
新型エルグランドの発表から間もなく、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)がカスタムモデルを一挙投入してきた。ラインアップは「AUTECH」「AUTECH LINE」「VIP」「ステップタイプ」の計4モデル。「AUTECH LINE」「VIP」「ステップタイプ」は7月16日、「AUTECH」は8月上旬から全国の日産販売会社で発売を開始する。どのモデルも「プレミアムミニバンにカスタムを加える必要があるのか?」という疑問を吹き飛ばすほど、作り込みが徹底されている。順番に見ていこう。
●文:月刊自家用車編集部(清水) ●写真:日産自動車株式会社/日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社
AUTECH ── 「湘南の海」を丸ごとデザインに落とし込んだ、フラッグシップ
エルグランドAUTECH
AUTECHは、NMCのお膝元・神奈川県茅ヶ崎発のブランドだ。海と空をイメージしたブルーをブランドカラーに掲げ、エルグランドベースでは2代目にあたる。G e‑4ORCEがベースで車両本体価格は824万7800円。
エルグランドAUTECH
フロントグリルは「海面の煌めき」を表現したドットパターン。さらにシグネチャーLEDには「航跡波」(船が走った後にできる波紋)のモチーフが使われており、夜の駐車場でその存在感は際立つはずだ。ボディ下部のメタル調パーツは「波打ち際の白波」から。細部まで海のテーマを一貫させた徹底ぶりは、もはやコンセプトカーの領域に近い。
エルグランドAUTECH
エルグランドAUTECH
室内も負けていない。シートに採用したプレミアムナッパレザーは「しっとりとした触感」を追求して新開発されたもので、キルティングのデザインは「漣(さざなみ)」がモチーフ。ステッチのブルーも含め、外と内でAUTECHの世界観を完結させている。
ボディカラーは「ディープオーシャンブルー×ミッドナイトブラックルーフ」の専用2トーンを含む全6色。この2トーンを選べるのは、AUTECHだけだ。
AUTECH LINE ── 「派手さはいらない、でも普通もイヤ」という人へ
エルグランドAUTECH LINE
AUTECHがブランドの世界観を全開にしたモデルだとすれば、AUTECH LINEはもう少し落ち着いた方向性だ。ダークメタルグレーのフロントグリル、専用フロントプロテクター、メタル調のドアミラーで外観を引き締め、シートはブラック統一+テーラーフィット™で仕上げる。
エルグランドAUTECH LINE
エルグランドAUTECH LINE
余計な装飾を削ぎ落としながら、それでもノーマル車とは明らかに違う。そのバランスを「精悍さ」と表現したくなる。新型エルグランドへの設定は、キャラバン、ノート、ルークス、セレナに続きシリーズ5車種目の設定となる。車両本体価格はX e‑4ORCEベースが717万9700円。G e‑4ORCEベースの “G-spec”が778万4700円。
VIP ── 後席に乗るたびに「迎えに来られた気分」になれる
エルグランドVIP
このモデルで特に注目したいのは、乗降演出の作り込みだ。ドアを開けると路面に「ELGRAND VIP」の文字がイルミネーションで浮かび上がり、照明付きのオートステップが静かに展開する。「降りる」という行為がここまで特別に感じられるミニバンはそうそうない。
エルグランドVIP
後席に座れば、BOSE®22スピーカーの3Dサラウンドが車内を包む。15.6インチの専用モニターと読書灯も標準装備で、長距離移動がそのままエンターテインメントに変わる。ショーファーカーとして使う法人ニーズはもちろん、「後席を最高にしたい」ファミリーにも刺さる装備内容だ。車両本体価格はG e‑4ORCEがベースで869万8800円。
ステップタイプ ── 「乗り降りしやすい」をここまで突き詰めたミニバンがあったか
エルグランドステップタイプ
一見地味に思えて、実は最も「毎日の使い勝手」に直結するモデルがこれだ。
エルグランドステップタイプ
助手席側の前後ドアいずれを開けてもステップが自動展開し、路面からフロアまでの段差をできる限りフラットにする設計になっている。踏み面とその下の路面を照らすLEDイルミネーションで、暗い駐車場でも足元の視認性は高い。子どもも高齢の親御さんも、ストレスなく乗り降りできる。車両本体価格はX e‑4ORCEステップタイプが714万6700円。G e‑4ORCEステップタイプが782万8700円。AUTECH LINE e‑4ORCEステップタイプが742万9400円。AUTECH LINE e‑4ORCE “G-spec”ステップタイプが803万4400円。
「プレミアムミニバンは家族のため」という原点に立ち返ったような、実直な一台だ。
今回投入された新型エルグランド純正カスタマイズ4モデルに共通するのは、「新型エルグランドをさらにどう使い切るか」という視点でNMCが本気で向き合った形跡だ。どのモデルが自分のライフスタイルに合うか、ぜひ販売会社で実車を確かめてほしい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
お出かけが多くなる夏場こそ活用したい革新的なフロアマット 家族や友人と、山へキャンプ、海へバーベキューなど、楽しみなイベントが控えている夏。愛車のミニバンでみんなでワイワイガヤガヤと目的地へ向かう計画[…]
夏場の快適性を高めるアイドリングストップキャンセラー 夏のドライブで気になるのが、車内温度の上昇である。特に炎天下に駐車した車内は短時間で高温になり、乗り込んだ直後は強力なエアコンによる冷却が欠かせな[…]
街乗りもこなせる絶妙なサイズと高い信頼性を誇るベース車両 キャンピングカー選びにおいて、多くのドライバーが頭を悩ませるのが、車体の大きさと居住性のバランスだ。広々としたキャブコンバージョンは魅力的だが[…]
運転が苦手な人の”左側の不安”を解消する補助ミラー 運転経験が浅い人や車幅感覚に自信がない人にとって、左サイドの死角は大きな不安要素である。特にコンビニの駐車場や狭い道路での幅寄せ、縁石ギリギリまで車[…]
真夏の強い日差しでもこれがあれば安心! 夏の駐車で気になるのが、乗り込んだ瞬間の車内の暑さ。炎天下ではハンドルやダッシュボードが熱を持ち、エアコンが効き始めるまでしばらく待たなければならない。 もはや[…]
最新の投稿記事(全体)
BMW M2は、セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現するMモデル。BMW M2 CS Editio[…]
イタリアらしい洗練されたエレガンスをプラス 2025年に国内導入が始まった「JUNIOR」は、アルファロメオの新時代を象徴するコンパクトモデル。「Ibrida」は1.2L直3ターボに6速DCT(システ[…]
改良したハリアーに早くもモデリスタ専用キットが登場! 今回のモデリスタ専用キットでは、特別仕様車のテーマに合わせた漆黒のメッキ加飾が採用された。従来のクロームメッキとは異なる、落ち着いた深い輝きと黒の[…]
本格4WD・SUVの値引き額ランキング! 2026年8月の狙い目は? 2026年8月時点について、車両本体の値引き目標額をランキング形式で紹介。値引き額は車両本体のみを対象としており、付属品からの値引[…]
コンパクトSUV値引き額ランキング! 2026年8月の狙い目は? 2026年8月時点のコンパクトSUVについて、車両本体の値引き目標額をランキング形式で紹介。値引き額は車両本体のみを対象としており、付[…]
- 1
- 2





















