
SUBARUフォレスターの年次改良モデル「Cタイプ」の受注を開始していることがSUBARU販売店への取材で判明した。最大の注目は、1.8Lターボ車に新設定される“買い得グレード”の存在だ。装備を見直しながら価格を引き下げ、商品力を底上げ。好調なフォレスターは、Cタイプでさらに攻めに出る。
●文:月刊自家用車編集部
ターボに“戦略グレード”投入 フォレスターCタイプの正体
現行型フォレスターSPORT Black Selection。SPORT Black Selectionは継続ラインアップされる。
現行型フォレスターの受注は好調で、納期は3〜6カ月とされる。2025−2026日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞も追い風となり、市場での評価は非常に高い。
今回導入されるCタイプは、その勢いをさらに加速させるための年次改良モデルだ。
販売サイドでBタイプと呼ばれる現行型は、2025年4月17日にデビュー。Aタイプは日本導入前の2024年春頃から北米で販売されているモデルを指し、日本仕様車はBタイプからスタート。そして今回情報をキャッチしたCタイプへ年次改良される。
最大のトピックは、1.8Lターボ車に新たに「Touring」「Touring EX(アイサイトX搭載車)」が設定される点にある。これまでターボ車はSPORT系が中心だったが、CタイプではSPORT/SPORT EXを統合し、SPORT EXのみの展開へ整理。その一方で、装備を厳選したTouring系を新設することで、価格と性能のバランスを大きく見直した。
価格はTouringが350万円、Touring EXが363万円。従来のSPORTと比べて約18万円抑えられており、「フォレスターのターボは高い」という従来イメージを大きく覆す設定となっている。
装備を削って価値を上げた? “賢いフォレスター”という選択
Touring/Touring EXは、内外装をシンプルな色調とし、内装はブラックまたはプラチナから選択可能。パワーリヤゲートをメーカーオプションとするなど装備を取捨選択することで、価格を抑えながらターボならではの走りの楽しさを前面に押し出した。
一方でCタイプ全体の装備は確実に進化している。S:HEV(ストロングハイブリッド)モデルにはAC100V/1500Wのアクセサリーコンセントを全車標準装備。アウトドアや非常時にも使える実用装備として価値を高めた。ワイヤレスチャージャーは出力を15Wへ強化し、スマートリヤビューミラーも高画素化されるなど、日常使いの満足度はむしろ向上している。
価格を抑えたTouring系は、RAV4やエクストレイルと比較検討するユーザーにとって現実的な選択肢となりそうだ。一方で、装備充実のSPORT EXやS:HEVは、走りや先進性を重視する層に向けた位置づけとなる。
フォレスターCタイプは、無駄を省いて賢く選びたい層から、従来どおり高付加価値を求める層までをカバーする“幅の広さ”が武器となる。
正式な発表は2026年5月頃になりそうだ。
■フォレスターCタイプ バリエーション&価格
●1.8Lターボ
・Touring:3,500,000円
・Touring EX(アイサイトX):3,630,000円
・SPORT EX(アイサイトX):3,810,000円
・SPORT Black Selection(アイサイトX):3,910,000円
●e-BOXER(ストロングハイブリッド)
・X-BREAK S:HEV:3,980,000円
・X-BREAK S:HEV(アイサイトX):4,110,000円
・Premium S:HEV EX(アイサイトX):4,220,000円
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
国内導入が遅れている状況だが、待たされるだけの魅力あり 新型キックスは、従来のコンパクトカーの延長線上にあるSUVという枠組みを大きく超え、クラスレスな存在感を持つ一台へと進化を遂げる。海外では202[…]
シガーソケット直挿しという、いちばん現実的な答え このスマホホルダーの大きな特徴は、アクセサリソケットに直接取り付ける構造にある。USBケーブルを別途引き回す必要がなく、電源確保から設置までが一気に完[…]
キャラバンの広大なキャビンは、旅クルマとして理想的なサイズ感 バンコンこと「バンコンバージョン」。なかでもトヨタのハイエースをベースにしたバンコンは人気だが、受注が絞られている関係もあって、多くのビル[…]
大人になって手に入れる「秘密基地」という発想 子どもの頃に夢見た秘密基地は、大人になるといつの間にか忘れてしまう存在だ。ただ、N-VAN コンポはその感覚を現代的に、しかも極めて現実的な形で呼び戻して[…]
なぜ凍る?フロントガラスが真っ白になる「放射冷却」の正体 そもそも、クルマのフロントガラスが凍結するのは、空気中の水蒸気が氷の結晶となってクルマのガラスやボディに付着するから。 空気中に含まれる水分の[…]
最新の投稿記事(全体)
現行型フォレスター。外装ではボディサイドのe-BOXERオーナメントを廃止して、すっきりと洗練されたエクステリアに変更される。ボディカラーではカシミアゴールド・オパールがラインアップから外れるようだ。[…]
今回の一部仕様変更では、安全装備のさらなる充実が図られている。衝突被害軽減ブレーキを最新の「デュアルセンサーブレーキサポートII」に刷新し、車線逸脱抑制機能を全車に標準装備。さらに、全車速追従機能付の[…]
高級車路線から一転、小型のファミリーセダンへと方向転換 2代目「スカイライン(S50系)」が登場したのは1963年です。 戦後の国産メーカーのほとんどがそうであったように、「プリンス自動車工業」も公用[…]
デジタル機能と実用性の大幅アップデート 今回のマイナーチェンジにおける最大のポイントは、走行性能の磨き上げだけでなく、日常の使い勝手を底上げする装備の拡充にある。 Googleマップなどのアプリが車内[…]
活用していないスペースにスッポリとハマる バラエティ豊かなカー用品・バイク用品を多数リリースするMAXWINがリリースする「トヨタ車系USBカーチャージャー K-USB01-T4B」の特徴は、空いてい[…]
- 1
- 2















