株式会社BluE Nexus(ブルーイーネクサス)は、アイシン/デンソーと共同開発した「eAxle(イーアクスル)」が、スズキ初となるバッテリーEV(BEV)の量産モデル「e VITARA」に採用されたことを発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
e VITARA向けのeAxleは、インド国内で生産&供給
1月17日からインド・ニューデリーで開催されている『Bharat Mobility Global Expo 2025』において、スズキ初となるバッテリーEVの量産モデル「e VITARA」が一般公開されたが、このモデルにはBluE Nexuas/アイシン/デンソーの3社が共同開発した「eAxle」が搭載されている。
このeAxleは、小型モーター/インバーター構造を採用することで、高出力密度で高い動力性能を実現したほか、損失低減技術により優れた電費性能も併せ持つ特徴を持つ。
eAxleは、車両生産を行うスズキモーターグジャラート社と同じインド国内で生産され、BluE Nexuasのインド法人・BluE Nexus Automotive India Pvt. Ltd.から供給される。今後、スズキの市場ニーズに合わせた世界各国でのBEV展開に貢献するとしている。
BluE Nexusの概要について
BluE Nexuasは、2019年4月に設立された電動化システム/電動駆動モジュールの開発/販売会社。電動化開発の知見を持ったアイシン/デンソー/トヨタの専門技術者が連携することで、自動車の各製品をつなぐ電動化の最適システムを提案している。それぞれの強みを結集することで、世界中の顧客のニーズに応え、電動車のさらなる発展/普及、社会のカーボンニュートラルに貢献していくことをめざしている。
e VITARAの概要について
「e VITARA」は、スズキが「Emotional Versatile Cruiser」をコンセプトとして開発した初めてのBEV量産モデル。先進感と力強さを併せ持つデザイン、BEVらしいキビキビとしたシャープな走りを実現するBEVパワートレーンなどを特徴としている。
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