。筆者は取材などでロングドライブすることも少なくなく、さらに趣味が釣りな[…]
クーペのかっこよさと手頃な価格水中メガネの愛称で人気者に ホンダが1967年春に発売したN360は大ヒットし、軽自動車ブームの火付け役になった。N360が街にあふれるようになると、並みの軽自動車では飽[…]
ナットの取り外しの基本を無視すると、トラブルの原因に… 整備作業においてボルトやナットの脱着は避けて通れない基本中の基本の作業。それだけに、ソケットレンチやメガネレンチの使用頻度は必然的に高まる。が、[…]
どんな車にも絶対ついているのがサンバイザー 車種を問わず、あらゆるタイプの車に装備されているサンバイザー。軽自動車でも高級車でも、オープンカーでも装着されていることが多い。サンバイザーは、その名の通り[…]
社内のエンスー達による趣味的な活動から始まったロードスターの開発 工業製品の商品企画は、マーケットイン型とプロダクトアウト型に大別できる。市場のニーズを調べつくして、「これこそがあなたの必要としている[…]
最新の投稿記事(全体)
街乗りしやすいサイズ感のハイエースにインダストリアルな雰囲気のインテリアを架装 今回紹介するキャンピングカーは、長野県長野市に本社を構えキャンピングカーなどの特殊車両の製作をしているかーいんてりあ高橋[…]
ネジがナメてしまうトラブルを未然に防止するドライバー ネジを外そうと力を込めてドライバーを回すと、ビス山(ネジの十字の部分)から工具の先端部分が外れ、ビス山が潰れてしまう「ネジがナメた」と呼ばれる現象[…]
SUVライクな外観で差別化された「クロスター」 新型フリードの中でも注目されるのが、SUVテイストを加えた個性派モデル「フリード クロスター」。専用のデザインや装備を備え、街乗りからアウトドアまで幅広[…]
電動化に加え、装備機能も最新システムを搭載 これまで5世代40年以上にわたり日産を代表するコンパクトカーとして親しまれてきたマイクラ(マーチ)。今回発表された新型マイクラは、バッテリーEV専用モデルと[…]
新開発のハイブリッドシステムや最新の知能化技術「Arena(アリーン)」を搭載 今回導入される6代目RAV4の開発コンセプトは、「Life is an Adventure」。新開発のハイブリッドシステ[…]
- 1
- 2