
「これが原付!?」と思わず二度見してしまいそうな車両が楽天市場に登場した。ブレイズが販売する「BLAZE e-CARGO(ブレイズ イーカーゴ)」は、軽トラックのような荷台を備えながら、分類上は「特定小型原動機付自転車」にあたる四輪の電動モビリティだ。
16歳以上なら運転免許が不要で、公道を走行できるのが大きな特徴。さらに最大30kgの荷物を積載でき、全長は1.9m。買い物や通院、農作業、施設管理、荷物の運搬など、クルマほどのサイズや装備は必要ないものの、徒歩や自転車では難しい「ちょっとした荷物運び」に対応する乗り物となっている。
さらに2026年9月3日には、国土交通省認定機関による「性能等確認制度」の適合認定を取得したことも発表。ブレイズが取り扱う特定小型原付4車種すべてが性能等確認を取得済みとなった。
そんなブレイズ イーカーゴが、楽天市場の「ブレイズ公式通販サイト」に登場。価格は56万9800円(税込・諸費用込)で、別途配送費用が必要となる。
●文:月刊自家用車編集部
見た目は“軽トラ”なのに、分類は四輪の特定小型原付
ブレイズ イーカーゴを見てまず気になるのが、そのスタイルだ。運転席の後ろに荷台を備えた姿は、まさに小さな軽トラック。ただし、もちろん軽トラックではない。
「ちょっとそこまで」に最適な「BLAZE e-CARGO(ブレイズ イーカーゴ)」
車両の分類は「特定小型原動機付自転車」。一般的な電動キックボードなどと同じカテゴリーに属する乗り物で、ブレイズ イーカーゴはその四輪版という位置付けになる。
特定小型原動機付自転車は、16歳以上であれば運転免許が必要ないことが大きな特徴。クルマや原付バイクの免許を取得していなくても運転できる。
一方で、免許不要だからといって一般的な自転車と同じ感覚で扱えるわけではない。公道を走行するには、ナンバープレートの取り付けや自賠責保険への加入などが必要で、交通ルールも守らなければならない。「免許はいらないけれど、乗り物として必要な手続きはある」という点は、購入前に押さえておきたいところだ。
オリーブ
国の保安基準への適合を確認。「性能等確認制度」の認定を取得
今回のブレイズ イーカーゴで、もうひとつ注目したいのが「性能等確認制度」の認定取得だ。ブレイズによれば、同制度は特定小型原動機付自転車が国の定める保安基準に適合しているかについて、国土交通省が公表する認定機関などによる確認を受けるもの。
ブレイズ イーカーゴはこの制度に基づく確認を受け、適合認定を取得し、車両には「性能等確認済」のシールが貼付されるという。特定小型原付は「免許不要」という点ばかりが注目されがちだが、公道を走る車両である以上、安全面や保安基準への適合は重要なポイントになる。
性能等確認制度の認定を取得
最大30kgを積載可能! 荷台は“45Lゴミ袋約2袋分”
では、実際に何ができるのか。最大のポイントは、車体後部に設けられた荷台だ。
荷台のサイズは785mm×500mm。地上高約550mmの低床設計となっており、最大30kgの荷物を積載できる。ブレイズによれば、荷台は買い物かご2個分の幅広スペースを確保し、45Lのゴミ袋なら約2袋分を積載できるという。
買い物で購入した荷物を運んだり、農作業で使う道具や資材を載せたり、施設内の荷物を移動させたりといった用途が想定されている。もちろん軽トラックのように大量の荷物を運ぶための車両ではないが、日常生活のなかで発生する「手で持って運ぶにはちょっと重い」という荷物を運ぶには便利そうだ。
ブレイズが想定している用途は、日常の買い物や通院だけではない。近年は、免許返納後の移動手段不足や公共交通機関の縮小、農業や物流分野での人手不足など、地域の移動を取り巻く課題が増えている。
ブレイズ イーカーゴは、そうした課題に対する新たな移動手段として、農業や施設管理、ラストワンマイル物流などでの活用も想定されている。四輪であるため二輪車より安定した走行が期待でき、荷台を使って荷物を運べる。しかも16歳以上なら免許不要で利用できるという点は、一般的な軽トラックとは大きく異なる。
