
PIAA スリムヴォーグフラットワイパーシリーズからグラファイトとシリコートの2つのアイテムがリリースされる。高速走行時でも安定した払拭性能を発揮し、快適な視界を約束する待望の雨用フラットワイパーを紹介しよう。ワイパー交換を検討中の方は、こんなワイパーが欲しかった! と思うはずだ。
●文:月刊自家用車編集部
ワイパーの拭きムラ・スジ残り、ビビリがでたら交換時
車のワイパーは常に過酷な環境にさらされている。強烈な日差しなどによる温度差や、オゾン・紫外線などの影響により日々劣化しているので、雨天時の安全確保のためにも、定期的に交換するという意識を持ったほうが良いだろう。
交換の目安は、雨の日にワイパーを作動させた際に、雨水のスジやニジミが残ったり、ビビリが気になるようになったときだ。ビビリとは「ビビビッ」という、ゴムがガラスに引っかるような音のこと。また、ワイパーを目視にて確認し、フレームにサビが浮いていたり、がたつきなどの症状があるときも交換のサイン。
もしそのままワイパーを使い続けると、雨が降っている際に視界を確保できなくなり、車重大な事故を引き起こしてしまうかもしれない。
ワイパー全体がスポイラー構造で高速走行時も優れた払拭性能を発揮!
2025年春に、カー用品メーカーのPIAAから発売されるスリムヴォーグフラットワイパーは、2つのタイプをラインナップする。4月にスリムヴォーググラファイトワイパー、5月にスリムヴォーグシリコートワイパーがそれぞれリリースされる。
スリムヴォーグフラットワイパーは、ワイパーアームの取り付け部とワイパー本体を一体化させた低重心デザインと、弧を描くようなフォルムが特徴。
スリムヴォーグフラットワイパーは弧を描くようなフォルムのフラットワイパーで、ワイパーゴム全体が均一に近い接地圧力でウインドウガラスに密着し、雨を逃さず拭き取る優れた払拭性能を発揮。低重心設計に加え、本体のスポイラー構造により高速走行時でも優れたワイピングを実現する。
拭き残しのない安定した払拭性能を実現。
ワイパー本体のカバーには、耐候性、耐オゾン性、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性、耐変形性に優れたTPV(エラストマー)を使用。板バネには高い引張強度、硬度、耐摩耗性に優れたHigh carbon steel(高炭素鋼)を採用。TPVに覆われ金属部品の少ない構造が、サビや紫外線などの影響を軽減し、初期性能がより長く持続する。
また、アール形状を採用し、幅広い車種、多様なアーム圧やウインドウガラスの曲率に対応。R形状が異なる複数の金属レールを設計し、最適な組み合わせでラインナップをそろえている。
これらがスリムヴォーグフラットワイパーの共通の特性。ここからは2モデルそれぞれの特長をみてみよう。
スリムヴォーググラファイトワイパーは不快な音を抑制。動作の安定性と静粛性が魅力
高品質天然ゴムを採用し、ゴム表面に摩擦抵抗を軽減するグラファイト粒子(黒鉛)をコーティング。ゴムとガラスの摩擦抵抗を軽減し、スムーズなワイピングを実現する。雨量が少ないときに発生しがちな不快な音を抑制し、ビビりのない安定した動作と静粛性が持ち味だ。
この製品は、撥水コーティングを施したウインドウガラスにも使用できる。また、2モデルともゴムだけの交換が可能なので、視界不良が気になりだしたら手軽にクリアな視界を復活させられる。
PIAA スリムヴォーググラファイトワイパー ●長さ設定:300mm~750mm●価格:オープン
スリムヴォーグシリコートワイパーは5分作動で撥水皮膜を形成! 雨を弾いてクリアな視界を実現
ゴムにPIAA独自のシリコンオイルを配合した最高品質シリコンゴムを採用。ウインドウガラスが乾いた状態で、ワイパーをわずか5分作動させるだけで、撥水被膜を形成し雨を弾く撥水タイプのワイパーだ。夜間の雨でも対向車のライトがにじまず、視界スッキリ! もちろんガラスに密着し、雨を拭き取るスリムヴォーグフラットワイパーシリーズの優れた払拭性能はそのままだ。
撥水コーティングをしたウィンドガラスにも使用でき、撥水効果が薄れてきてもワイパーの作動のみで撥水皮膜を再形成。また、特殊コーティングゴムにより摩擦抵抗を大幅に軽減し、不快な音やビビりのないスムーズな動作を約束する。
PIAA スリムヴォーグシリコートワイパー ●長さ設定:300mm~750mm●価格:オープン
梅雨の時季だけでなく、近年の異常気象で季節を問わずゲリラ豪雨などの激しい雨に見舞われることが多い日本列島。
愛車のワイパーの拭き取りが気になりだしたら、安全確保のためにも速やかな交換がおすすめだ。とくに高速道路の走行が多いという方は、高速走行時も安定した拭き取り性能のPIAA スリムヴォーグフラットワイパーの2モデルを検討してみてはいかがだろうか。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
クルマの内窓掃除が面倒になる理由はクルマの進化にあった 車内のガラス掃除は、外装洗車に比べて軽視されやすい。しかしフロントガラス内側の汚れは、夜間や逆光時に視界を大きく損なう要因になる。にもかかわらず[…]
耐久性抜群でスタイリッシュ。便利な開閉式のリアラダー クラフトワークス(Fun Standard株式会社)は、実用性とデザイン性が高い、自動車用アクセサリーを多数リリースしているブランドだ。そのクラフ[…]
国産初の2シーターミッドシップスポーツをトヨタが発売したことが驚きだった トヨタ「MR2」が発売されたのは1984年です。前年の東京モーターショーで「SV-3」というMRレイアウトの車輌が発表されまし[…]
再開後も受注殺到は避けられない ジムニーノマドは2025年1月の発表直後に注文が殺到し、わずか数日で受注停止となった超人気モデル。その後、月間計画台数が拡大され、供給体制に目処がついたこともあって、2[…]
給油中に気づく違和感と、キャップを巡る小さなストレス 給油という動作は、慣れてしまえば機械的にこなしてしまう作業だ。セルフ式スタンドの普及で、自らノズルを握る機会は確実に増えた。ところが、燃料キャップ[…]
最新の投稿記事(全体)
国内自社工場一貫生産による高品質。1Kのような間取りが特徴 キャラバンZEROを製作するOMCは東京都武蔵野市にあり、オーダーメイドのキャンピングカーを製造販売。そのこだわりは国内自社工場一貫生産で、[…]
日本導入第5弾モデルは、初のPHEVモデル BYDの日本導入モデルとして5番目となる「シーライオン6」は、12月1日より販売が開始された。BYDとしては日本市場で初めてとなるプラグインハイブリッドのミ[…]
●サーキットは実験室だ! 「MAZDA SPIRIT RACING」の挑戦 まず注目すべきは、実戦の場で鍛え上げられたレーシングマシン。「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025」に参戦した2台のコン[…]
創業家公認のメモリアルモデルは、89人の特別なオーナーへ フェルディナンド・アレクサンダー(F.A.)・ポルシェは、ポルシェの象徴的なスポーツカーである初代ポルシェ911(発表当初は901)の基本的な[…]
Bクラスが実質グレードアップ。内外装もスポーティに進化 Bクラスに追加される「アーバンスターズ」は、Aクラス、GLA、CLA、GLBにも導入されているシリーズグレード。従来のオーナーから好評を得ていた[…]















