
スズキは、軽乗用車「アルト」の一部仕様変更モデルを発表し、7月22日に発売する。今回の改良では、デザインの刷新や燃費性能の向上、安全機能の拡充、快適装備の追加などが実施される。価格は114万2900〜158万9500円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
前後バンパーの形状を変更。ボディカラーは新色を含む全12色を設定
改良モデルでは、これまで愛されてきた楕円形をモチーフとしたデザインを継承しつつも、より現代的で充実感のあるエクステリアへと進化。具体的には、フロントおよびリヤバンパーの形状が見直され、柔らかいフォルムと質感のある造形に変更されたほか、ルーフエンドスポイラーの追加により、視覚的なアクセントと空力性能の向上が図られている。
さらに上級グレードの「HYBRID X」では、本革巻ステアリングホイールやメッキインサイドドアハンドルが採用されることで、インテリア質感が向上。
ボディカラーは、モノトーンに新色の「テラコッタピンクメタリック」を追加。2トーンルーフは、ルーフ色を従来のホワイトからソフトベージュとブラックに刷新されている。
「テラコッタピンクメタリック」
ソフトベージュとの組み合わせには「シフォンアイボリーメタリック」「フォギーブルーパールメタリック」、ブラックルーフとの組み合わせには「フェニックスレッドパール」「ノクターンブルーパール」を新設定。これにより、モノトーン8色、2トーンルーフ4色の計12パターンの多彩なカラーラインナップが実現する。
「シフォンアイボリーメタリック ソフトベージュ2トーンルーフ」
「フォギーブルーパールメタリック ソフトベージュ2トーンルーフ」
「フェニックスレッドパール ブラック2トーンルーフ」
「ノクターンブルーパール ブラック2トーンルーフ」
新ボディカラーバリエーション。
最新の「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を全グレードに標準装備
ルーフエンドスポイラーの追加などによる空力性能の向上により、改良モデルはガソリン・ハイブリッド軽自動車クラスでトップとなる28.2km/L(WLTCモード)という優れた燃費性能を実現。
安全機能は、衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートⅡ」を全グレードに標準装備。ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせることで、車両や歩行者だけでなく、自転車、自動二輪車、さらには交差点での検知にも対応し衝突回避や被害軽減をサポートするほか、低速時ブレーキサポート(前進・後退)、車線逸脱抑制機能、先行車の発進だけでなく信号の切り替わりにも対応した「発進お知らせ機能」、フロントパーキングセンサーなど、多様な運転支援機能が標準装備される。
スズキのコネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応。万一の事故やトラブルの際にオペレーターにつながる「スズキ緊急通報」や、スマートフォンからエアコンのON/OFF操作ができる「リモートエアコン」といった便利なアプリ機能が利用可能となる。
月間の目標販売台数は3500台となる。
グレード | エンジン | 駆動 | 変速機 | 燃料消費率 WLTCモード走行 (km/L) | 燃料消費率 JC08モード走行 (km/L) | エコカー減税 (重量税) | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A (受注生産) | 0.66L DOHC | 2WD | CVT | 25.8 | 29.4 | ― | 114万2900円 |
4WD | 23.8 | 27.3 | 127万4900円 | ||||
L | 2WD | 25.8 | 29.4 | 119万7900円 | |||
4WD | 23.8 | 27.3 | 132万8800円 | ||||
HYBRID S | 0.66L DOHC 吸排気VVT (マイルドハイブリッド) | 2WD | 28.2 | 33.4 | 50% | 130万1300円 | |
4WD | 26.2 | 30.2 | 143万2200円 | ||||
HYBRID X | 2WD | 28.2 | 33.4 | 146万9600円 | |||
4WD | 26.2 | 30.2 | 158万9500円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スズキ)
人気の「カワイイ」系、そのパイオニアとして登場 2002年に登場した初代アルト・ラパンは、当時の軽乗用車市場ではまだ浸透していなかった「カワイイ」というサブカルチャー的な要素をいち早く取り入れたパイオ[…]
