
BYDオートジャパンは、大幅に刷新した「BYD ATTO 3 EX(ビーワイディー アット スリー イーエックス)」の販売を開始した。価格は437万8000〜487万3000円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
大幅刷新を図ったBYDの基幹モデル「ATTO 3 EX」が登場
2023年1月にBYDの日本市場参入第1弾として導入されて以来、扱いやすいボディサイズとEVならではの走り、充実した先進装備で人気を博してきた「BYD ATTO 3」が、大幅なアップデートを遂げて登場した。
車名に追加された「EX」には、「EXTEND(生活を広げる)」「EXPLORE(選択肢を広げる)」「EXPERIENCE(体験を広げる)」という3つの価値が込められており、改良モデルでは航続距離の大幅伸長や駆動方式の刷新、快適装備の追加によって、日常使いから長距離ドライブまで、さらに幅広いライフスタイルに応える一台へと進化している。
スタイリッシュな流線型シルエットとシャープなフロントフェイスが印象的な新型「BYD ATTO 3 EX」のエクステリア。
精悍さを増したバンパー造形や足元をひきしめるアルミホイールなど、ミドルサイズSUVらしい躍動感と上質感が漂う。
マイナーチェンジの領域を超えた神アップデート
パワートレーンと走行性能の進化は、今回のアップデートにおける大きな見どころだ。
従来のFWD(前輪駆動)からRWD(後輪駆動)へと変更されるとともに、RWDモデルのモーター最高出力は従来の150kWから230kWへと引き上げられた。
足回りにもフロントにマクファーソンストラット、リヤにマルチリンク式サスペンションを採用し、高出力化に合わせたセッティングを施すことで、パワフルで安定感のあるハンドリングを実現している。
さらに、走りの選択肢を広げるモデルとして四輪駆動(AWD)仕様を新設定。フロント100kW、リヤ230kWのモーターを組み合わせることで、システム最高出力330kW、最大トルク560Nmを発揮。0-100km/h加速は4.0秒という高い動力性能を獲得している。
新設定のAWDモデルは、前後デュアルモーターの緻密な制御により、雪道や滑りやすい路面でも力強いトラクションと圧倒的な安定感を発揮。季節や天候を問わず目的地へ安全に送り届けてくれる、頼もしい全天候型e-SUVへと大きな進化を遂げた。
大容量74.88kWhバッテリーの採用で、航続距離は最大620kmへ伸長
バッテリー性能の進化も見逃せない。
独自開発の「ブレードバッテリー」の総電力量を、従来モデルの58.56kWhから74.88kWhへと大容量化。これにより一充電走行距離(WLTCモード)は、RWDモデルで620km(従来型は470km)、AWDモデルで550kmへと大幅に伸び、航続距離への不安を解消している。
急速充電の最大受電能力も85kWから100kWへ引き上げられたほか、充電前にバッテリー温度を適切にコントロールする「充電予熱機能」を新たに搭載。冬季や低温下における充電時間のロスを低減する工夫が施されている。
高剛性構造「CTB」技術と強化されたADASで安全性能を刷新
プラットフォームには、バッテリーパックを車体構造の一部として組み込む「CTB(Cell to Body)」技術を新たに採用。室内空間の広がりとともに、ボディ剛性の向上を両立させている。
安全装備面では、ミリ波レーダーの配置を従来の3個から5個へと増設し、フロントカメラとの組み合わせによって予防安全機能を強化。さらに、運転手の疲労やわき見を注意喚起するドライバーモニタリングシステム(DMS)や、車内の動体を検知して取り残しを防ぐ幼児置き去り検知システム(CPD)を標準装備に組み込まれている。
車載温冷庫やフランクなど、体験と快適性を広げる先進装備が充実
キャビンや使い勝手の面でも、細やかなアップデートが行われている。
AWDモデルのセンターコンソールには、35℃~50℃の保温と-6℃~6℃の保冷に対応する容量4.5Lの車載温冷庫を標準装備。さらに、前席シートベンチレーションやステアリングヒーター、50Wに高出力化されたワイヤレス急速充電器など、毎日のドライブを快適にする装備が充実している。
BEVならではのパッケージングを生かし、ボンネット下には95L容量のフロントトランク(フランク)を新設。充電ケーブルや小物をスマートに収納できる実用性を備えた。
