「ロータリーエンジンのための専用設計」リアルスポーツとして世界を魅了し欧米で大ヒット。一方で「プアマンズ・ポルシェ」という不名誉なあだ名で呼ばれることも…。

撮影車は1978年式のリミテッド

ウェッジシェイプのボディには、トヨタ2000GT以来のリトラクタブルヘッドライトを採用し、これまでの国産車にはないスタイルを実現。

リヤのガラスハッチ部は3分割式となり、センターのガラス部分のみがガス式ダンパーにより開閉する。

初期の12A型ロータリーエンジンはNA仕様。REAPSと呼ばれるサーマルリアクターで排気ガス規制に対応。ロータリーは排ガス対策がしやすかったという逸話も。1983年にはターボ仕様も設定されている。

空調、オーディオ、スイッチ類などを備えたセンターコンソールと、その上に左右対称デザインのダッシュボードが組み合わされる。

撮影車のインテリアはブラウン×ベージュのカジュアルな雰囲気。シート地はアイボリーの布とベージュのビニールレザーのコンビ。スポーツカーらしからぬものにも見える。

メーターはセンターがタコ、右がスピード、左が時計、水温、燃料の5連メーター。タコメーターは起動時に電圧計として作動する。

この車両には3速オートマチックミッションが装着されていた。ATはRX-7専用のもので、ロータリーとの相性も良好。