特に「人の移動」と「荷物の運搬」を一台でこなせることは、この車両ならではの特徴といえるだろう。
全長1.9m、幅60cm。コンパクトな車体に四輪ならではの安定性
車体サイズは、全長1900mm×全幅600mm×全高1260mm。特定小型原付としては全長1.9mという大きな車体を持ちながら、全幅は60cmに抑えられている。
乗用車1台の場所に4台置くことができる。
車両重量は約100kg。自転車や一般的な電動キックボードと比べれば軽量とはいえないが、四輪ならではの安定性を備え、シートに座って運転できる。
また、シート位置は体格や姿勢に合わせて調整可能。さらにバック機能も搭載する。
荷物を積載した状態で狭い場所へ入っていくことを考えると、前進・後退を切り替えられるバック機能は実用面で注目したい装備だ。
1回の充電で約50km。家庭用100Vコンセントでも充電可能
電源には脱着式のバッテリーを採用する。1本のバッテリーで走行できる距離は約50km。オプションバッテリーを追加すれば、最大約100kmの走行が可能とされている。
バッテリーは車体から取り外して充電できるほか、車両に装着した状態で直接充電することも可能だ。さらに家庭用の100Vコンセントで充電できるため、特別な充電設備を用意せずに使えるのも特徴となっている。
買い物や通院など日常の短距離移動だけでなく、農業や施設管理、小口配送など、決まったエリア内を繰り返し移動する用途とも相性がよさそうだ。
“軽トラ代わり”というより「荷物を運べる四輪モビリティ」
ブレイズ イーカーゴはあくまで特定小型原動機付自転車。免許が不要というメリットがある反面、一般的なクルマとは使い方も交通ルールも異なる。
だからこそ面白いのが、「免許不要」「四輪」「30kg積載」「公道走行可能」という特徴を組み合わせた独自の立ち位置だ。たとえば「自動車を所有するほどではないけれど、買い物や農作業で荷物を運ぶ手段が欲しい」「自転車では荷物を載せにくい」「施設内の移動や小口配送に使える車両が欲しい」といったニーズにはマッチしそうだ。
価格は56万9800円。一般的な電動アシスト自転車などと比べれば決して安いとはいえないが、単なる移動手段ではなく「人と荷物を一緒に運ぶための四輪電動モビリティ」と考えると、選択肢としての面白さが見えてくる。
見た目は小さな軽トラック。しかし、分類は原付。しかも国の保安基準への適合確認を受けた四輪特定小型原付。「これが原付!?」という驚きだけでは終わらない、かなり個性的な一台といえそうだ。
ブレイズ イーカーゴの主なスペック
| 車両区分 | 特定小型原動機付自転車 |
|---|---|
| 運転免許 | 不要(16歳以上) |
| 定格出力 | 0.5kW(500W) |
| 航続距離 | 約50km(バッテリー1本あたり) |
| 最大積載量 | 30kg |
| 登坂能力 | 勾配17°(約31%) |
| 車両重量 | 約100kg |
| 車体サイズ | 全長1900mm×全幅600mm×全高1260mm |
| 荷台サイズ | 最大長785mm×最大幅500mm |
| 荷台地上高 | 約550mm |
| バッテリー | 脱着式 |
| 充電方法 | 車体から取り外して充電/車体に装着したまま充電 |
| 追加バッテリー | 装着時、最大約100km走行可能 |
| 主な機能 | ヒルアシスト、バック機能、自動ロック、座席位置調整 |
| ボディカラー | オリーブ、ホワイト、ブラック |
| 価格(楽天市場) | 56万9800円(税込・諸費用込)+配送費用 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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