
FIFA World Cup 2026™に関する報道で、日本代表を乗せて走った公式バスに描かれた絵に、見覚えがある方もいるかもしれない。
大会期間中、選手やスタッフを会場へ運んだこの車両は、世界中のファンやメディアのカメラに映り込んだ。その日本代表バスのデザインに採用されたのは、12歳の日本人クリエイターによる作品だった。
●文:月刊自家用車編集部
日本代表バスに選ばれたのは12歳の作品
今回の企画は、公式モビリティパートナーであるヒョンデがFIFAと協働したグローバルキャンペーン「Be There With Hyundai」の一環。世界中の5〜12歳の子どもたちを対象に、「The Greatest Cheer(最高の応援)」をテーマとした絵画作品を募集し、各国代表チームをイメージした受賞作品が公式バスへラッピングされた。
日本代表バスに採用されたのは、日本在住の12歳・豊島彩加さんの作品だった。観客の笑顔や桜、日本国旗などをモチーフに、「日本が勝ってほしい」という想いを込めて描いたのだそう。一人ひとりの表情まで丁寧に描き込まれ、応援する気持ちそのものを表現している。
ロボティックスや算数に興味があり、サッカーは家族と観戦する程度だったという豊島さんだが、日本代表の象徴カラーである”サムライブルー”については自ら調べて描いたという。
受賞決定後には、「すごくうれしい」とコメント。自身の作品が日本代表チームとともに世界を走ることへの期待を語ったほか、受賞者特典として提供される「FIFA World Cup 2026™への限定招待ツアー」で、初めてワールドカップを現地観戦できることも楽しみにしているという。
日本代表を運んだバスのデザイン
「The Greatest Cheer(最高の応援)」というテーマのもと豊島さんが描いた作品
世界48か国・地域で同じ企画が展開
日本代表バスだけの話ではない。ヒョンデは48か国・地域の受賞作品を各代表チームのバスへ反映させた。車体には子どもたちのアートと大会ビジュアルを組み合わせ、開催国のアメリカ、カナダ、メキシコをイメージしたカラーや「Unity(結束)」のコンセプトも取り入れられていた。
受賞した48作品は、バスを”若き創造性”と”国境を越えた情熱、” 世界とのつながり”を体現するシンボルとして表現
ヒョンデが20年続けてきた“応援の形”
「Be There With Hyundai」は、2006年のFIFA World Cup ドイツ大会™をきっかけにスタートした、Hyundai Motorのグローバルファンエンゲージメントプログラムだ。約20年にわたり、各国代表チームへの応援メッセージ募集や、サステナビリティをテーマにした施策など、時代ごとに形を変えながら展開されてきた。
そして2026年大会では初めて、世界中の子どもたちによる絵画コンテストを実施。その作品が各国代表チームの公式バスに採用される形となった。
ワールドカップでは試合結果やスター選手に目が向きがちだが、スタジアムへ向かう道中や会場周辺にも、企業やファンなど、大会に関わる人たちの物語がある。
残念ながら日本代表は決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-2で逆転負けし、大会を去った。だが、大会期間中、日本代表を乗せて走ったバスには、12歳の子どもが描いた応援の気持ちが込められていた。ピッチの外にも、ワールドカップを彩るもうひとつのストーリーがあった。
受賞した子どもたちには、保護者1名の同行のもと、FIFA World Cup 2026™への限定招待ツアーが提供された
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