モリゾウ氏がオートサロン2025トヨタ/TGRで満を持してお披露目したのが、なななんと! ミッドシップレイアウトを採用した「GRヤリスMコンセプト」。Mはまさにミッドシップの「M」。2025スーパー耐久シリーズに参戦も宣言! レースシーンで壊しては直しで、最終的にこのパワトレを積むのはあのクルマか?!
●文:月刊自家用車編集部
車体後方に赤ヘッドの開発中直列4気筒2Lターボエンジンをマウント。もちろんモリゾウ氏もドライブして鍛え上げて“ドライバーファーストのクルマづくり”を実践
2025年のスーパー耐久シリーズ、おそらくST-Qクラスに参戦することになるであろう、オートサロン2025トヨタ/TGRの隠し球がこの「GRヤリスMコンセプト」だ。GRヤリスのさらなる可能性を追求するためという、このレーシングコンセプト。2024年5月28日にSUBARU/トヨタ/マツダで共同開催された「マルチパスウェイワークショップ」で、トヨタ自動車株式会社・副社長中嶋裕樹氏自ら説明を行った開発中の新型エンジン=2L直列4気筒ターボを搭載している。今回エンジンの型式がG20Eであることも判明した。
この新型2L直列4気筒ターボは、電動化時代の新エンジンとして開発中のもので、従来の2.4L直列4気筒ターボエンジンに対し、熱効率を高めながら、体積10%/全高10%の低減を達成し、なおかつ400馬力オーバーの最高出力も可能という。すなわちコンパクトで高出力なエンジンなため、GRヤリスのプラットフォームをミッドシップ化してもスッキリ収まる。ワークショップ時では、後輪駆動(FR)でも前輪駆動(FF)でもどちらでも行けます! と聞いていたが、まさかミッドシップまで想定していたとは恐れ入りました(笑)
この「GRヤリスMコンセプト」、スーパー耐久シリーズにおいて「TOYOTA GAZOO ROOKIE Racing」が、レースという極限の環境下で“壊しては直す”をくり返し、モリゾウ氏/プロドライバー/ジェントルマンドライバーなどからのフィードバックを反映/進化させていくという。はたして、このミッドシップレイアウトのパワートレーン、将来どう市販車に反映されるのか? もしかしてあの、復活を噂されているクルマか? 今回はそこまでの話は聞けなかったが、とても楽しみである!
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