VW新型「ID.ティグアン」世界初公開! 航続距離は最大600km、2000kgの牽引に対応する電動SUV│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

VW新型「ID.ティグアン」世界初公開! 航続距離は最大600km、2000kgの牽引に対応する電動SUV

VW新型「ID.ティグアン」世界初公開! 航続距離は最大600km、2000kgの牽引に対応する電動SUV

フォルクスワーゲンは、新型電気自動車(EV)「ID. Tiguan(ID.ティグアン)」を世界初公開した。同社の電動SUV「ID.4」「ID.5」の後継モデルに位置づけられ、2027年初頭に発売される予定だ。最大600kmの航続距離や最大2000kgのトレーラー牽引能力を実現するほか、助手席ディスプレイを初採用するなど、内外装や機能を大幅に進化させている。

●文:月刊自家用車編集部

航続距離は最大600km! 3種類の駆動システムを設定

新型「ID. Tiguan」

新型ID.ティグアンは、フォルクスワーゲンの電動車向けプラットフォーム「MEB+」を採用。駆動システムは、バッテリー容量と出力の異なる3種類を用意する。

58kWhのバッテリーを搭載する後輪駆動モデルは、最高出力140kW(190PS)を発生。77kWhのバッテリーを搭載する後輪駆動モデルは210kW(286PS)、同じく77kWhのバッテリーを搭載する4WDモデルは220kW(299PS)の最高出力を発揮する。

WLTPモードにおける航続距離は最大600km。なお、この数値は暫定的な予測値で、実際の航続距離は装備や走行条件などによって変動する。

牽引能力も特徴のひとつだ。58kWhバッテリー搭載モデルでは最大1800kg、77kWhバッテリー搭載モデルでは最大2000kgのトレーラーを牽引できる。荷室容量は最大534Lで、フロント部分には32Lの収納スペース「フランク」も設けられた。

ボディは5人乗りで、装備バリエーションは「Trend(トレンド)」「Life(ライフ)」「Style(スタイル)」「R-Line(Rライン)」の4種類を設定する。

助手席にも12インチディスプレイを採用! 操作系も見直し

インテリアでは、ディスプレイや操作系を一新。運転席には10インチのデジタルコックピット、センターには15インチのインフォテインメントディスプレイを採用し、さらにオプションで12インチの助手席ディスプレイを設定する。フォルクスワーゲンの欧州向けモデルでは、助手席ディスプレイの採用は初めてとなる。

助手席ディスプレイでは、インフォテインメントや情報表示、ゲームなどを楽しめる。プライバシーモードにも対応しており、ドライバー側から画面が見えないようにできるほか、ペアリングしたBluetoothヘッドホンで音楽を聴くことも可能だ。

操作性にも配慮し、エアコンの基本操作にはセンターコンソールの物理ボタンを採用。オーディオの音量調整や放送局・楽曲の切り替えには操作ダイヤルを用いる。ステアリングホイールもタッチ式ではなく物理ボタンを備えたタイプとし、直感的な操作を目指した。

スマートフォン向けには、Qi2規格に対応したワイヤレス充電スペースを2か所用意。対応端末をマグネットで固定しながら充電できる。

新型「ID. Tiguan」

新型「ID. Tiguan」

新型「ID. Tiguan」

ゴルフIVをイメージしたレトロ表示も用意

新型ID.ティグアンでは、遊び心のある表示機能も採用する。

新開発の「Retro(レトロ)」ディスプレイは、ステアリングホイールの「View」ボタンから選択できる機能だ。有効にすると、デジタルコックピットのメーターが「Golf IV(ゴルフIV)」をイメージしたブルーとレッドの配色に切り替わる。

中央のインフォテインメントディスプレイにもレトロ表示を用意。バーチャルガレージには「Golf I」「Golf II Country」「Golf IV」「Tiguan I」「Race Touareg」「Beetle」の6車種が用意され、好みに応じて表示を選べる。

エクステリアは「Pure Positive」と呼ばれる新しいデザイン言語を採用。従来の柔らかなクロスオーバー風の印象から、シャープなキャラクターラインと力強い造形を特徴とするSUVスタイルへと進化した。また、ドアハンドルには手で引いて操作する従来型のデザインを採用している。

ワンペダル走行や信号認識に対応する運転支援機能も

運転支援機能では、アクセルペダルの操作を中心に加減速できるワンペダルドライビングを標準装備。さらに、新しい「Connected Travel Assist」を設定し、システムの作動条件内で高速道路の車線変更支援や信号機を認識した自動停止などに対応する。

快適装備としては、リラクゼーション機能やメモリー機能、ベンチレーション機能を備えた電動調整式フロントシート、480Wのハーマンカードン製サウンドシステム、パノラミックサンルーフなどをオプションで用意する。

このほか、対応するスマートフォンを車両のキーとして利用できる「Digital Key」や、車両の充電インターフェースを介して電気製品に給電する「PowerSocket」も設定。PowerSocketを利用すれば、電気グリルや電動自転車などへの給電も可能になるという。

ドイツでは10月13日から先行販売、価格は約770万円から

新型ID.ティグアンの先行販売は、2026年10月13日からドイツおよび欧州の多くの国で開始される。ドイツ市場での価格は4万2695ユーロから。日本円に換算すると約770万円となる(※1)。発売は2027年初頭を予定している。なお、今回発表された価格や装備、仕様はドイツ市場向けで、日本導入については現時点で発表されていない。

ガソリン車やディーゼル車、ハイブリッド車を設定する現行ティグアンと並行して展開される新型ID.ティグアン。ID.4とID.5の後継として、フォルクスワーゲンの電動SUVラインアップを担うモデルとなりそうだ。

※1:1ユーロ=180円として換算した参考価格。実際の為替レートによって円換算額は変動する。日本での販売価格を示すものではない。

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