バイクの世界に見るスズキの”武闘派”ぶり スズキといえば、軽自動車や小型車などの実用車メーカー…と思っている人が多いでしょう。かゆいところに手が届く、使い勝手のいい経済的なクルマを手ごろな価格で提供す[…]
軽自動車は「いつか欲しい」憧れの存在だった 多くの商品の進化の過程は、経済発展にともなう庶民の欲望の変遷にシンクロしている。「いつか欲しい」と憧れる貧しい時代に始まり、やがて手が届くようになると「もっ[…]
なぜ「軽」で、なぜ「ワゴン」なのか。日常という名の大切な場所 「RS1プラス」を語る上で、まず理解すべきはその土台、つまりベース車両の選択にある。先行モデルの「RS1」が商用車ベースのエブリイバンを採[…]
フロントグリルとフロントバンパーの意匠を変更 今回の一部仕様変更では、R06D型エンジンとマイルドハイブリッドを新たに採用し、軽快な走りと高い燃費性能の両立を実現。 デザインではフロントグリルとフロン[…]
最新の関連記事(軽自動車)
人気の「カワイイ」系、そのパイオニアとして登場 2002年に登場した初代アルト・ラパンは、当時の軽乗用車市場ではまだ浸透していなかった「カワイイ」というサブカルチャー的な要素をいち早く取り入れたパイオ[…]
働く現場を熟知した、実用性とタフネス設計 ハイゼット(アトレー)の設計思想の根幹には、「いかに効率よく、そして確実に荷物を運び、仕事をこなせるか」という、働くクルマとしての明確な目的意識がある。それを[…]
クーペのかっこよさと手頃な価格水中メガネの愛称で人気者に ホンダが1967年春に発売したN360は大ヒットし、軽自動車ブームの火付け役になった。N360が街にあふれるようになると、並みの軽自動車では飽[…]
おしゃれなベージュカラーを内外装に散りばめた特別仕様車 今回導入される特別仕様車「クリームコーデ」は、ワゴンRスマイル HYBRID Xをベースに、おしゃれなクリームデザートをモチーフとしたボディカラ[…]
ホンダ N360(1966〜1968) 半人前扱いだった軽自動車を若者の憧れに変身させた、二輪車で培った高性能技術。 民主的、という言葉を自動雑誌で使うのは勇気がいる。けれど、ホンダN360という軽自[…]
人気記事ランキング(全体)
置くだけ簡単のシリコン製スマホスタンド 現代人にとってスマートフォンはほぼ必需品である。乗車時においても、ナビゲーション機能やハンズフリーでの通話、音楽を流すなど、筆者にとってはなくてはならない存在だ[…]
助手席の足元付近に貼るだけでOK! 200%性能UPのプレミアムシリーズ 安定化二酸化塩素を採用した、消臭・除菌剤シリーズ「ドクターデオ」は、カーグッズを多数リリースするカーメイトのブランドだ。201[…]
バイクの世界に見るスズキの”武闘派”ぶり スズキといえば、軽自動車や小型車などの実用車メーカー…と思っている人が多いでしょう。かゆいところに手が届く、使い勝手のいい経済的なクルマを手ごろな価格で提供す[…]
コンセプトとベース車両の選択 「コンパクト バカンチェス-N ひとり旅」の根幹をなす思想は、”ひとりのための最高の空間”を、日常使いも可能なコンパクトな車体で実現することにある。このコンセプトを具現化[…]
軽自動車は「いつか欲しい」憧れの存在だった 多くの商品の進化の過程は、経済発展にともなう庶民の欲望の変遷にシンクロしている。「いつか欲しい」と憧れる貧しい時代に始まり、やがて手が届くようになると「もっ[…]
最新の投稿記事(全体)
人気の「カワイイ」系、そのパイオニアとして登場 2002年に登場した初代アルト・ラパンは、当時の軽乗用車市場ではまだ浸透していなかった「カワイイ」というサブカルチャー的な要素をいち早く取り入れたパイオ[…]
学生が蘇らせたシビックRSが「ラリー・モンテカルロ」に参戦 今回のチャレンジは、「技術の伝承」と「挑戦文化の醸成」を目的とした「50周年記念チャレンジ企画」の第一弾であり、ホンダ学園の理念を体現する取[…]
助手席の足元付近に貼るだけでOK! 200%性能UPのプレミアムシリーズ 安定化二酸化塩素を採用した、消臭・除菌剤シリーズ「ドクターデオ」は、カーグッズを多数リリースするカーメイトのブランドだ。201[…]
ナッツRV「ラディッシュ」の実力。二段ベッドが常設、広々とした車内空間。 キャンピングカー選びで悩ましいのが、就寝スペースと荷物スペースの両立だ。ベッドを展開すれば荷物が置けず、荷物を優先すると快眠が[…]
バイクの世界に見るスズキの”武闘派”ぶり スズキといえば、軽自動車や小型車などの実用車メーカー…と思っている人が多いでしょう。かゆいところに手が届く、使い勝手のいい経済的なクルマを手ごろな価格で提供す[…]
- 1
- 2