大型の15.6インチ回転式タッチスクリーンが目を引くキャビン。先進的なインターフェース機能が提供される。
ダークグレーを基調とした、ホールド性の高いスポーティなシート。精緻なダイヤ柄のパーフォレーション(パンチング)加工と、鮮やかなイエローゴールドのステッチが上質感を演出する。
センターコンソールにはBYD日本導入モデル初となる「車載温冷庫」を標準装備(AWDのみ)。
頭上には大型のパノラマサンルーフが広がり、後席でも抜群の開放感を楽しめる。
ボンネット下に95Lの大容量フロントトランク(フランク)を新たに設置。
走りの質感と日常の使い勝手を磨き上げた2つのグレードを用意
ラインアップは、優れた航続距離と実用性を両立した標準モデル「BYD ATTO 3 EX(437万8000円)」と、動力性能の強化と温冷庫などの専用装備を備えた「BYD ATTO 3 EX AWD(487万3000円)」の2グレードを設定する。
従来販売されていたモデルと比べると、性能&機能面が大きく進化していることは明らかだ。
| モデル | 総電力量 | 一充電走行距離 (WLTCモード) | 価格 |
| BYD ATTO 3 EX | 74.88kWh | 620km | 437万8000円 |
| BYD ATTO 3 EX AWD | 74.88kWh | 550km | 487万3000円 |
| 主要諸元 | |||
| BYD ATTO 3 (従来モデル) | BYD ATTO 3 EX | BYD ATTO 3 EX AWD | |
| 価格 | 440万円 ※2023年1月モデル | 437万8000円 | 487万3000円 |
| 駆動方式 | 前輪駆動 | 後輪駆動 | 四輪駆動 |
| プラットフォーム | CTP | CTB | |
| 乗車定員 | 5 | ||
| 全長 (mm) | 4,455 | ||
| 全幅 (mm) | 1,875 | ||
| 全高 (mm) | 1,615 | ||
| トレッド前/後 (mm) | 1,575/1,580 | ||
| ホイールベース (mm) | 2,720 | ||
| 車両重量 (kg) | 1,750 | 1,880 | 1,990 |
| 性能 | |||
| 0~100km/hの加速時間 (秒) | 7.9 | 5.5 | 4 |
| 最小回転半径 (m) | 5.35 | 5.35 | 5.35 |
| 交流電力量消費率 WLTCモード (Wh/km) | 139 | 135 | 154 |
| 市街地モード (Wh/km) | 122 | 116 | 138 |
| 郊外モード (Wh/km) | 130 | 125 | 143 |
| 高速道路モード (Wh/km) | 152 | 152 | 164 |
| 一充電走行距離 (km) | 470 | 620 | 550 |
| 急速充電 (kW) | 85 | 100 | 100 |
| モーター | |||
| 定格出力 前/後 (kW) | 65 | 70 | 35 / 70 |
| 最高出力 前/後 (kW) | 150 | 230 | 100 / 230 |
| 最大トルク 前/後 (N・m) | 310 | 380 | 180 / 380 |
| 駆動用バッテリー | |||
| 種類 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
| 総電圧 (V) | 390.4 | 499.2 | 499.2 |
| 総電力量 (kWh) | 58.56 | 74.88 | 74.88 |
| 走行装置 | |||
| フロントサスペンション | マクファーソンストラット | ||
| リアサスペンション | マルチリンク | ||
| フロントブレーキ | ベンチレーテッドディスク | ||
| リアブレーキ | ソリッドディスク | ベンチレーテッドディスク | |
| タイヤサイズ | 235/50 R18 | ||
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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