
メルセデス・ベンツ日本合同会社は、新型「CLA with EQ Technology」および「CLA Shooting Brake with EQ Technology」を発表し、全国の正規販売店を通じて予約注文の受け付けを開始した。また、登場を記念した特別仕様車「Launch Edition」の導入を9月以降に予定している。価格は668万円〜798万円。クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(補助額 98万円)の適用も可能となっている。
●文:月刊自家用車編集部
140年の技術革新を現代の技術で再解釈した新世代モデル
2013年に美しい4ドアクーペとして登場したCLA。2019年の2代目では対話型インフォテインメント「MBUX」がいち早く投入されるなど、常に先進技術の先陣を切ってきた人気モデル。
3代目となる新型CLAは、ドライブトレーン、プラットフォーム、サスペンション、デジタル体験までを刷新した新世代モデルへ進化。日本国内には、内燃燃機車(ハイブリッド)と、今回発表される電気自動車(EV)が展開される。
エクステリアは、メルセデス伝統の「Sensual Purity(官能的純粋)」を電動化時代に合わせてアップデート。フロントマスクには142個のLEDが瞬く「イルミネーテッドメルセデス・ベンツパターンパネル」や、スリーポインテッドスターを模した印象的なライトシグネチャーを配置。徹底した空力追求により、クーペモデルではCd値0.21(欧州参考値)という驚異的なエアロダイナミクスを達成している。
主な仕様
3代目となる新型CLAは、内燃機車(1.5Lハイブリッド)と、電気自動車の「with EQ Technology」で展開される。
ワゴンボディのシューティングブレークも内燃機/EVの2系統で展開される。
最長771kmを実現する新世代プラットフォーム「MMA」と電動パワートレーン
プラットフォームは、電気自動車を主軸に開発された「Mercedes-Benz Modular Architecture(MMA)」を採用。リヤアクスルに置かれた最高出力200kWの最新モーターに自社開発の2速EVトランスミッションを組み合わせることで、街乗りでの加速性能と高速クルージング時の高い電費性能をハイレベルで両立させている。
バッテリー容量はCLA 200が58kWh、CLA 250+が85.5kWhとなり、従来比で最大20%もの高エネルギー密度化を達成。航続性能については、一充電走行距離(WLTP・欧州参考値)でCLA 250+ with EQ Technologyが最大771km、CLA 250+ Shooting Brake with EQ Technologyが最大755kmを実現。また、標準的なバッテリーを搭載するモデルにおいても、CLA 200 with EQ Technologyで最大525km、CLA 200 Shooting Brake with EQ Technologyで最大513kmという優れた航続距離を達成している。
充電システムは6.0kWまでの普通充電に加え、CHAdeMO規格による最大100kWの急速充電にも対応している。
「日本庭園」に着想を得た、上質なインテリア
インテリアは「日本庭園」の本質的なものだけを残すデザイン思想を取り入れ、複雑な造形を削ぎ落とした“浮遊感”を感じさせるフローティングデザインを採用。全幅に広がる大型ガラス面の「MBUXスーパースクリーン」をオプションで選択できるほか、センターブレースのない一体型固定式「パノラミックルーフ」を装備するなど、圧倒的な開放感と先進感を楽しませてくれる。
ステアリングには、静電容量式タッチパネルと物理的なロッカースイッチ・ローラーを組み合わせた新デザインを採用することで、直感的な操作性と確実性を両立させている。
第4世代MBUXは、AI機能が強化されることで、音声案内などはより人間的なやり取りが可能になっている。
開放的なパノラミックルーフは全モデルに標準装備。
AI統合の第4世代MBUXにより、より進化したデジタル体験を提供
車載ソフトウェアには、メルセデス・ベンツが自社開発したオペレーティングシステム「MB.OS」を採用。毎秒254兆回の演算処理が可能な高性能コンピューターを搭載するほか、主要ソフトウェアのOTA(Over-the-Air)アップデートにも対応。
インフォテインメントには第4世代MBUXを搭載。複数のAI(ChatGPT、Microsoft Bing、Google Gemini)を統合した「MBUXバーチャルアシスタント」により、より自然な会話形式で各種操作や情報検索が行えるようになっている。
ナビゲーションには、充電計画も含めた高度なルート案内を提供できる、Googleと共同開発した「MBUXナビゲーション」を採用。安全面では、新世代の運転駐車支援システム「MB.DRIVE」を標準装備し、レーンチェンジアシストや360°カメラ対応のパーキングアシストを備えている。
技術的なトピックとしては、メルセデス・ベンツ初となる「マルチソースヒートポンプ」を搭載。従来の水回路を経由しないダイレクトな空気式(エアサイド)構造を採用することで、モーター&バッテリーの排熱と外気の3つの熱源を活用。従来の補助ヒーターに比べ、暖房に必要な電力を約3分の1に削減し、寒冷時の実用航続距離向上に貢献する。
また、ブレーキ制御には「ワンボックスブレーキシステム」を採用。最大200kWの強力な回生ブレーキと摩擦ブレーキを違和感なく統合することで、ペダル操作感を変えることなく高いエネルギー回収効率を実現。
CLA/CLAシューティングブレークとしては初となる、容量101Lの「フロントトランク」を装備したこともトピックのひとつで、メルセデス・ベンツがフロントトランクを採用するのは、1930年代の「130(W23)」以来約90年ぶりとなる。
シューティングブレークモデルは、荷室容量455L〜最大1290Lを確保し、40:20:40分割可倒式シートやEASY-PACKテールゲートを標準装備することで優れた利便性を実現している。
130年ぶりに容量101Lの「フロントトランク」を装備。
日本におけるメルセデス・ベンツの電気自動車で最長となる最大771km(WLTP)の一充電航続距離を実現。
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