
愛車のバッテリーが上がってしまい、エンジンがかからない…! そんなときに活躍するのが、ジャンプスターターだ。今回は、安定性が高く、安心して使用できるナトリウム電池を採用したモデルを紹介しよう。
●文:月刊自家用車編集部
突然のバッテリー上がりでも慌てない。革新的なジャンプスターター
愛車のバッテリー上がり、長くクルマに乗っていると経験する可能性の高いトラブルの1つだろう。バッテリー上がりの主な要因としては、長期間エンジンを始動させずに放置したり、バッテリー自体の寿命が付きていたり、あるいは寒さで一時的にバッテリーのパワーが落ちていたり、といったところが上げられるだろう。
いずれも、突然の予期せぬ出来事である場合が多く、うんともすんとも言わない愛車に困惑してしまったり、予定が狂ってしまうことにパニックになったりと、慌てふためいてしまう人もいるかもしれない。
そんな最悪の状況を打開してくれるお助けアイテムが、ジャンプスターターだ。上がってしまったバッテリーの代わりの補助電源として機能してくれるものだ。手順に従ってクルマのバッテリーつなぎ、エンジンを始動させればOKというすぐれもの。
ジャンプスターターGK03[ジェスマイク]
一般的にジャンプスターターには、リチウム電池が使用されることが多いのだが、今回紹介するJESIMAIK(ジェスマイク)の新製品ジャンプスターターGK03は、バッテリーにナトリウム電池を使用する。これにより、安全性や安定性が大幅に向上。何と、クルマに積んでおくというような保管も可能となっている。
ジェスマイク ジャンプスターターGK03の特徴
では、ジェスマイクの革新的なジャンプスターターの詳細をチェックしてこう。
ナトリウム電池を採用した革新的な設計
ジェスマイクのジャンプスターターGK03のバッテリーは、先にも言及したように、リチウム電池ではなく、安定性の高い最新のナトリウム電池を採用している。ナトリウム電池の特徴は、熱に強く、発火や爆発といったトラブルのリスクが極めて低いということが挙げられる。そのため、車内に長期間保管しても自然発火の心配がないと、メーカー側は安全性を強調。
ナトリウム電池を採用する、ジェスマイクのジャンプスターターGK03。
車に積んでおけることで、外出先でのバッテリー上がりにも対応可能。万が一のトラブルでも、慌てずに対処できるだろう。
高放電倍率で、より確実にエンジン始動
ナトリウム電池を採用したジャンプスターターGK03は、最大100Cの放電倍率により、エンジン始動時に必要な大電流を一気に出力でき、車両のエンジンをより確実に始動できる仕様となっている。
大電流を一気に出力し、確実にエンジンを始動させる。
なお、自動車だけではなく、12Vバッテリーを搭載していれば、ハイブリッドモデルやバイク、ボート、農業機械などにも使用できる。ちなみに、使用温度範囲は-40〜80℃なので、冬場でも問題なく使用できるスペックとなっている。
車だけでなく、ボートやバイク、農業機械にも対応する。
メンテナンス不要で、満充電のまま3〜4年保管可能
定期的な充放電が必要となることが多いリチウム電池に対して、ジャンプスターターGK03が採用するナトリウム電池は、メンテナンスフリーを謳う。具体的には、満充電の状態で3〜4年の保管が可能としており、耐用年数は10年となっている。
フル充電のまま3〜4年放置しても、最大50回以上のエンジン始動が可能だとする。
一度充電してしまえば、そのまま数年保管でき、耐用年数も長くいつでも使えるというのは、ユーザーとしてはメリットの多い仕様と言えるだろう。
急速充電可能な、大容量27,500mAhバッテリーを搭載
リチウム電池と比較すると、約5倍の充電速度を実現するジャンプスターターGK03のナトリウム電池、88Wh / 27500mAh / 3.2Vの大容量で、本来のジャンプスターターとしての機能はもちろんだが、複数のデバイスへの同時給電にも対応。日常の使用にも十分対応する。
大容量27,500mAhのナトリウムバッテリーを搭載する、ジャンプスターターGK03。
ジャンプスターターGK03の便利な機能
その他にも、ジャンプスターターGK03は様々な機能を持っている。詳細は、下のリストを確認して欲しい。
- LEDライトを搭載。「点灯/SOS/ストロボ」3モードの切り替えが可能。アウトドアアクティビティでの照明としても活躍
- バッテリーの状態を、液晶ディスプレイでデジタル表示。残量や電圧を確認可能
- 過電圧・過熱・逆接続などのリスクを防ぐ、安全性の高いジャンパーケーブルを採用
単なるジャンプスターターの機能だけではなく、LEDライトを利用した照明や各種デバイスへの充電など、幅広い用途に対するという点が魅力だ。さらに、バッテリーに安定性の高いナトリウム電池を採用するなど、安心を買うために1つ常備しておくという選択肢として十分検討に値するカー用品と言えるだろう。
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