
ドアハンドルの内側をよく見てみると、知らないうちに傷だらけ…。乗降の際に必ず触れる部分だけに、爪や指輪などで傷がつく部分でもある。そこで、悩ましいトラブルを解消するための対処法を解説していこう。
●写真/文:オートメカニック編集部
爪や指輪で傷つきがちな、ドアハンドル周辺
「マジかよ…勘弁して欲しいな…」
友人に車を貸して戻ってきた際に、ドアハンドル周辺を見て驚愕するオーナー。思わず「傷だらけじゃん…ふざけんなよ」と、思わず愚痴が出る。一体どうして…!? 友人に詳しく聞くと、どうやら爪の長い人を乗せたことで、ドアハンドル内部に傷ができてしまったようなのである。
気づかないうちに増えがちなドアハンドル内側の小傷。
車を大切にしている人なら、この悲劇に同情的になるかもしれない。ただ、この傷をほぼなかったことにできる、便利なアイテムがあるので、効果的な使い方とともに紹介していこう。
傷消しとツヤ出しを同時にこなすアイテム
ドアハンドル付近は、車の乗降の際などに必ず触れる部分でもあるので、どうしても傷がつきやすい。爪や指輪などの装飾品で引っ掻いてしまうということも起こりやすい。そういった傷には、専用のケミカルで磨き上げて傷を消すのが効果的だ。
LOOX 表面仕上げ剤[KURE]
今回試してみたのは、55-6などのケミカル商品で有名なKURE(呉工業株式会社)の、ルックスの表面仕上げ剤だ。このアイテムは、金属や硬質プラスチック、メッキなどの汚れを落とし、傷を消して元の輝きに近い状態を取り戻せるものだ。
配合成分には「界面活性剤、合成ワックス、カルナバワックス、シリコーンオイル、石油系溶剤、研磨剤」が挙げられる。つまり、汚れをしっかりと落としつつ、研磨剤で傷を消し、さらにワックスで輝きを出せるという、1つで何役もこなすすぐれものだ。
柔らかいウエスを使用して優しく磨き上げる
使い方のコツとしては、乾いた柔らかいウエスを使用すること。ボディに直接ケミカルを噴霧するのではなく、このウエスに適量を吹き付けて、傷が気になる部分を磨き上げていく。
微粒子コンパウンドとワックス成分の相乗効果により、細かな傷が消えて、ボディにかつての艶が復活する。作業自体は誰でも行えるほど簡単で、普段の洗車の延長線上にあるようなイメージだ。
最後に、きれいなウエスで軽く拭き上げれば作業完了。その状態が、下の写真だ。いかがだろうか? 上の写真で傷だらけだったボディがキレイになり、さらにツヤも出ているのがわかる。
作業完了! 傷だらけだった部分が、ツヤツヤに仕上がった。
ちなみにこのLOOX 表面仕上げ剤は、ドアハンドル部分だけでなく、ヘッドライトやホイール、傷のついたドアなど、様々な部分に使用できるので、1本備えておくのもいいかもしれない。
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