「本当に軽トラか?」まるでログハウス。ヒノキ造りがイケてる、軽トラとは思えないキャンピングカー。

様々な車をベースにしたキャンピングカーが存在するが、軽トラだってベースになるのだ。この記事では各地で開催されたキャンピングカーイベントなどで展示された魅力的な車両を紹介していく。今回はダイハツ・ハイゼットトラックがベースの軽キャンパーだ。

●文:月刊自家用車編集部

ベース車両はハイゼットトラック

正面から見ると迫力がある。

外から見るとコンパクトだが、車内は限られたスペースを利用して効率的に各機能が配置されている。

ベースとなる車両はダイハツのハイゼットトラック。国内の一次産業から建設業や配送業など、さまざまなシーンで活躍している人気の軽トラックだ。広い荷台には様々な荷物を載せて運ぶことができる。考えてみれば軽トラは運ぶことに特化して頑丈だし「その手があったか!」と感じた。

ベースとなったハイゼットトラックは農作業や漁業などの現場でもよく見かける働く車だ。

センターコンソールはシンプルで、幅広い年代のドライバーに使いやすいデザインとなっている。

ハイゼットトラックのシンプルイズベストな車内。

「富士ひのき」をふんだんに使用した贅沢なログハウス

おうちカフェもできちゃう車内。

富士山麓でとれた良質の「富士ひのき」をふんだんに使って作られた車内は、近くにいるだけでヒノキの良い香りがしてくる。天井、壁、床、インテリアにいたるまで、すべて「富士ひのき」で作られている。

富士ひのきがキャンプシーンを暖かく包み込む。

BOX型の木箱の組み合わせで車内のレイアウトを変更することができるが、今回は左にテーブル、右にベンチという配置になっていた。

収納はありすぎて困ることがない、目隠しにもなる点はgoodだ。

右に置かれたベンチサイズのボックスは大きな収納スペースとなっており、長物もこちらにしまうことができる。

夏場の厳しい環境下でもエアコンがあれば快適度は段違い。

また、サイドドアから入ってすぐのところには冷蔵庫も。周りを「富士ヒノキ」で覆っているので室内に溶け込むデザインだ。

サイドドア横に設置された冷蔵庫。

積んで並べて、レイアウトを考えている時間も楽しい。

「富士ヒノキ」で作られたボックスを複数組み合わせることで、室内のレイアウトを実材に変更できる。単独でテーブルとしてむつ買うことができるので非常に便利だ。こうした機能を楽しんでいると「本当に軽トラか?」とベース車両が軽トラックであるとこを忘れさせてしまう。

ルーフキャリアを利用することで積載力は飛躍的にアップする。

テールゲート部分は、広げるとテーブルになる仕組み。こちらにも「富士ヒノキ」が使われている。また、ルーフにはキャリアを設置しているので、車外に大型荷物を積み込むことで、室内空間を存分に活かすことができる仕組みだ。

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